ユーロスイスフラン暴落のちょっとした背景

丸1ヶ月も更新がありませんでしたが、実は12月からの多忙が重なり日常生活が行えていないような状態になっています。そのため毎週更新の再開はもう少し先になります。


さて、今回はユーロ/スイスフランの暴落についてちょっと思うことがあったので書いておきます。実際どのような暴落があったかはトレーダーなら誰でも知っているでしょうから簡単な説明だけしておきます。

今回はユーロ/スイスフランの1.2というレートの維持をやめることをスイス国立銀行が発表したことで、急激なスイスフラン高となりわずかな間に大暴落しました。現在も1を少し下回った程度ですから、それでも結構なマイナスです。


なぜこのような大暴落が起こったのかと言いますと、もちろん発表によりスイスフランの価値が減少したということもありますが、1.2を下回らないという予想でストップを置いたトレーダーが多かったためという背景もあります。

この1.2という水準はスイス国立銀行がはっきりと明言した守備ラインでしたから、その発言が撤回されない限りはユーロ/スイスフランのレートが1.2以下になることはないため、1.2を少し下回ったところにストップを置いて買い注文をすれば実質必ず勝つことが可能だったわけです。

しかしこの「必ず勝つ」という裏にはスイス国立銀行が「1.2を維持する」という声明を撤回した場合には、1.2のすぐ下にあるストップが大量に狩られて過去に例を見ないほどの大暴落となる、という問題がありました。そして今回はその問題が起こってしまったと。


これはリミットとストップの関係と似ています。

リミットを小さく、ストップを大きくすれば勝率が上がりますが、1回の負けが大きくなります。そして今回は1.2を背景にトレードすればほぼ必ず勝ちますが、1.2が維持されなくなった場合は大敗する。もちろん全く同じではないですが、どちらも確率の偏りが発生しているだけで有効性にはつながらなかったわけです。


ちなみに暴落により被害をこうむったトレーダーは多かったでしょうが、こういった方は1.2を背景としたトレードで小銭を稼いでいたはずですから、見た目ほどは大きな問題ではないはずです。もちろん強制ロスカットがある程度きちんと機能する日本の業者を使った場合の話ですが。

それと今回まだ明るみになっていない大きな問題はもう一つあります。

今回の暴落は1月15日に起こっています。つまり年を越してしまっています。そして確定申告は2〜3月、つまり去年分の利益は確定したにもかかわらず、今回の大敗でそれを失った場合、手元にはお金がないのに納税の必要が出てくるわけです。

もしも運よく追証を食らわなかったとしても税金に終われる日々になってしまいます。なんとも救いようがない話です。


追記:今回の暴落で相当な追証が発生しているようですが、それが事実だとするとその負債を一時的に肩代わりしているFX業者の負担が大きくなり、結果としてFX業者の廃業・撤退が増えることでしょう。前回同じような暴落があった際に廃業した業者もあったので、今回もその可能性があることを追記しておきます。


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円安にも意味がある(はず)

いやぁ、ブログを1ヶ月休んでいる間に相場がこんなにも動くとは思いませんでした。今日のドル円相場で115円を超えている状態です。120円も視界の範囲内でしょう。

この急激な円安の動きを受けて、このブログのアクセス数も上がってましたが、その間チェックもほとんどしていなかったため、時事ニュースを取り上げることもなかったのは残念。いろいろと解説のチャンスや需要もあったかもしれません。


さて、今回はこの円安騒動で気になったのが、この円安は意図があって行われたものだということ。

自然に円安に向かったわけではなく、充分な意図を持って円安に誘導されているというのはポイントだと思っています。


<アベノミクスの続行?>

アベノミクスの際に「急激な円安はよろしくない」ということで円安方向への動きを是正するような発言がされることがありました。そして現在、追加金融緩和(黒田バズーカ2)により、さらなる円安が開始されています。

つまりはアベノミクスで円安になった際はより負担の大きい急激な動きを避けるために、円安への動きを鈍くしたものの、決してその円安水準に満足していたわけではなく、2年の月日を経て円安に対応した経済状況となったことで円安への動きを再開したのだと思います。


<アベノミクスから2年、消費増税>

アベノミクスが始まったのが2012年の年末、そして今回の「黒田バズーカ2」が2014年の11月ですから、2年という月日での試行となります。ぴったりと言うわけではないですが、ある程度考えられたシナリオだったかなという感じもしないではないです。

また消費増税も裏にある気がします。消費増税は年末での決定とのことですから、その前に景気がいい雰囲気を作っておく必要もあるのかなと。官房長官が「11月と12月のGDP速報値で決める」と発言したそうですし、もしかしたらそれの底上げも背景にあるのかもしれません。


<円安生活に切り替え>

まぁいずれにしても国は円安に向かわせていることは間違いないですから、自分の生活を円安対応していく必要はあると思います。

円高のときも「国が悪い」ばかり言う方が多かったですが、円高にもそれなりにメリットはありましたし、円安にもメリットはあるはず。と言っても円高とは違い、購入ではなく売却のメリットになりますから、それこそ企業の収益が上がり給料が上がるかも、ぐらいしか思いつきません。

自分で海外になにか売るのは難しいですし、やはり円安にメリットというのは庶民には直接的ではなく理解されにくいところはあるのかもしれません。


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外為オンライン 新注文「iサイクル注文」を斬る

今日は2記事更新です。やる気があるからというわけではなく、10月は丸々更新を休みますから、今書いておかないと風化してしまう記事は先に書いてしまいたいのです。11月は遅くとも前半までには更新再開します。


さて、一記事目は外為オンラインの「iサイクル注文」についてです。

10月1日よりサービス提供が始まる外為オンラインのサービスですが、このブログを読んでいる方なら分かると思いますが、これはマネースクウェアジャパンの「トラップリピートイダン」と同じです。


<どのような注文方法か>

この「iサイクル注文」、および「サイクル注文」というのは、一定間隔幅でIFO注文を自動で発注し、その注文を繰り返すというもの。つまりは相場全体の変動幅が一定である場合、その中でトレードを繰り返すために利益が出ます。想定変動幅を超えた場合は損失の可能性があります。

「iサイクル注文」は相場変動が起こるとシステムが注文の条件を自動で変えてくれる機能、「サイクル注文」は当初決定した注文を繰り返すため相場変動に対応させるのは手動となります。


<効果なし>

まずはっきりと書いておきますが、この注文方法には効果がありません。テクニカル・ファンダメンタルを参考にしていませんし、ナンピン・マーチンゲールを組み合わせた手法なので、「勝率が高く、負けたときに非常に大きい」という性質を持っています。もちろん相場に反復性があるというのであれば別ですが、私も過去に検証しましたがそんな性質は確認できていません

さらに外為オンラインの解説ページを見ると、利食いレートと損切りレートに大きな差があります。利食いは10Pips、損切りは300Pipsですから、基本勝率は96.77%であり、これが自動設定の値だとすると塩漬け的な要素を多分に含むことになります。つまりは負けるときは非常に大きな負けになるということです。塩漬け・ナンピン・マーチンゲールの3者を使うということで勝率的には無敵ですが、負けたときは悲惨極まりない(苦笑)


<まさかの手数料有り>

かなり小さくこっそりと表記されていますが、実はこの注文方法には手数料がかかります

そしてその額は1000通貨あたり40円、つまり1万通貨あたり400円という異常な高さ。もしもこれが1回の設定あたりであれば高くはないですが、スプレッドを同列表記していることを考えると1回の注文あたりで間違いないでしょう。はっきり言って「ぼったくり」です。

ドル円スプレッドが1Pipsですから、1000通貨40円とすると単純に4Pips相当となりますから、スプレッドが5倍になったのと同じだけ有効性を失うことになります。可能性としてはきわめて低いですが、もしこの注文方法に有効性があったとしても、手数料分を超える有効性が発現するとは考えられません。話にならないレベルの手数料の高さです。


<背景>

この注文方法は「トラップリピートイフダン」と同じであるのですが、実はこの「iサイクル注文」以外にも同じような注文方法を採用しているFX業者はいくつもあります。

こういった値幅反復系の注文方法というのは「業者にとって」大きな利益を生む可能性があるため、次々と採用されている背景があるようです。

FX業者としてはとにかく注文してもらわないと利益が生まれません。そしてこの注文方法は一度設定するとトレーダーが確認していない間もトレードさせることが出来ます。ということは業者にとって注文回数を増やすことにできる絶好の契約であるわけです。

もしもトレーダーが面倒くさがって取引画面を見なかったとすると、取引口座の資金が尽くまで業者に持っていかれてしまいます。そもそもこの注文方法は「勝率が高く、負けたときが大きい」ため最初の勝ちを過信して確認を怠ってしまうような絶妙な注文方法だったりもします。


まぁとにかく今回の外為オンラインの「iサイクル注文」の注文方法はオススメはしないということと、今回の注文方法の手数料の異常な高さ、そして以前導入され現在は休止中の「オフセット注文」の設定値(トレーダーに非常に不利)もそうですが、トレーダーを勝たせる気が「全くない」注文方法を次々と導入したことで、外為オンラインの信用度は地に落ちたと思っています。

今回の異常な手数料の高さを見たことで、まだ残しておいた外為オンラインの残高を全額引き出すつもりです。ここまでの暴利を求めるのであれば、運営に問題があるとしか言いようがないからです。自分的には「外為オンライン」に黄色信号どころか赤信号が点灯した一件でした。


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posted by ゼロハジ at 2014年09月26日 22:23 | Comment(6) | FX時事ネタ

欧州中央銀行の「マイナス金利」とは

そういえば最近はファンダメンタルを全然チェックしていませんでした。検証も2つしかやっていませんし、どちらもファンダメンタルは関係ないのでファンダメンタルへの興味が全くなかったと。そこで久々に為替ニュースを見ると「欧州中央銀行 異例のマイナス金利」の文字が、今回はこの「マイナス金利」について調べてみました。

まずは引用から。

ヨーロッパ中央銀行は企業への貸し出しを促すため金融機関が中央銀行に資金を預けると実質的に手数料がかかる異例の政策に踏み切りましたが、効果を疑問視する声も出ていて、景気を下支えしユーロ圏がデフレに陥るのを防ぐことができるかが注目されます。

ヨーロッパ中央銀行は5日、定例の理事会を開き、7か月ぶりに主要な政策金利を過去最低の水準となる0.15%に引き下げることを決めました。
さらに、金融機関が中央銀行に余剰資金を預ける際につける金利をマイナスにする、つまり実質的に手数料がかかる状態にして貸し出しを増やすように促す異例の金融政策の導入を決めました。
この「マイナス金利」と呼ばれる政策は金融機関の収益を圧迫し、逆に貸し出しが減るおそれが指摘されるなど、効果を疑問視する声も出ています。

引用元:欧州中央銀行の異例の政策 疑問視の声も



政策金利も0.15%という低い水準になったことも驚きですが、ニュースでは「マイナス金利」というキーワードが注目されていて、今回のニュースのポイントはこの「マイナス金利」のよう。

引用元のニュースによれば「金融機関が中央銀行に余剰資金を預ける際につける金利をマイナスにする」と解説されていますが、この解説では意味がよく分かりません。

別のニュースをチェックしたところ、金融機関とは民間銀行のことであり、民間銀行の余剰資金を中央銀行に預けにくくするためにマイナス金利を施すそうです。預けにくくなった余剰資金は企業への融資に回されるのではないかという思惑。


そもそもなぜ民間銀行が中央銀行に預金するのかという点で疑問なので話の理解度が上がらない感じです。あるとすればお金管理のコストの問題でしょうか、マイナス金利になった以上中央銀行に預けるにはある程度のメリットがないと預ける意味がないですから、そう考えると多額の現金を保管しておくコストを削減するために中央銀行に預けているのかもしれません。

いずれにしても正攻法な政策というイメージはないです。ニュースでもマイナス効果の声が上がっていますし、デフレが懸念される中での政策としては確実なプラス効果があるとは言いがたいところ。


<為替への影響>

この発表に伴いユーロは急落、そこから一気に戻し急落分を超えるほどの上昇を見せています。現在は相場は落ち着いていてややユーロ安への動きが見られます。

ただこれはマイナス金利からの影響なのかは不明なところ、同時に政策金利の引き下げもありましたし、追加緩和も行っていますから、今回の発表全体での影響と見るのが正しいと思います。

今後については一概には言えないでしょう。すでに一方的な動きはなくなっていますから、どうなるかは全く分かりません。新しいニュースに注目しながら相場に挑むのがいいと思います。


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posted by ゼロハジ at 2014年06月06日 18:54 | Comment(0) | FX時事ネタ

大証FXが今秋で取引休止

以前から人気が低迷していた「大証FX」が取引を休止することが発表されました。以下引用です。

日本取引所グループは、傘下の大阪証券取引所が運営している外国為替証拠金取引(FX)市場「大証FX」を今秋に休止する。取引量の低迷が要因だ。

大証FXは2009年7月に開設され、当初は順調に取引量を拡大した。しかし、その後の税制改正などにより、FX専業の会社やネット証券が運営し、取引所を介さない「店頭FX」に対する優位性を失った。手数料が低い店頭FXに顧客を奪われた結果、「ピーク時の4分の1に減少し、事業として成り立たない」(日本取引所グループの斉藤惇最高経営責任者=CEO)ため、休止を決めた。

決済の猶予期間を半年程度を設け、休止の目途は10月としている。

引用元:大証FX取引市場が今秋休止 取引低迷で



<開始直後から不人気>

現在メジャーなのは店頭取引ですが、すべてのFX取引が申告分離課税化される前は「取引所取引」と呼ばれる申告分離課税が適用される「くりっく365」もある程度支持されていました。

その状態で進出してきたのが「大証FX」。こちらも取引所取引となっているため申告分離課税が適用され、また「注文板」「買い気配」など株式投資に近い(らしい)取引が可能という「くりっく365」との明確な色分けもされていました。

しかしサービス開始直後から圧倒的不人気。私もいくつも「大証FX」のFX口座のデータはまとめましたが、「本当に使っている人がいるのか?」と疑問になってしまうほど取引しているという話が出てこない不人気振りでした。


<とにかく分かりにくい>

一応私もFXトレーダーなので「大証FX」が開始されて少ししてからデモ口座でのトレードをやってみたことがあります。

その印象は「分かりにくい」の一言。通常のFXトレードとはまったく違う取引方法となっているために、従来のFX口座から「大証FX」の口座に慣れていくのはかなりの手間がかかることでしょう。

またメリットがそれほど大きくないという点もあります。確かにその当時は申告分離課税は貴重でしたが「くりっく365」があれば事足りますし、「大証FX」は店頭取引とは違って取引手数料もあります。またスプレッドの概念がないことはメリットというべきかどうか。明確なメリットといえば「板情報」を見れることぐらいでしょうか。


<実は予想できていた?>

1年ほど前に「東京証券取引所グループと大阪証券取引所の経営統合」のニュースは発表された際に、同じ取引所取引である「東京証券取引所のくりっく365」と「大阪証券取引所の大証FX」の2ついらないだろうとは思いました。

統合されて同じグループとなるわけで、しかも「大証FX」の目に見える不人気があるわけですから、「大証FX」の休止は別段驚くことでもないと言えます。


これから取引休止から終了へと向かっていく気がしないでもないですが、取引所取引という強みを生かして何らかのパワーアップを遂げて帰ってくることもあるかもしれないですね。とりあえずは休止の流れということで知っておいたほうがいいかもしれません。


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ここ最近の日経の乱高下の原因
posted by ゼロハジ at 2014年02月28日 15:24 | Comment(0) | FX時事ネタ

ここ最近の日経の乱高下の原因

私はあまりニュースは見ないほうなのですが、それでもここ数日で何度も目にしたのが「日経平均の乱高下」のニュース。数日で1000円以上下げたとか、戻しで200円以上上げているとか、ニュースになるほどですから結構な値動きなのでしょう。今回はその日経平均の動きが激しくなったことについて調べてみたいと思います。


<ここ数日の日経平均>

まずニュースの原因となった日経平均の動きから追ってみます。

1月29日の段階での日経平均株価は15383円、そこから4日連続で下げ、2月4日には14008円という安値をつけます。今日は2月7日ですが、現在時点で14439円とそこそこ大きな戻しとなっています。

4日で1000円以上の下げというのは大きいですね。過去になかったわけではないですが、ニュースになるくらいのことではあると思います。戻しのほうはそれほどでもないですが、おそらく円相場に関係してニュースになったのではないかと。

104円台を推移していたドル円相場が日経平均と同じく急落し100円台に、そしてそこから少し円安方向へと動いて日経平均も良化したという状況でしょうか。


<動きとその背景>

背景としては円高、円安と言うよりは、「新興国の経済不安からの世界同時株安」の動きを受けて日経平均が動いているよう。以下引用です。

新興国リスクへの警戒感から世界同時株安の様相に陥り、日本の株式市場でも日経平均株価が連日のように下落している。2014年2月4日の終値は前日比610円66銭安の1万4008円47銭。下げ幅は今年最大で、3か月ぶりに1万4100円を割り込んだ。

その問題視されている新興国市場だが、MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)が新興国の平均株価として定めているMSCI新興国市場株価指数でみると最近の1か月で7.5%程度下落し、下げ幅は13年1年間の5%を上回ってしまった。

引用元:新興国経済不安で世界同時株安、日本も直撃 きっかけはアルゼンチン、中国、ウクライナ…



新興国での不安と言うのは中国の景気指数の悪化、アルゼンチンの通貨切り下げ、ウクライナの政治情勢の悪化、また他の国の影響もあるにはあるようです。

そしてこういった経済状況の悪化が影響してきて世界同時株安が起こり、当然のごとく日本の日経平均にも影響を与えることになったということのようです。


テレビでは「アベノミクスの不信感による下落」と解説されていましたが、すでに半年以上も前からアベノミクス関連の動きは終わっていて、それどころかアベノミクスの実現度についての疑問も同じく半年以上前から言われています。ですから今回の件はアベノミクスとはほとんど関係ありません。マスコミというのはいつだって政府の敵なんでしょうか(苦笑)


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いまさら「2013年ノーベル経済学賞者3名」を解説
「ランダムな結果と同じ」という小さくて大きな謎
posted by ゼロハジ at 2014年02月07日 17:34 | Comment(0) | FX時事ネタ

いまさら「2013年ノーベル経済学賞者3名」を解説

「効率的市場仮説がノーベル経済学賞を受賞」というニュースを知ったのは、実は先日の相場用語の英語表記を調べているときのことでした。しかも受賞したのは今年の10月というではないですか、ぜんぜん知りませんでした。

まずはニュースから引用です。

(CNN) スウェーデン王立科学アカデミーは14日、2013年のノーベル経済学賞を米シカゴ大学のユージン・F・ファーマ教授とラース・ピーター・ハンセン教授、米エール大学のロバート・J・シラー教授の3氏に授与すると発表した。資産価格に関する実証的な分析が評価された。

同アカデミーによると、3氏の研究は資産価格に関する理解の基礎を築いた。短期的な資産価格の予測は困難な一方、3〜5年先といった比較的長期の価格は広い意味で予測が可能なことを示したという。

研究の結果、株価指数連動型ファンドが生まれ、年金基金などの主要な運用先になっている。

引用元:CNN.co.jp : ノーベル経済学賞、米大教授3氏に 資産価格の分析を評価



ということなので、それぞれの理論により資産価格の予想の可能性を示し、ノーベル経済学賞の受賞にいたったようです。共同研究というわけではないようです。


<ファーマ教授の効率的市場仮説>

ここからはそれぞれの教授の理論を解説していきましょう。

一人目のユージン・F・ファーマ教授の理論は「効率的市場仮説」です。

FXでもかなり一般的な理論なので、知っている方も多いこの理論。内容としては「市場はすべての情報を反映する」というもので、そのため市場価格の予想をすることは困難・不可能であるとし、相場のランダムウォークの説明として使われます。

どこまでが元の理論でどこまでが発展した理論なのかはわかりませんが、「敗者のゲーム」の「効率的市場仮説」の解説によれば、もしこれから相場に影響を与える何らかの発表があるとした場合、それが相場に与える影響はまったく予想できないため2分の1の確率で良い(上昇)ものであり、もう2分の1の確率で悪い(下降)ものとなるそう。さらに発表後には「即時に」その影響が相場に反映されるために、その情報による価格変動の余地は0となり、結局は予測不可能なランダムウォークとなってしまうとのこと。

経済指標で考えると、発表前の予想数値はすでに相場に織り込まれている状態で、実際の発表による影響は予想数値との際によって修正される形となります。もちろん予想数値よりもプラスの数値が出るかマイナスの数値が出るかを分かる方法はまったくなく、その価格の修正も即時に行われるためにランダム化していると考えられるわけです。

ちなみに私も現在、経済指標の発表の影響を検証してますが、たとえ予想数値と大きな乖離がある数値が発表されたとしても、その影響はごく短期間であるように見えます。このあたりの結果はもう少しでデータをまとめて記事にしたいと思います。


<ラース・ピーター・ハンセン教授の功績>

さて、二人目のラース・ピーター・ハンセン教授は「一般化モーメント法」を確立したことで有名だそうです。これは計量経済学における計量手法の一つとのこと。また他にもさまざまな功績があるようですが、かなり専門的な分野なのかネットではあまり情報が見つかりませんでした。

しかし気になる情報がひとつだけ見つかりました。それは「金利平価説」が成立しないことを実証したという話。

「金利平価説」というのは、金利差がある通貨同士のレートは金利が大きいほうの通貨が安くなる傾向がある現象のこと。ドル円においてドルの方が金利が高いため、円高ドル安になっていくという説。簡単そうで難しい理論なので自分で調べたほうが分かりやすいでしょう。

そしてこの「金利平価説」が先ほどの「一般化モーメント法(GMM)」により成立しないことが証明されたそうです。


素人考えでいくと、金利差がある場合はその優位性はマイナスの方向への動きで消されるというのが定説(つまりは金利平価説)でしたが、それが実証されないということはスワップがある方には微量ながらでも有効性があると考えることができるということ? この研究がされたのが1980年ということですから、それならすでに一般的に広まってそもそも金利の優位性はマイナスの動きで消されるという理論すら出てこないはずですが・・・うーん、分かりません。また違った別の理論なんでしょうか?


<ロバート・J・シラー教授の行動経済学>

ロバート・J・シラー教授は「S&Pケース・シラー住宅価格指数」や行動経済学で有名な教授。

「S&Pケース・シラー住宅価格指数」は現在でも普通に使われる指標、アメリカの住宅価格の変化を捉えた指標であり、住宅価格から経済の動向を探っていくために使われています。

また人々の行動は常に合理的ではなく、人間的な心理要因が誤差を作り出す原因になっているのではないかという行動経済学を有名にした。そのため今回の経済学賞は「効率的市場仮説(合理的)」と「行動経済学(非合理的)」の相反する理論の提唱者が同時に受賞したという珍しいものとして取り上げられたようです。


うーん、これだけ研究されていて価格形成のメカニズムが判明していないということは、トレーダーがその予想で困るのは当然かもしれませんね。しかしこういった研究から「インデックスファンド」が一般的になったりもしているそうなので、身近には感じないかもしれないですが大いに関係のある事柄なのかもしれません。


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雇用統計も発表延期 アメリカ政府機関一部閉鎖

日本ではあまり考えられませんが、アメリカのほうはそこそこ大変なことになっているようです。以下引用。

アメリカで与野党の対立から予算が成立せず政府機関の一部閉鎖が続いているため、日本時間の4日夜に予定されていたアメリカの雇用統計の発表が延期されることになり、世界の投資家が注目する重要な経済指標の発表にも影響が及んでいます。

アメリカ労働省が毎月発表する「雇用統計」は失業率や就業者数の動向を示す経済指標で、日本時間の4日夜、先月の結果が公表される予定でした。

統計の内容は、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が今の量的緩和を縮小するかどうかの判断を左右するとして、世界の投資家が注目していました。

しかし、政府機関の一部閉鎖が続き職員の大部分が自宅待機になっているため、労働省は、雇用統計の発表を延期することになりました。

いつ発表できるかについて、現時点では未定だとしています。
また、個人消費や住宅関連の経済指標を公表する商務省なども統計の発表を延期しています。

引用元:米政府一部閉鎖で雇用統計発表延期 NHKニュース



雇用統計は経済指標の中でも最も影響力が強いものですから、それが発表延期、しかも再発表の日時も決まっていない状態というのはそれなりに大きな影響を与えそうです。また他の指標も延期ということで、アメリカの経済指標でのトレードをしていた方にとっては厄介な事態だと思います。


<なぜ政府の一部閉鎖>

ニュースなどでアメリカの政府機関が一部閉鎖されたことは知っていましたが、そもそも何故一部閉鎖になったかというところは詳しくは説明されていませんでした。、今回調べてみたところあまり詳しく解説しているニュースもなく、単純に「議会で意見が対立する→予算が成立してもらえない→予算の目途が立たず緊急性の低い政府施設を閉鎖」ということのようです。

警察や医療などの業務は続いていますから、致命的な影響は避けられているようですが、テレビのニュースによれば観光関係の施設は閉鎖されているようで、せっかく旅行に行ったのにお目当ての施設が閉鎖中ということも起こっているようです。


<債務不履行の危機>

また別の問題として「債務不履行(デフォルト)」の問題も挙げられています。

以前にもありましたが、アメリカの債務上限が限界に迫ってきていて、それが17日で限界に達してしまうとのこと。ですから債務上限の引き上げが合意されないと債務不履行、つまりデフォルトとなり、アメリカの債権の信用が大きく下がってしまいます。

まぁこれは現実的な流れではないと思います。アメリカを捨ててまで債務上限引き上げに合意しない意味も分からないので、最終的に合意するのは目に見えています。ただこういったリスクがあるというだけで相場には影響してくることでしょう。


とにかく経済指標の発表日時は要チェックですね。延期されたものがどこで発表するのかというのがありますし、その場合は発表が集中して大きな流れになる可能性も高いです。今後のアメリカの政治の動きもありますし、トレードしにくい状況が続くかもしれないですね。


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店頭取引がまたもや不利に?
posted by ゼロハジ at 2013年10月07日 14:25 | Comment(0) | FX時事ネタ

店頭取引がまたもや不利に?

FX業界に影響を与えそうなニュースがありましたので以下引用します。

FX(外国為替証拠金取引)市場が、大きな分水嶺を迎える可能性が出てきた。近年、FX市場は取引所を介さない業者間の店頭市場(OTCマーケット)を主体に投資が行われ、市場規模も巨大化していたが、場合によっては、来年度(2014年度)には総合取引所を介した取引所取引に需要が向かうという、“大転換”が起こりかねない情勢になりつつある。

この背景にあるのは、金融庁が本日行った平成26年度(2014年度)税制改正要望だ。金融庁は同要望に「金融所得課税の一体化」を盛り込んだ。具体的には、現状、「金融商品に関わる損益通算の範囲が上場株式、公募株式投信に限られている」ことについて、損益通算範囲を「デリバティブ取引、預貯金まで拡大する」ことを盛り込んだ。

デリバティブ取引は、スワップ、オプション、先物取引などであり、FX取引も含まれる。そのうえで金融庁は、取引所取引と店頭取引に分かれているデリバティブ取引について、「とくに、総合取引所に係るデリバティブ取引については、早期に実現すること」を求めた。金融庁の要望通りになると、FX取引のうち、取引所取引の部分は損益通算が可能となる一方で、店頭取引の部分は損益通算の対象とならないという税制面での優劣が生ずることになる。

引用元:金融庁が仕掛ける、FX市場の“大転換” | 産業・業界 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト



ということで、2014年度にまたもやFXの税制が改正され、しかもそれは取引所取引(くりっく365、大証FX)に「だけ」有利になるのではないかというこのニュース。

具体的に有利になるといわれている点は「損益通算の範囲の拡大」ですから、FX業界にとっては得になる話ではありますが、そこに「取引所における取引については早期に実現」という意思があることで、取引所取引と店頭取引の間に税制上の差が生まれてくるのではないかという懸念です。


<大転換になる可能性はほぼない>

記事は危機を煽っている感じですが、もしこれが実現したとしても引用記事のサブタイトルのように「店頭取引の急縮」が起こる可能性はまずありえません

というのも、皆さんもご存知のように取引所取引と店頭取引の税制が同じになったのはつい最近のことです。それまでは取引所取引だけが申告分離課税で税率が低く、損益通算も可能という税制優遇でしたが、現在は店頭取引も申告分離課税となりその差は埋まりました。

ですがそれ以前というのはそれぞれの税制に大きな差があったわけです。取引所取引のほうが税制的に大きく有利でしたが、店頭取引の規模は取引所取引を上回るほどでした。

これだけの差があっても店頭取引が優位だったのですから、損益通算の範囲拡大ぐらいで取引所取引が優位になる可能性はほぼ全くありません。取引所取引というのは安定的な取引のためにスプレッドの縮小をしませんから、どこまでいっても店頭取引にある程度の分があることは目に見えます。


<損益通算範囲拡大の意味>

何かおかしいと思っていろいろ調べていたんですが、引用記事の解説は少し足りなかったようです。

現在のFXは取引所取引、店頭取引ともに申告分離課税で損益通算も可能です。しかしこの損益通算というのはデリバティブ取引「内」での損益通算で、たとえば普通の株式投資の損益を通算することはできないと。それが今回、損益通算の範囲拡大によってそういったことも可能になるということのようです。すでに可能な損益通算ができるようになるという記事なのかと思って軽く混乱しました(笑)

それと調べているうちに分かったのですが、「総合取引所における取引について・・・」の一文がないものの、損益通算の範囲が拡大については去年の要望にも書かれています。もちろんデリバティブ取引を含む損益通算の範囲の拡大についてです。

ですから今回も要望にはなっていますが、どの程度実現するかは不明です。去年も同じ要望があってデリバティブ取引についてはそのままでしたから、今年必ず改正するとは限らない気がします。あくまでも可能性だけの話でしょう。


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posted by ゼロハジ at 2013年09月03日 13:14 | Comment(0) | FX時事ネタ

スキャルピングは悪なのか

ちょっと面白い記事を見つけたので紹介します。以下引用。

外国為替証拠金(FX)取引会社が、短時間で売買を繰り返す高速・高頻度取引への対応に苦慮している。売買増加に寄与する一方、価格形成がゆがむといった弊害も大きくなってきたためだ。

4月以降に急速に広がったとされるのが、頭の皮を薄く剥ぐことを意味する「スキャルピング」と呼ばれる取引手法だ。持ち高をその日のうちに決済し、取引を翌日に持ち越さない「デイトレード」の一種で、わずかな値幅を狙って数秒から数分で売買を繰り返す。

日銀の量的・質的金融緩和や、米量的緩和の早期縮小観測などで、「ドル・円」相場の変動率(ボラティリティー)が上昇。短時間で収益を得られる機会が増えたことが取引拡大の背景にある。

投資家は手動ではなく、専用ソフトなどを使って、瞬間の値動きを利用して売買する。「複数の投資家が同時に同じ売買をする例などが見受けられる」(FXプライムの安田和敏マーケティング部長)という。

結果的に短時間に大量の注文が集中し、FX会社が提示する価格が大きく振れる事態も増えた。あるFX会社の幹部は「顧客の注文を取り次ぐ『カバー先』の金融機関から苦情も多くなった」と打ち明ける。

売買の増加はFX会社の売り上げ増につながるが、ドル・円は実質的な手数料に当たるスプレッド(売値と買値の差)が他の通貨ペアより小さいため、「収益は上げにくい」(マネーパートナーズグループ)ようだ。

大量の注文が集中すれば、システム障害の原因にもなるとあって、各社は抑制策を打ち出し始めた。最大手のGMOクリック証券は7月29日から、ドル・円取引の最大数量を従来の1注文当たり200万通貨から100万通貨に引き下げた。

禁止事項に短時間の高速・高頻度取引を盛り込む動きもある。場合によっては取引制限や口座解約を科すという。

例えばSBIFXトレードは「短時間に頻繁に行われる取引で、他の投資家に悪影響を及ぼすと認められる注文」を注意事項に明記。DMM.com証券は「短時間での注文を繰り返し行う行為」を禁止事項に加えた。

引用元:FX、荒れる価格 高速・高頻度取引に市場苦慮 :投資最前線:マネー :日本経済新聞



FXの売買の中でスキャルピング手法が増えてきたことにより弊害も出ているというこの記事。スキャルピングの増加は実はなんとなく感じていました。FX口座の評判の書き込みを見ても80%がスキャルピングという状況で、かつてないほどにスキャルピングが流行っているなぁと。

経済指標でのスキャルピングに関してはずいぶん前からありますし、それの対応は私が始めた2008年の時でもすでに言われていることですから、おそらく今回の件は日常時のスキャルピングのことだと思います。


<スキャルピングは悪か>

この記事にもあるようにスキャルピングがFX会社に負担をかけているのは間違いないでしょう。

まず何度も注文を出すことでサーバーに負担をかけますし、また取引をカバーする場合にはそちらにも負担がかかります。さらにスキャルピングが大きな値幅を狙いませんから、必然的に1回の注文の取引数量が大きくなり、カバーの必要性の高さや注文の安定性の確保などでFX会社の手間が増えてしまうと。

ただしFX会社にも利点があります。FX会社はこれらの注文を的確にさばけるのであれば、注文数量が大きく、かつ何度も取引してくれるわけですからスプレッド分の手数料が利益につながりやすいです。ただ先ほども書いたように、スキャルピングにより発生する負担、主に注文の遅延ですが、これが発生することで他の取引がやりにくくなり、結果としてFX会社の減益になる可能性もあります。


ちょっと不思議だったのが記事にあった「専用ソフトでの売買」というところですね。スキャルピングの専用ソフトってあまり見たことがないのですが、記事によれば「複数の投資家が同時に同じ売買をする例などが見受けられる」らしいので、よほど影響力のあるソフトなのでしょうが、いまだ耳にしたことがありません。有名なのでしょうか、買ってみようかな(笑)


<最大注文量の減少につながる>

引用記事の最後のほうにあった規制も興味深い。一つ前の記事である「2013年1月〜2013年8月のFX口座の変化」に書きましたが、最大注文量の減少はずいぶん前から観測していて、その原因は「約定能力の確保」だと思っていたのですが、その実はスキャルピング取引による不安定さを解消するためだったようです。


最大注文量に達するほどの資金が貯まるぐらいスキャルピングって勝ちやすいのでしょうか?私の今までの経験だとスキャルピングでの成功例は一度も見たことはなく、またスキャルピングのテクニックも話にならないレベルのものしか見たことがないので、スキャルピングで成功しているというのは私には想像できません。まぁどんなに良く見積もっても、生き残るトレーダーよりもやめるトレーダーのほうが圧倒的に多いのが普通なので、この動きも時間がたてば収まってくるのではないでしょうか。


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posted by ゼロハジ at 2013年08月13日 13:31 | Comment(2) | FX時事ネタ

くりっく365 アジア3通貨の取り扱い休止

まずは以下引用です。

東京金融取引所は5日、中国人民元などアジアの三つの通貨と円を売買する外国為替証拠金取引(FX)の扱いを11月28日で休止すると発表した。取引が低迷していることが主因。同取引所がFXの上場を始めた2005年7月以降、取り扱い休止は初めて。

休止するのは人民元と韓国ウォン、インド・ルピーの各通貨を円と交換する取引。いずれも11年8月に上場したが、低調が続いていた。投資家は今後、取引所を経由しない店頭売買を行う業者を通じ、3通貨のFXを続けることができる。

引用元:時事ドットコム:上場FX、初の休止へ=人民元など3通貨−東京金融取引所



少し前に「人民元取引ができるようになる」ということでニュースになっていた気がしますが、その割には人気薄ということで取引休止になっています。記憶が確かではないですが、取引可能になった時期というのは中国のバブルや通貨切り上げに注目が集まっていたときで、そこから中国人民元への要望が高まり取引できるようになったのかもしれません。その後中国への注目度は一気に下がっていますから、それに伴って休止になったのでしょう。インドルピーと韓国ウォンについてはわかりません。

そもそもこれら通貨はあまり浸透してなかったイメージがあります。私は年2回FX口座のスペックをまとめていて、そのときに「くりっく365」も見ているのですが、この3通貨だけ別の取引時間だったり、取り扱いが保留のままだったりとあまり歓迎されている感じはなかったです。ただ店頭取引でも取り扱われているはずなので、そちらの方はそこまででもなかったはず。

別のニュースによればアジア通貨は価格の不正操作が疑われていて、国内での自粛が背景にあるようです。


取引休止の場合、ポジションはどうなるのでしょうか? スワップ目的の方や塩漬けになっている方もいるはずですが、休止ならそのまま持っておけるのでしょうか? ポジションを持っている方は今後どういった処理になるのかを確認したほうがいいでしょう。


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参議院選挙の為替への影響
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posted by ゼロハジ at 2013年08月06日 14:30 | Comment(0) | FX時事ネタ

参議院選挙の為替への影響

もうすぐ選挙ですね。前回の選挙は去年末にありましたので、だいたい半年ちょっとぶりの選挙ということになります。

今回は「参議院議員選挙」。参議院は半数づつの選挙なのであまり大きな政変にはなりませんが、どちらにしても今回は大勢は決しているようなので問題にはならないでしょう。以下引用。

自民党は、選挙区で40台後半、比例代表で20以上のあわせて60台後半の議席を確保し、改選議席(34)を倍増させる見通し。
岩手と沖縄でリードされているのを除けば、2人を擁立した東京と千葉を含めて、残る全ての選挙区で優位な戦いを進めている。
公明党も好調で、10議席を超え、改選議席(10)を上回る勢いを示している。

〜中略〜

一方、民主党は厳しい状況が続いていて、1998年の結党以来最低の10台後半の議席となる可能性がある。
日本維新の会も振るわず、選挙区と比例をあわせても、1桁の議席にとどまる見通し。
また、みんなの党は、一時の勢いが見られず、10議席には届かない見通しとなっている。

〜中略〜

一方、共産党は、12年ぶりに選挙区で議席を獲得しそうで、比例とあわせて、改選議席の3から、倍以上の議席を確保する可能性がある。
社民党は、比例で議席を確保する見通しだが、生活の党とみどりの風は、議席獲得が微妙な厳しい戦いを強いられている。

引用元:FNNニュース: 参院選まで2日 「ねじれ国会」解消は確実な情勢 FNN分析


ということで、衆議院選挙のときと同じく与党の圧勝が予想されています。

やはりアベノミクスが大きいのでしょうか?最近はあまりプラスのイメージをもらえないようですが、ある程度評価されたのかもしれないですね。もしくは消去法になってしまったか。


<為替への影響>

選挙直後というのは結構相場が動くのですが、今回は微妙な情勢でもないですし、もし選挙の影響があるとしても選挙後ではなく、投票前から織り込みされることでしょう。また先ほども書いたように参議院は半数の選挙なのであまり大きなサプライズにもならないのではないでしょうか。

しかし選挙後の為替の展望記事を見ますと、「アベノミクス肯定で円安になる」というものが多いです。中には全く反対のものもありますが、確かに現在の政策への肯定という意味ではアベノミクスによる金融緩和も含まれているだろうなと。そう考えれば円安方向というのは納得できる予想です。


<選挙には行きましょう>

選挙は日曜日ですから、もし何かあった場合に月曜日の窓明けの危惧はあります。たぶん何もはない気はしますが、選挙後の窓明けは大きいことも珍しくないので、その点は注意が必要でしょう。幸い今日は金曜日ですから、注意しておくのも悪くはないでしょう。

それと20歳以上の方は自分の意思を伝えるという意味できちんと選挙に参加してもらいたいものです。投票すらしないのに政治に文句を言うのはお門違いもいいところ、難しいのは分かりますが、マニフェスト(公約)はきちんと読んで、後から「話が違う」なんて言わないようにしましょう。


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通貨比率のズレに有効性はある?
ドル円一時98円台 日経平均500円下げ
posted by ゼロハジ at 2013年07月19日 14:23 | Comment(2) | FX時事ネタ

ドル円一時98円台 日経平均500円下げ

またもや時事ニュースとなりましたが、ドル円が節目となる100円を割り込み、日経は一日で500円以上下げるという荒れた相場模様となっています。以下引用。


東京株式市場で日経平均は大幅反落。下げ幅は500円を超え、終値では4月18日以来
約1カ月半ぶりの安値水準となった。前週末の米国株が、金融緩和策の縮小観測を背景に
200ドルを超す大幅な下げとなったことを嫌気し、朝方から売りが先行。為替もやや円
高に振れたことでリスク回避姿勢が強まり、主力輸出株や金融株を中心に売られ、東証1
部全体の9割以上が値下がりする全面安となった。後場には短期筋による断続的な先物売
りで一段安となり、日経平均はこの日の安値で引けた。

引用元:東京株式市場・大引け=大幅反落、先物売りに押され下げ幅500円超 | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters



6月4日(ブルームバーグ):東京外国為替市場で円は対ドルで1ドル=99円台で推移している。米金融当局による量的金融緩和策の縮小観測後退で、前日のニューヨーク市場に引き続き約1カ月ぶりの100円割れでの展開となっている。市場では、ドルの一段高を期待する声も弱まっている。

午前11時47分現在のドル・円は99円61銭前後。朝方安く始まった日本株が持ち直す際には、ドル買い・円売りが強まり、99円86銭を付ける場面があったが、取引が進むにつれて99円台半ば付近に戻している。前日のニューヨーク市場では、米供給管理協会(ISM)が発表した米製造業景況指数が過去4年で最も低い水準だったのを受けて、ドル売り・円買いが加速し、一時は98円87銭まで円高が進んだ。

引用元:ドル・円は99円台、米緩和策の縮小観測が後退−ドル先高観も弱まる - Bloomberg



今回の下落のきっかけとなったのは株と為替のそれぞれ理由は別のようです。

日経平均の下落は「先週の米株の大幅下げによるもの」で、為替の方は「米ISM製造業景況指数の悪化によるもの」のようです。

おそらく「米株による円高の動き」は先週中に為替に反映されていたため、市場が閉じていた日経平均だけが週を越して影響を受けたのかなと思います。日中は日経平均が下げても円高にはならなかったですからね。


現在のドル円レートは99.92円ということで、100円を割ったにもかかわらず100円越えに早くも挑戦しています。もはや100円というレートは注文が集中する値でもなくなってきたのかも?それとも98円台があまりに行き過ぎたための調整でしょうか?

なんにしてもあまりに相場の展開が早くてわけが分かりません(笑)

さらに今週は重要指標も目白押しでさらなる波乱がありそうな感じ、日経平均も円の影響を受ける可能性があるので、更なる下落や戻しの可能性も考えられます。


そういえば日経平均1万5000円越えで「数百万円儲けた」とか「資産が数千万円を超えた」なんて話ばかりでしたが、ここ最近の大幅下落により「数千万円損した」「億単位の損失」、中には「数千万円のプラスが追証になった」など阿鼻叫喚を目にするようになってきました

上昇続きのときは「なんで買ってなかったのか」と後悔したものですが、いざこうやって下落が始まると買ってなくてもそれはそれで正解だったんじゃないかと思い始めています。なんにしても相場というのは分からないものだと痛感。


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posted by ゼロハジ at 2013年06月04日 16:43 | Comment(2) | FX時事ネタ

最近のユーロは逆に動く

ここ最近、自分の中でまた注目を集め始めたのが「経済指標」です。ファンダメンタルへの注目は今年度に入ってからずっと続けてますが、いつあるか分からない(分かりにくい)要人発言や発表よりも、確実に影響が推測できる経済指標はやはり有効性を生みやすそうに見えます。

さて、そうやって経済指標のチェックも行っているわけですが、その中で気がついたのがユーロ関連指標の動きが逆になることがあるということでした。


<緩和期待によるものらしい>

普通であれば見方が一つしかない指標において、数値が悪化しているのに通貨の価値が上昇するという反対の動きが最近のユーロ相場で見られるようになりました。もちろんそこまで極端ではないでしょうが、5月29日のドイツ失業率がそれっぽい動きをしています。発表の16:55以降にユーロ相場が急上昇していますが、発表は失業者増加という悪化の指標です。

なぜこのような動きになるかといいますと、「ECB(欧州中央銀行)が量的緩和を行うのではないかという期待」があるからなんです。


ずいぶん前からユーロ圏の経済の悪化が言われていますが、その脱却手段として量的緩和というのが選択肢として持ち上がっていて、ユーロ圏の経済指標が悪化するたびに「緩和されるのではないだろうか」という期待が先行してユーロを上げていると。

つまり経済指標の悪化が確認されると緩和の期待も高まるというプロセスがあるためにユーロが下げないわけですね。不思議。


ということなので、今日の18:00発表のユーロ圏失業率は注意かもしません。悪化してユーロ上昇というパターンもあるはずなので、ある程度は想定しておいたほうがいいような気はします。


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posted by ゼロハジ at 2013年05月31日 15:14 | Comment(0) | FX時事ネタ

日経平均1143円安の衝撃

昨日の午前中に相場をチェックしたときは、日経平均が100円を超えるプラスだったので「あぁどうして私はこの流れに乗れないのだろうか」と落胆したものですが、夜のニュースを見てびっくり、そこから1000円以上の下落となり、終値は1143円安を付けたというのです。これは驚きました。以下引用です。

【東京】23日の日本市場は、今年初めてとなる深刻な事態に陥った。株価は7.3%下落し、債券利回りも激しく変動するなど、安倍晋三首相が掲げる経済政策「アベノミクス」が順風満帆にはいかないことを投資家に思い知らせる形となった。

〜中略〜

しかし、少なくともこの日はすべてが期待通りにいかなかった。あらゆる要因が次々と発生したことで、株価は東日本大震災後に11%安をつけて以来最大の下落率を記録した。日経平均は1143円28銭安の1万4483円98銭で引けた。

〜中略〜

トレーダーによると、株価急落の最初の引き金となったのは、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が、経済指標の改善が続けば向こう数カ月に資産買い入れの規模を縮小する可能性があると発言したことだという。


FRBの資産買い入れは米国債利回りを低水準にとどめており、買い入れの縮小で米国利回りが上昇すれば日本国債の利回り上昇にもつながる可能性があるため、バーナンキ議長の発言を受けて日本国債市場に対する懸念が再燃した。ベンチマークである10年債利回りは午前の取引で2012年4月以来の水準となる1.0%に上昇したが、その後日銀が追加の資金供給を通告し、投資家が株式市場から資金を債券市場に振り替えたことで、利回りは再び低下した。


中国製造業景況指数(PMI)の想定外の悪化も株価下落の一因となり、特に輸出株が打撃を受けた。HSBCが発表した5月の中国製造業PMIは7カ月ぶりの低水準となる49.6に低下。PMIは50を下回ると景況感の悪化を示すといわれている。

引用元:日経平均1143円安、東日本大震災以来の下落率 - WSJ.com



アベノミクスが始まって以来、日本の相場の動きというのはとても激しいものとなってきていますが、その中でも今回のこの下落は相当なショックがあったと思います。他のニュースでは「プチバブルの崩壊」とも言われていて、調整の動きというにはあまりに大きかったようです。


引用した記事にもありますが、この動きの理由として考えられるのが「中国経済の悪化」。

中国も少し前はアベノミクスばりの経済の発展と株価の上昇があったわけですが、それはバブルとも言われていて崩壊が危惧されていました。そんな中でPMI(景気指数)が中間の50を切ったということでバブル崩壊のリスクが高まり今回の日本の株価暴落にもつながってきたと。最近は中国のPMIに注目が集まっていた感がありますから、過大に影響したところもある気はしています。


ちなみに今日の日経平均はというと、午後2時20分現在で298円安となっています。午前中は大幅なプラスだっただけにまたもやこの急落は痛いです。いくつかのニュースを見てみましたが全体の流れとして株高は変わらないらしいので、そこまですぐに対応するものではないのかもしれませんが、暴落の始まりとしてみることもできてしまうだけに恐いところでしょう。


さて、FXへの影響はというと、円高に進んできています。今までは「円安からの株高」が非常に多かったですが、今回に限れば「株安からの円高」となっていて値幅にして2円程度も下落しています。ここ数日はファンダメンタルの出来事がいろいろあったのでテクニカル的には死んでいる感じですね。チャートに引いていたラインもメチャクチャになってきました(笑)

これからの予想をするのは私には無理ですが、少なくとも異常な状況が発生し、そしてそれが続く可能性があるということで、自分の中の警戒レベルは上昇させておいたほうがいいのかもしれません


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posted by ゼロハジ at 2013年05月24日 14:39 | Comment(2) | FX時事ネタ

まさかのドル円100円突破 今後の展開

朝起きてみたら超えてました(笑) 深夜に起きたまさかのドル円100円突破

正直意外でした。もう少しもたついた動きがあるかと思ったらすんなり100円超え、しかも指標や発表などの動きの直接的な動きではなく、アメリカの新規失業保険申請件数の発表を受けてからの上昇の動きで突破ということらしいです。毎週発表される指標ですし、予想と大きくかけ離れているわけでもなかったですから、みんなが買いたかったところにちょうどいい理由となった感じ。

現在のレートは101円前後。100円突破は昨日深夜(2時ごろ)の動きでしたが、その動きを受けて東京市場でもドル円の上昇が続いています。日経平均は午前で400円近く上昇しています。


<対ドルの動き>

今回の動きはドル関連での動きというのが一般的な見方です。

今までは円安への誘導というか、デフレ対策が円安要因としてありましたが、今回は完全にドル関連での動き。アメリカ経済の回復が目に見えて見られるようになったので、それでドルが買われる展開になっています。

またアメリカ経済の回復でドルの緩和策が縮小されるのではないかという見方も大きいようです。いままで行ってきたドルの緩和量を減らしても良いのではないかということで、緩和量が減ればドルの価値が上がるという思惑も存在している模様。


<今後の展開は・・・>

様々なニュースをチェックしてみましたが、今後の動きの予想としては「このままある程度上昇する」という見方が強いです。ただ今日は金曜日ですから、今日中に100円を切ってしまうと流れがまた分からなくなるだろうとされています。

ただ「ある程度」というのがどの程度なのかはまちまちです。110円までの展開を考えるニュースもあれば、104円程度というところもあり、いままでのように「100円までのレンジで推移するだろう」という考えはできないようです。もちろん100円という下値も決して堅くはありません。


あぁ〜それにしてもこの流れに全く乗っていないのは痛いですね(笑) まぁリアルトレードはもう数年もやっていないので仕方ないですが、この円安の流れで少しぐらい利益を取っておきたかったです。今から仕掛けるのも違う気がしますし、アベノミクスが始まったときに買っておいたらと後悔はしてます。まぁもちろん買ったら買ったらで後悔もあったんでしょうが(笑)


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posted by ゼロハジ at 2013年05月10日 14:35 | Comment(2) | FX時事ネタ

あんなに円高が悪いと言っていたのに・・・

去年の円高のときのニュースを覚えているでしょうか。円高になっているせいで景気は落ち込みアレもコレもと値上がり続きというニュースが流れていました。実際には円高のおかげで食料品の価格も抑えられ、ガソリンか価格も抑えられていたわけですが、その辺りは報道せず、ただただデメリットばかり報道していました。

そして現在は円安、80円台から比べればまだ円安の度合いは低いかもしれませんが、半年もかからずここまで改善してきたのは大きいでしょう。昨日今日は100円を超えそうな勢いです。


<円安報道>

そういった急激な円安に伴って「円安関連のニュース」が流れるわけですが、この内容が納得いかない。

円安の影響があるとして報道されるのが「ガソリン価格の高騰や食料品価格の高騰」というものですが、これは先ほども書いたように円高の影響によって買い付け価格にメリットがあったものが消えてきたためで、世界的な水準で見ても原油価格の高騰と食料品価格の高騰があります。つまりは円安はそれを顕在化させているだけでどこに国もこの2つの影響は受けていると。


またこういった円安での生活圧迫の件だけを紹介してメリットに関しては遠まわしというのも気に入らないです。円高のときはあんなに「給料も上がらずボーナスもカットされる」なんていう報道ばかりだったのに、これから景気が良くなって「給料も上がってボーナスも増える」はずなのに、デメリットばかりの紹介というのはどうにも。まるでデフレのほうが良かったかのような内容。


<デフレも悪くはなかった>

と言っても実はデフレも悪くはなかったんですよね。デフレというのはお金の価値が上がっていく状態ですから、入ってくる金額が少なくともお金の価値が高いのでそれなりの生活は出来ていたと思います。

ここ数年にいたっては信じられないくらい安いサービスを何度も見ましたが、そういったのもデフレの影響でしょう。円高によるメリットを最大限生かしたものや、従業員の賃金の少なさを利用したものなどで製品価格を抑えていたのだと思います。


しかしそういった状況に慣れた今は、製品価格が上昇していくさまは慣れないのかもしれません。実際には製品価格が上がれば最終的に従業員の賃金も上がり景気が良くなっていくのですが、この従業員の賃金が上がるまでの期間(2年程度?)が今なので、インフレに変わっていくのを実感するのはまだ先、これからしばらくは値上げ値上げの日々なのかもしれません。

まぁなんにしてもニュースでやるのであればメリットとデメリットの両面から報道してほしいですね。円高でもダメ、円安でもダメと言うのでは結局は何をしても文句を言っているようにしか見えません。公平公正な報道をしてもらいたいところ。


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posted by ゼロハジ at 2013年04月12日 16:31 | Comment(2) | FX時事ネタ

いまさら「アベノミクス」をまとめ

「アベノミクス」、円安と日経平均高の解説の際に出てくるこの単語、なんとなく分かっているけどはっきりとは分からないという中途半端な理解度になってしまっていたので、いまさら感は強いですが記事にしてみたいと思います。


<アベノミクスとは>

アベノミクスというのは現在の総理大臣である「安倍晋三」が構想している日本の経済対策に対して付けられた造語のこと。安倍晋三の「アベ」と「エコノミクス」を組み合わせている。レーガンアメリカ大統領の「レーガノミクス」にちなんでいるとのこと。本人がそのように名づけたわけではなく、あくまでも通称。

アベノミクスは「円高とデフレの脱却」「公共投資による需要増加」など経済再生のための政策が盛り込まれています。

リーマンショック以降「通貨安競争を避ける」というG20での合意があったようですが、アメリカも金融緩和、ユーロ圏も金融緩和ということで日本だけが大規模な緩和を行わず通貨高に耐えてきました。それが自民党への政権復帰を機に「円高、デフレの改善のための大規模金融緩和を行う」ということになった模様。

公共事業については東日本大震災の復興スピードの強化や、公共事業の受注により日本経済を牽引していこうという意図があるようです。


<現状>

現在の状況としては、自民党が政権を奪還しそうという時点で円安・日経平均高が進んでいき、この動きは現在もまだ続いている状態。金融緩和に対しては世界各国から多少なりとも批判はあるものの、自国に対し金融緩和を行ってきた国々だけあってマーケット的にはそこまで大きく反応していません。

このパッと見の円安状態を元に、日本の企業は今後の見通しを明るく設定していて、まだそれほど大きなことはしていないにしても、「これからするだろう」という期待感だけで相場がどんどん改善されてきた感じです

現段階でいえば1ドル90円以上が適正相場という見方で落ち着いてきましたし。よほどのことはない限りは円高の是正という面では合格した感じでしょうか。


<今後>

これからの問題としては「実行」でしょう。

先ほども書きましたが、現在の状況は「これからするだろう」という思惑というか表明に基づいたことであるので、これが実際にできませんでしたとなれば相場が崩れるのは間違いなしなので、これからの目線は日本政府がどこまでこの案を実行していくかにかかっているようです

またすでに「行き過ぎた円相場」の懸念も出ていまして、「95円が適正相場でありそれ以上は行き過ぎ」というイメージも出来上がってきています。ついこの間まで80円前後が普通とされていた相場ですから、それがいきなり100円を超えるようなことになるといろいろとひずみが出るというのが大方の意見です。なので少なくとも円高に関してはこのあたりのレートで決着を見るかなと感じがあります。


どの程度効果が出るかというのも問題です。さまざまな公共投資を行って財政赤字が拡大し、その結果経済も成長しませんでした、では目も当てられない。借金だけが残り経済はそのまま衰退という可能性も示唆されています。



と、いろいろとまとめてみましたが、正直なところ良く分かりません(笑) 少なくとも円高是正は目指していて、デフレも脱却しようとしているということは分かりますが、その他の「財政戦略」と「成長戦略」についてはさっぱりですね。今までの政権でも特にチェックしてなかったですから、金融意外はピンとこない私でした。
 

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外為オンライン 大島優子さんをイメージキャラクターに起用

今回は軽めのネタ、以下引用です。

外為オンラインは、2012年12月1日より、イメージキャラクターに、幅広い世代
の方々から支持を得ている大島優子(おおしまゆうこ)さんを起用いたします。

着実にキャリアを重ね、幅広い世代から高い支持を得ている大島優子さんは、
当社の目指すブランドイメージと合致するため、今回イメージキャラクターとして
起用する事といたしました。

今後はTV CMをはじめ、雑誌・WEB等でプロモーション展開を行い、当社の
ブランドイメージの向上を図って参ります。

引用元:新着情報|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。



外為オンラインの以前のイメージキャラクターは「西山茉希(にしやままき)」さんで、ちょうど私がFXを知ったころに外為オンラインのイメージキャラクターになっています。CMもやっていたようですが私は見てません。

そして今回イメージキャラクターとして起用されたのがあの大島優子(おおしまゆうこ)さん。知らない方はいないであろうアイドルグループ「AKB48」の主要メンバーとして活躍していて、テレビ番組などでも良く見ます。

今回の起用にあたり特設ページが設置されていますが、そこではなにやらカウントダウンがされています。すでにTVCMは流れているというので、何らかの企画がこれから行われるものと思います。時間的に見て来週月曜日からですか、何かありそうなのでチェックしておきます。気が向けばこの記事に追記します。

また同じページで「GAITAMEネームジェネレーター」なんてのもありますが、やってみても別段面白くありませんでした。しかもやるたびに結果が変わるようですし、ジェネレーターとしてなんの役に立つのか分かりません。無駄じゃないでしょうか(笑)


今回の起用は正直驚いています。別に大島優子さんだったからというわけではなく、このFXの衰退期によくビッグネームなタレントを連れて来れたものだなと。

最近はどこも広告費節減の流れでキャンペーンの縮小など余儀なくされていますが、そんな中で充分な費用がかかるであろうイメージキャラクターの起用というのはなかなか懐が深い。外為オンラインは目立ったサービスの変更や、システムの追加もないのでその分広告費にお金をかけている感はありますが、それでもこの起用は驚きです。この衰退期に攻勢をかけてきた感じでしょうか。

でもまぁそんなことにお金をかけるよりもサービスの改善をしてほしい気持ちもあります。業者としてスプレッドでも負け、システムでも負け、勝っているのはイメージキャラクターというのではちょっとどうなのかなとも思います。


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本気度が足らないらしい
posted by ゼロハジ at 2012年12月04日 16:11 | Comment(0) | FX時事ネタ

買ってないけど「FXハイブリッド」の話

このブログではメールアドレスを公開していて、そこから「○○について教えてください」というようなメールを時々いただいています。私もできる範囲で答えているのですが、意外に多いのが情報商材の質問。つまりは「この商材で悩んでいます。買った方がいいでしょうか?」というものなのですが、今回はなんと情報商材の販売会社(?)からメールが来て、「お金をあげるのでうちの情報商材(FXハイブリッド)を紹介してくれませんか?」と来たわけです。

普段からこういったメールも少なくはないので無視していたのですが、なんの手違いなのか日を開けて3回も送ってきてまして、さすがにこれはムカついてきたので、それなら正直なところを書いてやろうと思ったわけです。まぁだいたい分かると思いますが、この記事は広告的な内容は一切含みません。情報商材の否定記事です。当たり前ですがお金もらってませんよ(笑)


<評価の高いFXハイブリッド>

今回の対象は「FXハイブリッド」という情報商材。

当然のごとくネットで検索もしてみましたが、「FXハイブリッド」で検索するとレビュー記事や評価記事がずらりと出てきます。

私はこの記事達はお金が絡んで書かれていることは分かっているので、かなり斜めから読んでました。しかし良く書かれてます。まるで本当のことのようです(笑)


冗談は抜きにすると、「FXハイブリッド」がどのようなものなのか調べている方がこういった紹介記事を読んで「うわぁ、この商材は良い商材なんだ。よし買ってみよう」となってしまいます。これは良くないですが、それが現実だったりします。そういったことを防ぐためのこの記事でもあります


<商材の内容>

まずこの商材の内容について書いていきます(安全上の理由からリンクは貼りません)。

この商材の特徴は5つ。

1.トレード通貨ペアはユーロドルのみ
2.ナンピン、およびマーチンゲールは行わない
3.業界トップレベルのリスク&マネーマネジメント
4.最大ドローダウンが10%
5.24時間プロの監視がある

とあります。


年利は26.87%。世界有数の投資ファンドが作り上げたロジックを仕入れたらしく、FXシステムのプロで雑誌に連載を持っている「山崎毅(やまざきつよし)」さんからの紹介動画もあります。この人は海外の証券会社やファンドの運用責任者やファンドマネジャーをやっているらしいです。

まぁだいたいこの辺はどの情報商材でも似たようなもんです。しかしこの情報商材は致命的なミスを犯していました


<まさかのロジック公開>

私がこの情報商材を否定する原因でもありますが、この情報商材は紹介ページにおいて重要なロジックを公開してしまっています

それをみればポジションマジックであることが分かります


情報商材の紹介時というのは、怪しさを消すためなのか、一応その理論でやっていますということをアピールするためなのか「この商材は○○というテクニカルに基づいてやっています」的なことが書かれます。新しい理論であったり、独自のテクニカルであったり、またはトレーダーの助言を元にとかなんとか。

しかしこの商材ではそういった仕掛けの理由となるものは一切載っていませんでした。そこはすでにおかしかったですが、さらに拍車をかけたのがリスク管理の方法でした。

次の項で紹介しますが、その方法は決して良いものではなく、また損大利小とかナンピン、マーチンゲールのような「ポジションマジック」でしかないので、別に適切なリスク管理ではありません。ですが良く考えると、このリスク管理の方法こそがそのままテクニカルになっているようです。


<ロジックの問題点>

まずそのロジックについて解説していきます。

一応リスク管理のロジックということになっていますが、実際は仕掛けのテクニカルです。この辺り何を間違えたのかよく分かりません。少なくとも公開するべきではなかったですね(笑)


さて、このロジックというのは「一定幅での両建て」です。

具体的には、現在の時点(一応「トレード開始時点」とある)を基準に一定幅で逆指値の買いと売りを出します。記事内では4つづつの逆指値があります。そしてその4本の外側に全決済のポイントがあります。つまり形としてはこうです。

逆指値4本と全決済ポイント.jpg

画像の出来が思いっきり悪いことは申し訳ないですが(笑)、商材の記事内では両建てであることは否定していますが、どう考えても両建てになります


これの問題は1敗が大きいということ。

記事中では「1つの買いと1つの売りは相殺されるので、残りの売り3つが決済によりプラスになればOK」というような内容でしたが、このシステムは損大利小。つまり売り側の決済ラインについた場合に、一つでも買いを持っていると大きな損が出ます。これも画像がいります。実際の幅は分からないので20Pips幅と想定しました。

一つの買いが大きなマイナス.jpg

この画像の例ではこれでもプラスですが、もしも4本づつ仕掛けた時に売りでの全決済になった場合を考えると、買いが2つあるだけで赤字ということです。これぐらいのことは普通に起こるということは誰でもわかると思います。表も書いてみましょう。

決済までのそれぞれの損益売り買い
基準から1本目80-120
基準から2本目60-140
基準から3本目40-160
基準から4本目20-180
トータル200-600


ということなので、もしも買いを4つした後に、売りを4つして売り側の決済ラインに到達した場合、損失は-400Pipsとなり、ストレートに勝った場合の2回分の損失となります。かなり大きいです。


<数値がおかしい>

まだあります。紹介記事の中にある取引回数を見ると940回とあります。そしてその下のあるトレード成績(らしきもの、はっきりとした記述がない)を見るとシステム開始から今日までで100回の結果が出ています。このシステムはすべてのポジションを一括で決済する形式ですから、100回で940トレード分を手じまったということ。一つ当たり9.4回です。

先ほどの4本づつのトレードがすべてだとすると、その時に9回のトレードをするには4回買って4回売って決済するパターンでも9回ピタリです。ということは実際のトレードは幅は4つよりもよほど広いのだと思います。まぁここはそれほどおかしくはないかもしれません。


一番おかしいのはその勝率です。先ほど100回分の決済と書きましたが、この決済にはわずか2回のマイナスしかありません。私が書いた表を見れば分かりますが、わずかに間違っただけでもマイナスになるのに、勝率98%とは一体なんでしょうか?

試しに現在のユーロドル1時間足で同じようにラインを書いて試してみると、5回やってプラスにはなりました。これは認めます。しかし負けは2回あります。たった5回やって2回も負けてます。いくら方法が違うと言っても100回やって2回しか負けていないというのは明らかにおかしい


<買いたい人は>

と、ここまで書いても「こんな勝ってもいないブログの管理人のいうことなんて間違ってばっかりだ」と思う人はいると思います(自分でもそう思います、笑)。

しかし私を信じなくてもいいです。ただ私が解説したような方法を使っているのは間違いないわけですから(なんといっても紹介記事にそう書いてある)、それの実験として自分で試してみればいいと思います。

つまりチャートを見て、そこに一定幅でラインを引いて、情報商材の言う「リスク管理」というものがどういう結果を生むのか見てみればよいのです。基準ラインと決済ラインを決め、値動きの中でどのようにポジションを持ち、そして決済されるのかを見れば、私の言いたいことも分かると思います。それでも欲しいというのであれば別に止めはしません。


それとこの商品は2か月返金制度があるからと言って買おうとしている方もいるかもしれないですが、実はここにも穴があるので注意です。

このトレードの方法は破綻まで時間がかかります。つまり2か月以内にマイナスになる可能性は少ないと。それに条件にある「常時」サーバーと接続状態にあるのは難しいと思いますし、また私にはロット比率1倍以内という意味を理解することができないです。この辺りで文句を付けられそうな感じはします。


まぁとにかく何を差し引いても、不自然な感じは多々ありますし、お金を出して買うような商品には見えません。



追記:思ったよりも酷い商品だったようで、マーチンゲールのようなきれいな2倍ではないもののロットの増加が確認される画像を発見しました。つまり正確なマーチンゲールではないですが、同じようにロットを増加させていくのですからこれはポジションマジックです。当然負けた時は大きく負けます。これはかなり悪質である可能性が高まりました。注意です。

追記の追記:実際に使ってみて「FXハイブリッド」での運用成績を報告しているブログがありましたが、ねつ造が発覚しました。ポジションの金額やその時の決済ラインから考えて(画像から確認)大損しているはずなのに、その結果は全くなかったことになっています。やはり買ってはいけない商材なのでしょう。ちなみにこの方は開始1か月も経っていません


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posted by ゼロハジ at 2012年10月12日 13:48 | Comment(2) | FX時事ネタ