FXとは?
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2.そもそも外国為替とは?
3.株式とは違い24時間取引可能
4.少額から始められるレバレッジ
5.通貨ペアとは?
6.通貨の金利差「スワップポイント」

FXの基礎知識
1.取引の際にはスプレッドに注意
2.レートの最小単位Pips(ピップス)
3.リスクコントロールを知る
4.マージンコールと強制ロスカット
5.ロスカット(損切り)は超重要
6.相場を分析する2つの方法
7.いろいろな注文方法の解説
8.自分に合った投資期間選び
9.余剰資金を使って投資する
10.FXでの税金知識



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5.口座開設手続きの概要
6.オススメのFX口座

FX実践体験記
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2.相場上昇でもプラス0(2日目)
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FXで勝つためのポイント
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2.トレンドに乗るのが基本
3.ナンピンと塩漬けは厳禁
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5.ロスカットはしっかりと
6.ポジションを持たないという選択肢
7.大儲けを狙わない

ゾーン 相場心理学入門のレビュー

毎年年末になると「年末は相場が荒れるので気をつけて」的な記事を書いてましたが、去年あたりから気づいてきましたが年末といってもクリスマス前後くらいまでは問題ないみたいですね。ですから今年のトレードは今週でやめておいて、来週と再来週はトレード休止期間にしたほうがいいかもしれません。


さて、今回読み終わったのはトレードのメンタル系著書として名高い「ゾーン 相場心理学入門(マークダグラス:著 世良敬明:訳 パンローリング:出版)」です。


<内容>

ページ数334、定価2800円、書かれたのは2000年のようです。日本発売は2002年。

トレーダーなら知っている人も多い書籍で、多くのFXブログなどで紹介されています。知名度としてはかなり高いでしょう。

内容としてはテクニカル系ではなく、「トレードのメンタル」について書かれた書籍で、その他の書籍では参考程度に書かれるトレードのメンタル面を深く掘り下げた書籍・・・と紹介されることが多かった気がしましたが・・・


<心理学の書籍>

トレードのメンタルの書籍なはずですが、実際の内容の大部分は「心理学の話」になっています。もちろん「時々」入るトレードの解説のための解説なのでしょうが、本当に心理学の書籍を読んでいるような感覚であり、役に立つ役に立たない以前に読んでいるのがトレードの書籍ということを忘れてしまいます。

私は心理学の書籍も読んだことがありましたが、「ゾーン」の内容と比較すると「ゾーン」のほうがはるかに難しい内容です。書いていることに違いはないと思いますが、「ゾーン」の方がより深く専門的な話になっています。


たとえば犬と子供の話では

一般的な心理学の書籍では「子供は過去に犬に噛まれた経験があるため犬を見るたびに恐怖を感じてしまう」ぐらいなものです。

ゾーンでは「子供は過去に犬に噛まれた経験があり、それは記憶として内部エネルギーとなって存在している。そのため犬を見るたびにその犬と楽しく遊べるのではないかという外部エネルギーと過去に犬に噛まれたという内部エネルギーが対抗しあい、内部エネルギーが外部エネルギーを押し流してしまうため犬を見るたびに恐怖や不快感を感じることになる」とかなんとか。原文ママではないですが、だいたいこんな感じに書かれています。


そしてこういった内容はトレードやマーケットとそこまで深く関係しているとは思えないので無駄に感じます。心理学の解説にトレードを利用しただけなのではないかと思ったほど


<結論は「機械的にやる」>

333ページというページ数の割には一つのことしか結論付けていません。

その結論とは「トレードを機械的にやる」ということ。

いわゆる機械的トレードと意味は違い、これは「優位性を発見した場合にはそれらを阻害する要素などを見つけずにありのまま仕掛ける。その結果負けたとしてもそれは偶然」というもので、100戦のうち全勝することはなく、60勝40敗でも優位性があるので負けたときに「後悔」とか「恐怖」を感じてはいけないということです。

こういったことは他の書籍も書かれていますが、この書籍はその辺の解説がうまい。コインを投げたときに裏か表かを推測するのは難しいですが、それを全体で考えれば50%の確率で表が出るということは誰でもわかると。このような考えができればそれほど精神的負担は重くはない気がします。


<評価>

評価は45点です。

言われているほどの名著では絶対にないです。確かに他の書籍よりはトレードにおけるメンタルの損失を減らす方法は分かりやすく解説されています。ですがそれはあくまでも「分かりやすい」だけであって他の書籍にも書かれている内容ではあります。そして必要のない心理学の内容が多いのですからトレードの書籍としては評価を下げざるを得ない。


ここまで悪く書いたわりに45点にした理由は2つ。

1つがネットの評価では「トレーダーのレベルによって理解度が違う」ということだったので、私ではまだ理解できないレベルにあるのかも・・・とは自分では全く思っていませんが(笑)、その可能性もあるということ。

そして2つ目がこの書籍が優位性のあるトレードを持っていることが前提であること。優位性のあるトレードを行っている方がなぜ勝てないのか、というところからスタートしているので、そもそも優位性のあるトレードを持っていない私が評価を低くしてしまうのは当然かなと。だからそのあたりを差し引いて点数を付けました。


おそらくですがネット上での評価が高いのは「負けているときの言い訳にできるから」だと思います。この書籍では「負けても偶然」という考え方なので、どんなトレードをしても楽にはなります。もちろん優位性なんて全くないトレードでもです。

もしもこの書籍を買おうと思っているのであればやめたほうがいいとおもいます。すでに優位性のあるトレード方法を持っていてしかも負けているという状況はほとんど考えられないので、まずは優位性のあるトレードを探すのが先、そして優位性のあるトレードが見つかったときにはこの書籍は必要のないものとなっていると思います。


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posted by ゼロハジ at 2012年12月19日 14:44 | Comment(4) | 投資書籍レビュー
この記事へのコメント
>・・・この書籍が優位性のあるトレードを
>持っていることが前提であること・・・。

上記が全てでしょうね・・(´・_・`)
私もこの本買いましたよ、新品を(笑)。

出版物の限界かもしれないけど、
確立や精神面を説く場合はこうなりますね。

Posted by seisei at 2012年12月20日 20:32
seiseiさん、コメントありがとうございます。


買いましたか、投資書籍としては有名ですから、私も買ってみたわけですがイマイチ合わなかったです。

「優位性のあるトレードを持っていることが前提」というのは、実は今まで読んだ投資書籍にもありました。海外では優位性のあるトレードなんて普通に持っているってことなのかもしれないですね。もしくは株式なら優位性も簡単に発見できるとか言うことなんでしょうか。
Posted by ゼロハジ at 2012年12月21日 10:36
ゾーンは、トレード手法とかは関係なく、認知と深層心理を重要視するなら、及ぶもののない書物でしょう。哲学・心理学でもここまで届いているのは中々ない(哲学は、ある経験や個体に依存した思いつきを実際に試しまくって真実性を確認することはない、心理学は一方では哲学同様の演繹的思いつき、もう一方は科学・客観を言い訳に部分を取り扱うだけで生きた全体から程遠い)。
だから、様々な執着が生じやすく、認知偏向のかかりやすい株式トレーダーの方が、自分の中にあるそれを認識して正していく上で合っている。この本に手法や戦略を求めるのは間違ってますよ。
Posted by 行商人 at 2016年10月02日 11:07
行商人さん、コメントありがとうございます。


さすがにトレード心理の書籍に手法は求めてなかったですね。ただ世間一般的に評価が高い書籍だったので読んだら何かあると思ったら意外にシンプルだったのが正直な印象です。
Posted by ゼロハジ at 2016年10月02日 23:16
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