FXとは?
1.FX(外国為替証拠金取引)とは?
2.そもそも外国為替とは?
3.株式とは違い24時間取引可能
4.少額から始められるレバレッジ
5.通貨ペアとは?
6.通貨の金利差「スワップポイント」

FXの基礎知識
1.取引の際にはスプレッドに注意
2.レートの最小単位Pips(ピップス)
3.リスクコントロールを知る
4.マージンコールと強制ロスカット
5.ロスカット(損切り)は超重要
6.相場を分析する2つの方法
7.いろいろな注文方法の解説
8.自分に合った投資期間選び
9.余剰資金を使って投資する
10.FXでの税金知識



←サイドバーに中級者向け記事
チャートの見方(テクニカル分析)
1.チャートからトレンドを読む
2.基本中の基本「ローソク足」
3.値動きを平均化「移動平均線」
4.トレンドを把握「トレンドライン」
5.「RSI」で加熱度のチェック
6.「MACD」で売買タイミングを計る

情報活用(ファンダメンタル分析)
1.ニュースや政策から相場を読む
2.経済指標の発表をチェック
3.要人の発言によって・・・
4.災害が起きると・・・
5.為替を動かす情報とは?
6.情報はどこから入手?

まずはデモトレードに挑戦
1.実戦の前にまずはデモトレード
2.チャートの見方を練習
3.注文の仕方・数値の見方を確認
4.取引システムは使いやすい?
5.勝てるまで口座は開かない
6.オススメのデモトレード口座
FX口座の選び方
1.FX口座を選ぶ際のポイント
2.くりっく365とは?
3.信託保全について
4.開設に必要な初回入金額
5.口座開設手続きの概要
6.オススメのFX口座

FX実践体験記
1.見方をチェック(1日目)
2.相場上昇でもプラス0(2日目)
3.安値買いで相場上昇(3日目)
4.負けて負けて また負けて(4日目)
5.予想外な結末(最終日)

FXで勝つためのポイント
1.自分の投資スタイルを確立する
2.トレンドに乗るのが基本
3.ナンピンと塩漬けは厳禁
4.取引記録を付けておく
5.ロスカットはしっかりと
6.ポジションを持たないという選択肢
7.大儲けを狙わない

2013年 年末ジャンボの期待値

私も大きな希望の一つである「宝くじ」、そして1年のしめくくり的な意味合いもあるであろう「年末ジャンボ宝くじ」が11月22日より発売となっています。

今回発売されるのは「年末ジャンボ宝くじ」と「年末ジャンボミニ7000万」の2本。

「年末ジャンボ宝くじ」のほうは1等5億円、前後賞1億円というジャンボ宝くじ史上最高当せん額となっていて、また「年末ジャンボミニ7000万」は1等7000万円が1ユニット10本という本数の多さ。当せん金額が1億の場合だと1ユニット1〜3本ぐらいが普通ですから、高額当せんとしてみれば十分に多いなぁという印象。

年末ジャンボは他のジャンボ系宝くじよりも期待値が高いのが特徴で、去年は法律上の上限である50%とほぼ同じの49.9%(0.499)という期待値でした。今年度の宝くじでもこのぐらいはあってほしいところ。


では早速「年末ジャンボ宝くじ(第651回全国自治宝くじ) 」の期待値から計算していきます。

(5億×1)+(1億×2)+(10万×99)+(100万×30)+(3000×100万)+(300×1000万)+(5万×3000)

=5億+2億+990万+3000万+3億+3億+1億5000万

=14億8990万


14億8990万÷30億=0.49663333・・・・

ということで期待値は49.66%(0.4966)となりました。去年よりは少し悪いですが、他のジャンボ系が47%程度の期待値であることを考えると十分に上位の期待値でしょう。


続いて「年末ジャンボミニ7000万(第652回全国自治宝くじ)」の期待値の計算です。

(7000万×10)+(700万×20)+(70万×200)+(7万×1000)+(7000×2万)+(300×100万)

=7億+1億4000万+1億4000万+7000万+1億4000万+3億

=14億9000万

14億9000万÷30億=0.496666・・・

ということで期待値は49.66%(0.4966)となります。ただこちらの方が当せん総額が10万円だけ多いので、「年末ジャンボ」よりは期待値は高いと言うことができます。もちろん無視できるレベルですが(笑)


ちなみに私は「年末ジャンボ」を1枚、「年末ジャンボミニ7000万」を2枚という構成で買ってみました。やはり7000万円が10本というのは結構大きいですね、1等5億円よりも、1等7000万円だけど10倍当たりやすいほうが感覚的に嬉しい

そういえば前回のオータムジャンボはかなり惜しい結果でした。2枚の購入だったのですが、1枚は100万円の当せん番号が5桁中3桁合っているというそこそこ微妙な結果、そしてもう一枚はサンキューオータム賞の3万9000円の当せん番号「0000」とわずか10番違い「0010」という結果で、「もしかしたら次は・・・」なんて思っていたりします(笑)


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posted by ゼロハジ at 2013年11月27日 17:34 | Comment(2) | 宝くじ

厄介なスリッページがなくなるかも?

私はデモトレードでの検証がメインでありますから、トレード上の不利であるスプレッドの拡大やスリッページというのはデモの結果からは読み取りにくいものがあります。システム的に擬似的なスリッページは設定されているようですが、実際のものとはまた違ったものだろうなとは思っています。

さて、そんな厄介なスリッページですが、FX業界の改善により消えてなくなるかもしれません


<スリッページとは>

まずスリッページとは何かということですが、これは2つの意味があります。「成行注文による注文までのレート変化」と「指値・逆指値がズレて執行される」というものです。

成行注文の方は注文時のレートと約定時のレートに差が有ることで、注文した価格とは異なる価格、主に不利な価格で注文が約定することです。スプレッドの縮小に伴って増えてきた感じがしますが、現在の低スプレッド業者のほとんどでこのスリッページが発生します。

指値・逆指値の方は値が飛ぶなど大きな動きが発生した場合に、指定しておいたレートよりも悪いレートで約定されるというもの。月曜日の窓空きや経済指標の発表時に起きます。


<注文が遅れたとの同じ>

成行注文のスリッページを考える場合、例えば上昇が続いている相場の際に100円で注文した場合、本来は100円で買おうと思っていたのに、相場は上昇しているので100.03円で買うことになってしまった。つまり3Pipsのスリッページが発生しています。

こう考えると3Pipsのスリッページがそのまま損失になったように見えますが、このスリッページというのはあくまでも「注文の遅れ」なのです。注文から約定までの数秒間の時間のせいで注文時のレートで売買できなかったというだけのことで、3Pips多く払ったわけでもないと。そもそもその100.03というレートが存在していない限り約定はしないのですから、スリッページというのは直接的な損失ではなく「チャンスロス」に分類されるものなのかもしれません。


経済指標での動きで考えると、発表直後から数秒というのは非常に大きな動きとなります。しかしスリッページでその動きを逃したという例は少なくありません。ですがこれはスリッページにより損失が発生したわけではなく、トレードの遅れによるチャンスロスなわけです。


<マイナスにしかならないスリッページも>

しかし逆から見るとやっぱりスリッページは嫌なやつです。

先ほどの例は上昇時に買いをした場合でしたが、買い注文をしたときからレートが下がってくると厄介な事態になります。

この場合多くのFX業者では不利な価格での執行がされます。先ほどの例では100円で注文して100.03円で約定するということでしたが、もしもそれが逆だった場合、100円で注文して99.97円のレートになった場合、この場合は100円のレートで注文が通ります。これはおかしい。

ですが現状のルールではコレが普通です。スリッページの厄介な点というのは注文時からレートが悪化した際にあるのです。


<外為オンラインの修正>

と、実は偶然にもこの記事を書く今日になって知ったのが「外為オンラインの取引説明書の改訂(12月1日から改訂)」でした。

その改訂事項の中に「クイックトレードで発生するスリッページは不利なものだけでなく有利なものも発生すること」、また禁止事項として「不利なスリッページだけを発生させること」などとあり、スリッページの待遇が大きく改善、スリッページがそれほど不利な要素ではなくなりそうな変化です。

以前の紹介したニュースで「有利なスリッページを発生させず、不利なスリッページだけを発生させていた」などの理由で業務停止だったか業務改善命令が下された業者があり、そのときに「どこでもその条件でスリッページが発生しているけどなぜここだけが?」なんて書いていたのですが、やはりそれでは問題があったのか、他のFX業者でも不利なスリッページだけを発生させるという約定方法は少しづつ改めているようです。


またこんなニュースも見つかりました。以下引用

この夏から、FXがより有利に取引できるようになりそう。金融庁が25日に公表した「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」の改正案では、不利な「スリッページ」のみの発生が禁止されたためだ。

スリッページとは、「自分が意図した注文価格と実際の約定価格との差」だ。買値が98円57銭のときに買い注文を発注した。ところが、約定価格が98円60銭だった――。このときは3銭のスリッページが発生し、意図した価格よりも高く買わされたことになる。注文してから、注文情報がFX会社へ届くまでの、1秒以下のわずかな間にレートが変わってしまうことがスリッページの起きる原因だ。

〜中略〜

本来、有利なスリッページが発生する可能性もある。先ほどの図の【case2】のように買いたいと思った価格よりも、約定時点でレートが下がっていた場合だ。しかし、このような利用者に有利なスリッページは発生せず、不利な方向のみに発生するのがこれまでの通例だった。

今回、金融庁が示した改正案は不利な方向のみのスリッページを禁じ、利用者に有利な方向へ為替レートが動いたのであれば、そのときもスリッページを発生させるように勧告している。【case2】の場合なら98円54銭での約定となるはずだ

引用元:制度改正でFXがより有利に : FX特ダネ便 : FX講座 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



ということが背景にあったようです。金融庁の指導ということですから、これからは不利なスリッページだけが発生する現象はどんどん減っていくでしょう。業者側の負担が増えるということなので多少の淘汰はありそうですが、すでに対応している大手も多いのでまず問題はないと思います。

ただ注意として指値・逆指値には不明点があります。外為オンラインの改訂文章を見る限り、指値・逆指値においては不利なスリッページについての記述はありますが、有利なスリッページが発生するという記述はありません。ですから今回の制度改正はあくまでも成行注文・クイックトレードなどが対象であり、指値・逆指値はそうではないのかもしれません。この点は不明です。


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posted by ゼロハジ at 2013年11月22日 16:09 | Comment(0) | 小ネタ

「ランダムな結果と同じ」という小さくて大きな謎

私のトレード検証において一番多い結果が「ランダムなトレードと同じ結果」だということはよく書きます。これはランダムにトレードした場合にスプレッド分だけマイナスになるように、意味のあるトレード方法を行ってもスプレッド分だけマイナスになってしまうという悲しい結果のことです。過去の例で言えば十数個の方法でこの結果が出ていて、FX相場のランダム度の強さを感じています。

ちなみに2番目に多いのは「マイナスが大きく、なおかつ逆の仕掛けを試せない方法」です。マイナスならマイナスで逆の仕掛けをすれば良いだけですが、逆方向への仕掛けを行えないものも少なくないので、そういった場合はマイナスのまま終了ということになっています。


さて、一番多い結果である「ランダムなトレードと同じ」ですが、実はこの結果には納得いかない点が存在しています。


<ゼロサムゲームであるならば>

一般的にはFXはゼロサムゲームと言われています。つまり参加者の投資金の総和をみんなで取り合っているという図式です。実際には控除率としてスプレッド分が引かれていることは忘れてはいけません。

では仮想の相場世界を作って100人の投資家で考えてみましょう。それぞれの資金は100万円、合わせて1億円の資金です。これをFXのような投資を擬似的に行ってやり取りしていくとします。とにかくこの枠でやり取りをするというところが大事なので細かい点は無視します。


さて、100人いれば50人が勝って50人が負けるようなことにならないでしょう。現実のFX業界でも勝っている人は1割といいますから、10人が勝ち90人が負ける結果、勝ち組トレーダーは10人で4000万円の残高、負け組トレーダーは90人で6000万円の残高となったとします。

一人当たりに換算すると、勝ち組トレーダーは400万円、負け組トレーダーは66.6万円です。負け組トレーダーの資金から33.3万円が勝ち組トレーダーへと流れていった構造。とくに驚くこともない普通の図式な感じはあります。


<ランダムなトレード?>

問題は冒頭の「ランダムなトレードと同じ結果」というもの。

先ほどの負け組トレーダーというのは有効性という観点から見ればマイナスの有効性を持つトレードをしていることになります。当然勝ち組トレーダーはプラスの有効性を持つトレードですね。

ではここでランダムなトレードを行った場合はどうなるのでしょうか。ランダムなトレードをしただけで負け組トレーダーよりも良いトレードをしたことになるというのもおかしいですし、何らかの法則性があるのであれば、より法則性に近い勝ち組トレーダーに負けるのは当然、結果として負け組トレーダーと同じになる可能性もあります。少なくとも100万円から開始して100万円で終わるような結果にはならないでしょう。勝ち組トレーダーにより多少の損失を生むことと思います。


これはFXで直接考えても分かりやすいですね。プロトレーダーとアマチュアトレーダーには情報の入手量・入手速度という大きな差があり、当然のごとくプロトレーダーのほうに優位性があります。ランダムなトレードとプロトレーダーではプロトレーダーが勝ち、ランダムなトレードとアマチュアトレーダーではどうなるか分からない、という感じになると思います。

ですからFXの世界でもプロトレーダーには大きな残高が残り、アマチュアトレーダーには少ない残高が残るという図式になるはずなのですが、実際にはアマチュアトレーダーの残高というのはランダムなトレードと同じ、つまり徐々にスプレッド分マイナスという結果になることが圧倒的に多い。


<個人取引の壁>

これは単純にアマチュアトレーダーの規模が小さいことにあるからでしょう。皆さんご存知のようにFX業者というのはカバー取引を100%行っているわけでは有りません。ほとんどがカバーを行わないものであり、こういったカバーを使わないトレードは相場に対する影響は全く有りません

またそもそもプロトレーダーとアマチュアトレーダーの規模が違うため、個人取引の影響はかなり薄いものとしてみて間違いないでしょう。


<勝ち組トレーダーの利益はどこから?>

話がズレたので戻します。

勝ち組トレーダーは利益を手に入れ、ランダムトレーダーはスプレッド分マイナスという結果、そして負け組トレーダーも実はランダムなトレードと同じ結果という状態がFXの現状です。

つまり勝ち組トレーダーの利益の出所というのが存在していないのが謎なのです。もしもランダムなトレードを行ってスプレッド分以上のマイナスがほとんどなのであれば私も驚かないのですが、それをやってランダムな結果が表れてくるというのは、利益を吸い取っている勝ち組トレーダーの存在がいないのでは?という疑問がわいてくるのです。


<仮説>

しかしランダムなトレードをしてスプレッド分マイナスという結果が表れる理由は考えられないわけではありません。以下仮説。

・極端なランダム化
・実はそれほど勝ってない(手数料目的)
・プロトレーダーの優位性0

極端なランダム化というのはそのままですね。ほとんどがランダムで微細な有効性しかないために、全体で見て大きな利益を生むことが少なく、逆に負ける側もランダムトレードと同程度のマイナスにしかならないというもの。また次の「実はそれほど勝っていない」というの同じで、相場に影響があるほど勝っているトレーダーは少ないのではないかと考えるのは、案外ありそうな仮説ではあります。

プロトレーダーの優位性0というのは、アマチュアトレーダーとプロトレーダーを比べた場合にプロが優位なのは当然で、アマチュアのほうが規模が小さく影響が少ないのではないか、ということはすでに書きました。そこでチャートを動かしているのはプロトレーダーということになるわけですが、このプロトレーダー同士を比べた場合、そこに優位性というのは存在していません。もちろんトレードの規模による差はありますが、全体の流れに乗るために必要な情報の入手という意味では別に差がないと。だから優位性がないために誰もが大して有利になる状況でもなく、結果としてランダムに近い結果になっているのではないかと。


いずれにしても誰かが大勝ちしている状況というのはFXではあまり考えられないなぁと。株ファンドなどと比べても、為替ファンドの利率はかなり低いですから、大規模な投資家が大もうけするのは無理なのではないかと。ちなみに相場に影響がない程度の小規模投資家であれば大勝の可能性はあるので、今回はあくまでもチャートに影響を与えるだけのトレードという視点で書いてみました。


追記:私が検証に使っているのはデモトレードだからと思われる方もいるかもしれませんが、私が言いたいにはチャート上に非効率が存在していないのがおかしいということです。有効性があるのであれば、どこかにマイナスの有効性もあるはずなのですが、どのようにトレードしてもランダムな結果というのはそれなりに理由があるのではないかと考えています。


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FXの経験を積んでも勝てるようにならない

最近FXを否定する記事ばかり書いてますが、FXを肯定する記事の間違いを正すという意味でも多少こういった記事があってもいいかなと。もちろんあまり好まれないのも分かってはいるのですが、ある程度理論的に否定できる部分も少なくないので記事にしています。

さて、今回はFXトレーダーが経験によりどのように成長するかというもの。


<経験5年以上のトレーダーと初心者>

多くの物事において、経験と成長は正比例して伸びていく関係にあります。どの分野でも良いですが、時間をかければかけただけ成長するのが普通ということですね。もちろん人間には限界があるのでスポーツでは時間のかけ方と同じく肉体的な才能も必要になってきます。

ですが肉体的な才能が必要ない場合や限界まで近くない状態では、経験した時間が多ければ多いほど習得することが多いと。私が好きなゲームでもそうですし、ダンスとか、イラストを描くことなども経験を積めばうまくなっていきます。


しかし、トレーダーには経験を積むことによってうまくなっていくという要素はありません

試しに考えてみてください。この記事を書いている私、つまりゼロハジというトレーダーは5年以上もFXに関わっていますが、それでもまだランダムなトレードを超えることができずにいます。しかしこれは全然珍しくありません。FXの世界を見れば一般的なことです。

つまり私は数千時間という時間を費やして勉強し、検証しているというのに、昨日から始めたトレーダーと同程度のトレードしか出来ないのです。もちろん知識の差は圧倒的ですが、その知識はトレードの直接の役には立たないわけで、トレードという意味ではその効果に差はありません。


<一般的な成長率とトレーダー成長率>

ここに一般的な物事の成長率とトレーダーの成長率とを図にしてみました。

一般的な成長.pngトレーダーとしての成長.png

一般的な物事を成長する場合に一番成長するのがやり始めです。例えばイラストを描くことを始めた場合、まずはイラストを書くのに何が必要かとか、イラストを書くための時間、イラストの大きさ、色使いなど非常に多数のこと一挙に学びます。やり始めた時というのは一番成長率が大きい時期なのです

そしてそこからイラストをいくつも描いていき、また他人のイラストを見たり、書籍などで勉強するなどして少しづつ成長するのが中間の成長となり、最後の方の成長となると、イラストのうまさというよりは特徴的なキャラクターの描き方とかデザイン的な能力が求められ、イラストを描くという意味では成長はほぼなくなる、というのが一般的な物事の流れでしょう。初期は大きく成長し、中期は少しづつ成長し、後期はほぼ全く成長がない、というもの。


ではトレーダーの成長を考えて見ましょう。トレーダーの場合、初期の成長というのは口座の選び方や税金の種類、チャートの見方、テクニカル・ファンダメンタルなど多数ありますが、これらはトレードで勝つという目的に対して貢献度がほぼ全くありません。極端な話、適当でもトレードの勝ち負けへの影響はないと。

そして中期においては成長が全くなくなります。つまりは私がこの中期に当たるわけですが、どのようなテクニカルやファンダメンタルを試しても勝てず、ランダムなトレードを超えられないトレーダーという感じです。通常なら時間と経験により成長するはずなのですが、いくらやっても成長なしという不思議な状態が続きます。そして後期、この場合「有効性のあるトレードができるようになる」と初めて成長が認められるという感じです。

つまりは「有効性のあるトレードができるかどうか」により、成長があるかどうかはっきり分かれてしまうということです。時間というよりはそのトレードができる才能、情報、知識があるかどうかということであり、時間をかけたぶんだけ成長する類のものではないわけです。


<トレーダーの中間は0>

前々から感じてはいたのですが、「トレーダーのミッシングリンク」というものがあるようで、つまりは全く勝てないトレーダーと勝てているトレーダーの中間のトレーダーが存在していないと。もちろん投資という性質上、勝てているのであれば資金は勝手に増えていくので、中間というのも曖昧な表現ではありますが、まぁ分布が極端な感じがあります。

しかしおかしいわけでもないです。FXはゼロサムゲームであり、そのゼロサムから得る側なのか、失う側なのかというのははっきりとライン分けされていますから、そのラインを超えて勝ちを持続できれば大きな利益にもなるというものです。


また、前記事でも書きましたが相場観というものが有効性を生むと考えたとして、初心者トレーダーよりも遥かに相場観があるはずの熟練トレーダーでもランダムなトレードになっていることの理由がつきません。たしかに大きな利益にはならないでしょうが、多少の利益にはなるはずなのに有効性0、ということは相場観というもの自体の存在が疑わしいと考えられます。

まぁなんにしても、何らかの気付きがない限りFXで勝てるようにはならないということでしょう。


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posted by ゼロハジ at 2013年11月15日 16:10 | Comment(6) | FX初心者用記事まとめ

相場観の有効性の謎

有名トレーダーさんの記事や投資書籍で良く目にするのが「絶対のトレード方法はない、トレード方法というのは機能することもあれば機能しないこともあり、それを見極める相場観が必要」という内容です。

これはつまり「聖杯」、再現性があり確定的に有効なトレード方法はない、という意味なのですが、これは正しいのでしょうか?私もなにも「聖杯が必ずある」と思っているわけではないですが、聖杯がない状態で、なおかつ相場観があれば有効性を生める状況というのはピンときません。


<聖杯がなかったら?>

聖杯がない状況というのは今現在がそうなのですぐに理解できるでしょう。では問題の相場観を利用した有効性の生み方を考えて見ましょう。

聖杯がないと断定しているわけですから、この場合どのテクニカルが有効というわけではないということになります。もしもテクニカル自体に有効性があるのであれば、それを使えば聖杯かそれに近いものはすぐに開発できてしまいます。

そしてそれらテクニカルやファンダメンタルを組み合わせ、相場観によりトレードを判断することで有効性が生まれてくる・・・らしいですが、この部分はかなり曖昧な感じがします。各テクニカルは機能しているかどうか分からない、でも組み合わせると有効性が生まれる、というのは何とも考えがたいです。


<何が機能するの?>

問題はこの相場観により何が生まれているかということでしょう。

テクニカルそのものの単体使用では無理であり、その他要素を組み合わせて、なおかつ相場観により判断することで初めて生まれる有効性というのは、いったい何なのかはよく分かりません。

これは計算式で考えると見えてくるものがありました。

A×B×C=1.1

この場合、1をランダムなトレードの期待値として、ABCをテクニカルやファンダメンタルの各要素とした場合、ABCのうちどれか、またはすべてが期待値1を上回っているという状況。つまりどこかの要素でプラスの期待値を持っていない限り、合計の期待値は1を越えることはないのです。

じゃあそのどこかの要素を突き詰めていけば、結局はそれが聖杯になるのでは?というのが私の疑問です。


<相場観ってあるの?>

ここで問題になってくるのが「相場観」です。先ほどのABCはあくまでもテクニカルやファンダメンタルの要素でしたが、今回の記事で大事なのが相場観による有効性の発現ですから、それがどのように関わってくるのかということが重要です。

例えば、日経平均と対円通貨の動きには関連性があるとされています。つまり日経が上がれば円安、下がれば円高というものです。

では実際にこれを参考にしてトレードしたところで利益が出るかというとそれは無理でしょう。私も似たようなことはやりましたが、関連性があることもあれば関連性がないこともあり、全体で見てもプラスになりそうではないです。

ではここに相場観を入れて日経平均を見た場合はどうなるのでしょうか。プラスになるのでしょうか?もしプラスになったとしてそれは何から判断したことなのでしょうか?感覚?

この辺りがとても曖昧です。何か追加したのであれば追加した側に有効性があるのではないかと思ってしまいますし、何もないのであればどうやって判断したのかが分かりません。極端な話、コイン投げというランダムな結果を感覚によって正答率を高めることはできませんが、テクニカルやファンダメンタルというそのままではランダムな結果と同程度の結果しか生まないものを感覚によって有効性を引き出せると言われても納得できないところはあります。


<言い逃れしやすいから?>

まぁはっきり言ってしまえば冒頭の言葉は言い逃れするためのものなのだろうなと。

勝てないのは経験・感覚のせい、としておけば自分のトレード方法を責められることもないため、楽な言い訳なのだと思います。

確かにスポーツなどを見ても感覚的な判断というのはあるように思います。ですがトレードに関しては感覚よりは先に情報や分析の正しさが来るでしょう。全然役に立たないテクニカルを参考にして、それに相場観をプラスしても勝てるとは思えません。

つまり

A×B×C=1

の場合、ここに相場観Dを追加すると1以上になるということなわけですが、それだと相場観だけに有効性があることになってしまいます。もしもABCのいずれかに有効性が含まれているのであれば、それは相場観がなくてもある程度は発現しているわけで、相場観があって初めて有効性が生まれるケースというのはちょっと考えられないのではないかと感じています。


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posted by ゼロハジ at 2013年11月13日 17:46 | Comment(2) | 小ネタ

「悪魔にアドレスを教えると」等 変な検索ワードを集めてみた

マジメな記事が続いたので息抜き更新ということで、3ヶ月ぶりの検索ワード集めです。この企画はこのブログにたどり着いたちょっと変な・面白いワードをコメント付きで取り上げる企画です。いつもとは違った切り口で記事を書いています。

今回使用するデータは11年6月以降のものとなっています。11年6月というのは大震災から少ししたあたりですね。レバレッジ規制などがありました。では始めます。


「fx neo キャンペーンガール」

さて、誰でしょうか?検索してもほとんど「サンテFXネオ」しかかかってきませんが、どうにかこうにか見つけた画像から推測するに「多岐川華子」さんだと思います。どこかのFX業者で使われていた記憶はあるので、少なくともFXネオの運営であるGMOクリック証券のキャンペーンガールにはなっていたはず。ちなみに「多岐川華子」さんは「あなたと合体したい」というフレーズで有名になった「フィーバー創聖のアクエリオン」のCMに出演していました。


「fxナビゲーター イメージキャラクター」

こちらは全く分からず。そもそも「FXナビゲーター」という取引システム自体が有名じゃないですし、イメージキャラクターがいたかどうかすら不明です。しかし私が言っている「カブドットコム証券」の「FXナビゲーター」じゃない同名のものもあるようですし、これ以外のサービスでイメージキャラクターが存在していたのかもしれません。


「nex c3 評判」

この「nex c3」というワードが他にもあったので調べたみたところ、小型一眼レフカメラのシリーズのことらしいです。検索数にして10件くらいもありましたが、このブログでカメラに触れたことは一度もないと思います。全然分かりません(笑)


「デュアルディスプレイ 隠れた」

なかなかの謎ワードです。デュアルディスプレイはおそらく2つのディスプレイ、マルチモニターということでしょうが、「隠れた」というのは何が隠れたのでしょうか?そもそも2つモニターがある場合って操作とかどうなってるんですかね?モニターがつながっているように一つのキーボードで操作するんでしょうか、そしてそのモニターとモニターの間にウインドウが隠れたとかかもしれません。


「トレード方法 広まる 使えなくなる」

これはどうなんでしょうね。以前はトレード方法が広まることにより、トレードのタイミングがズレて有効性が薄まると考えていましたけど。今考えるとそもそも有効性のあるトレード方法自体が皆無という状況が分かってきて何とも言えなくなってきました。伝達可能なトレード方法というものがあるかどうかすら分からないところです。


「トレーリングストップ 欠点」

これも今では考え方が変わってきました。たぶんこの11年ごろは「トレーリングストップは利益を伸ばすのに使える手段」と考えていたのでしょうが、トレーリングストップを使うとそのトレードにおける最大利益からストップ分を引いた損益で固定されてしまうということであり、またイレギュラーによる突発的なマイナスを避けることも出来ません。使ってみた感じから言っても普通のストップよりも有効性は生まれにくそうな感じです。手動でやった方がマシです。


「パレートの法則 トレード」

パレートの法則というのは二八(にはち)の法則などともいう経験則のこと。例えば会社の利益を見た場合に2割の社員によって8割の利益が上がっているなどという例が上げられることが多いです。FXでいうと「2割のトレーダーが8割の利益を上げている」と言われています。私も2割のトレーダーになってみたいものです。


「ワイコフ カスカレ」

なんだこれ?と思って検索すると一番目にかかるのがこのブログの「カスカレ法とトラップリピートイフダン」でした。自分で書いて忘れるとはなんとも情けない(笑)。内容としては「カスカレ法」というトレード方法が「ワイコフの相場大学」という書籍に載っていて、なおかつそれは「マネースクウェアジャパン」の「トラップリピートイフダン」と同じという記事です。もちろん酷いトレード方法だというスタンスはそのときから変わっていませんでした。


「2011年7月、ひまわりfxのお取引において、下記5通貨ペアの中で 取引量が3番目に多かった通貨ペアはどれでしょう?」

キャンペーン企画のクイズらしいです。5つの通貨ペアは「ドル円」「ユーロ円」「ユーロドル」「豪ドル円」「ポンド円」で、取引量3番目の通貨ペアを当てるというもの。いまさら考えても仕方ないですが、まず1番は間違いなく「ドル円」ですね、2番目3番目はすごく微妙。2番目は「豪ドル円」かなと思いますが、残り3つの取引量は同じぐらいな気がします。3番目は「ポンド円」かな?正解は検索しても出てきませんでした(笑)


「90°システム広告」

まったく聞いたことのない言葉ですが、目にしたことは実は何度もあったようです。これはサッカー場などに設置される平面の広告のこと。カメラ側からは立体に見えますが、実際には平面に設置されているあの広告のことらしいです。また一つ雑学を知ることができました。


「fx サイクロン 大会」

銃の種類に「FXサイクロン」というものがあるらしく、それを使った大会ということで検索にかかったようです。猟銃らしいですけど、そういうのにも名前ついているんですね。そういえば農業用の除草剤で「天下無草」なんてのもあったりして、意外にそういう仕事にもこういうポップな名称が使われたりするんですね。


「fx スプレッドがなかったら勝てる」

これはどうなのでしょうね。私の過去の検証でもスプレッド分は上回るけど0を超えないような結果になったものはいくつかあったので、なかったらプラスになっていた可能性もあったのかも?でも月日の流れでドル円スプレッドが3→1以下になったので勝っているトレーダーが増えた感じもないので、やっぱり変わらないのかもしれません。


「fxで勝つ確率 10pipsで利益確定 30pipsで損きりを」

理論勝率から計算して75%の勝率です。


「fxなんてもうやめよう」

やめよう。そうだFXなんてもうやめてしまおう・・・と思ってしまう自分もどこかに・・・(苦笑)


「うまい棒お一万円で買う」

これで検索すると「1本のうまい棒を1万円札で買う」という動画が多数見つかります。何か面白いんでしょうか?私には全く分かりません。


「悪魔にアドレスを教えると」

怖すぎです。何かの都市伝説ですか?検索しても特には出なかったのですが、自然に出てくる検索ワードでもないですよね。不気味。



と、今回はここで終了です。今回は選んだ時期がよかったからかそこそこ意味のあるワードがそろっていて書きがいがありました。また次回も面白いワードが出てくることを期待しておきましょう。


追記:今回の調査中に知ったのですが、以前から少し気になっていたある有名トレーダーさんのブログが結局報酬目的だったことを知りました。前からおかしな行動はあったものの、ブログ内での広告は特になかったので「信頼できるかも」という思いがどこかにあったのですが、実は会員になるときに商品の購入が要求されるという類のものだったそうです。結構長い期間信じてましたし多少のショックを感じています。


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posted by ゼロハジ at 2013年11月08日 19:37 | Comment(0) | 小ネタ

体重の移動平均線から見える問題

今回は「体重と移動平均線の問題」について書きますが、ダイエットの話というわけではないので期待しないでください。

ずいぶん前からFXチャートのランダム性の強さは感じていました。ランダムなチャートとFXのチャートを比べても重なる点は少なくなく、FXチャートが意味のある動きをしていてたとしても、その中には充分にランダムな動きを含んでいるのは間違いありません。

チャートに影響を与えるすべての要因が分かるわけがないですし、分かったところで即時ではないですから結局は意味がない、ランダムな動きが相当な数になります。


そういった動きがあるということは分かっていましたが、最近思い始めたのがランダムなチャートにおいても移動平均線やトレンドラインのブレイクが発生するということでした。


<体重の例え>

ある人の体重の推移があったとします。そしてその体重を移動平均線として表示します。

試しに200日分の体重変化(実際にはランダムに増減した数値)のチャートを見てみると・・・

体重のランダム変化1.png体重のランダム変化2.png体重のランダム変化3.png

今回はキングソフトのスプレッドシートからの切抜き画像となっています。直接書くよりは見やすいと思います。ただ0〜30までの数値がカットできないため分かりにくくもあります。大きめの画像にするためサムネイルからのリンクになりました。

さて、体重は55キロからスタート、ピンクが20日移動平均線、期間は300日ですが、どうみても相場のチャートですね。トレンドラインも引けますし、チャートパターンの数々が見て取れます。つまり相場というのは充分にランダム化しているというのは分かると思います。そして移動平均線に関しても機能しているように見えますが、これはランダムなチャートであることをお忘れなく。


これらのランダムなチャートを体重の変化としたのはこれから関係してきます。

先ほどの3つの画像は一切の修正や手心なく、本当にランダムに表示して取得したものですが、そのわりには実際の体重の変化に良く似ています。まぁそう見えるように変動の幅を1日0〜1キロに設定しているわけですからこの点は当たり前です。

ではここからが本題、この体重の変化においてファンダメンタルな出来事を追加するというのが今回の試みです。

体重というのは日々変化するものですが、その中で「病気になった」とか「失恋して食べ過ぎた」などのファンダメンタルな要因により体重が変化することがあります。


ということで、体重に関するファンダメンタルということで、なんらかの体重減少の出来事が起きて10日で5キロ減ったとしましょう。

それが体重を記録した始めた150日目から起こったことにして、その後の体重の変化、特に体重の移動平均線がどうなるかに注目してみます。いずれも150日目から10日間毎日−0.5キロしているという仮定にしています。

ファンダメンタルな変化追加後1.pngファンダメンタルな変化追加後2.pngファンダメンタルな変化追加後3.png

ということで、思ったよりも変わりのない結果に(笑) この前提は失敗でした。


仕方がないのでこの結果のまま書きたかったことを書いていくと、赤丸のついたところが10日連続の体重減少のファンダメンタル、移動平均線はそれにより下降・デッドクロスが発生するわけですが、そもそもの体重の変化はランダムなものですから、それ以降の変化には影響がないはずだ、ということが分かります。つまりファンダメンタルによる変化は間違いのないものですが、体重が減少し移動平均線の下に入ったとしても、そのファンダメンタルが持続しているときには意味のあるものですが、ファンダメンタルの影響が終わった後に移動平均線の下にいることは下降の可能性を示しているわけではないだろうという推測です。


<まとめ>

自分でもとても分かりにくくなってしまったのでまとめます。

・FXチャートには充分なランダム性がある
移動平均線を下回っていたとしても下降の影響は必ずしもない

という2点でしょうか。もちろんファンダメンタルが持続することもあるので、それの参考のための移動平均線というのはあるでしょうが、ファンダメンタルな動きが持続して移動平均線が参考になるケースよりも、ファンダメンタルな動きが持続せず移動平均線が参考にならないケースのほうがおそらく多いことでしょう。

つまりは「移動平均線の下にあるから売り、上にあるから買い」という単純な動きはほとんど機能する可能性がないということです。100%ではないですが、ファンダメンタルの影響が終わった後も移動平均線にはその影響力が残ったままなのですから、参考にはならないのではないかと思います。


う〜ん、今回は本当によく書けなかった記事ですね。例えに体重を持ってきたのが失敗でした。機会があればまた内容を変えて書き直したいと思います。


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posted by ゼロハジ at 2013年11月05日 19:02 | Comment(0) | 小ネタ

テクニカルとファンダメンタルの有効性の推移の違い

今回は久しぶりにマジメな記事です。

今回記事にするのは「テクニカルとファンダメンタルの有効性の推移の違い」です。つまりはテクニカルとファンダメンタルの有効性の表れ方を比較するという内容です。


<テクニカルの有効性の表れ方>

テクニカルというのは数値やライン・平均線への距離などによりその有効性が変わってくるとされています。

たとえばトレンドラインを考えた場合、破られていないサポートトレンドラインに近いほど買いの有効性が上がり、サポートトレンドラインに遠いほど買いの有効性が下がる(あくまでもトレンドラインの限定した場合)はずです。

またこういった動きはRSIのように数値によって表記されるものでもそうです。RSIの数値が10を切れば充分な買いサインということで買いの有効性が上がりますが、逆に90を越えるようでは買いサインとしては機能せず、買いの有効性は下がる・上がらないことになります。


そういったテクニカルの有効性というのは、あるポイント、つまりテクニカルが最大限の有効性を引き出す(と言われている)ポイントから少しづつ前後して有効性が分布することになります。先ほどのトレンドラインの例で考えると、サポートトレンドラインにタッチした点が買いの最大限の有効性を発揮するポイントでありますが、そこからわずかに離れてもまだ有効性はあることでしょう。そしてその離れた距離が大きくなると有効性が失われていくと考えることができます。

テクニカルパターン1.pngテクニカルパターン2.png

つまりはこういうことですね。ランダムラインというのは有効性が全くないランダムな仕掛けと同じ有効性0という意味です。それより上だと有効性があり、下だとマイナスの有効性という意味で表しています。また図が二つあるのは、どちらのパターンも考えることができるものだからです。

パターン1では、テクニカルの有効性がランダムラインを下回ることがあると想定しています。例えばRSIの場合、10以下は買いサインで90以下は売りサインです。つまり買いサイン側から見た場合、RSいの数値が上昇するにしたがって買いの有効性が減り、ある一点を越えると有効性がマイナス、つまり売りの有効性が発生することになるということが考えられます。

もう一つのパターン2はトレンドライン的な考え方からこういう図にしました。かなり分かりにくいですが仕掛けポイントから一定の範囲まで有効性があり、それ以降はランダムと同じ有効性0になるとしています。

トレンドラインの場合、トレンドラインに近づくにしたがって有効性が上昇しますが、離れた場合の有効性の減少というのはある一定で止まるのではないかと考えられます。つまり上昇トレンドラインから大きく乖離して上昇した場合、そこでマイナスの有効性が生まれたりはしないということです。その行き着く先はランダムと同じ、ランダムラインを突破しないのではないかと考えることができます。


<ファンダメンタルの有効性の表れ方>

一方ファンダメンタルの有効性を表す場合というのは瞬間的な動きがメインとなります。確かに長期的に作用することも多いですが、その背景には政策発表時の瞬間的な動きもあったことでしょう。プラザ合意以降の急激な円高もやはりプラザ合意発表という瞬間的な動きから始まっているだろうと推測することができます。


ファンダメンタルの瞬間的な有効性の表れというのは図のようにするとこのような感じになります。

ファンダメンタルパターン.png

ファンダメンタルの場合、その発表の前の動きが大きかったとしても、それは基本的にはランダムな、それぞれの勝手な思惑の上で動きが活発になっているだけで(実際にはインサイダーもありますが)、発表までは有効性0というのが基本スタンスとしました。

そして発表後の有効性の推移(点線)はその発表の影響力・相場状況によります。

影響力の強さは言うまでもないですが、相場状況は「材料がない」「値動きが小さい」「別の発表待ち」などいろいろありすぎて、ファンダメンタルの持続具合ははっきり言って推測は無理だと思います。現在その効果があるのかすら判断するのは厳しいように感じます。


<問題>

テクニカルの有効性の表れ方から考えれば、有効性が出るポイントでトレードするのは全く難しくありません。多少外れたからといって有効性が消えるわけではないですから、その付近でトレードできていれば有効性は出るはず。しかし実際に同じような検証をしたとしても、有効性は全く確認できない例が多いです。

またファンダメンタルを考えても、発表直前に買ってしまってはランダムなトレードになりますし、発表後に買おうとしても実際の発表から手元に届くまでに時間のロスが発生し有効性が大きく減少することが考えられます。


うーん、特にテクニカルが問題なんですよ。ピッタリその数値でなくても有効性が出るだろうと推測できますが、検証しても何の結果も得られないと。これはテクニカルが機能していないからなのではないかという疑念が強くなりますし、またテクニカルを単純に当てはめるだけで勝てるほど甘くはないという想像も出来ます。まぁなんにしてもちょっとづつ理解していくしかないということなのでしょう。


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posted by ゼロハジ at 2013年11月02日 23:04 | Comment(0) | 小ネタ