FXとは?
1.FX(外国為替証拠金取引)とは?
2.そもそも外国為替とは?
3.株式とは違い24時間取引可能
4.少額から始められるレバレッジ
5.通貨ペアとは?
6.通貨の金利差「スワップポイント」

FXの基礎知識
1.取引の際にはスプレッドに注意
2.レートの最小単位Pips(ピップス)
3.リスクコントロールを知る
4.マージンコールと強制ロスカット
5.ロスカット(損切り)は超重要
6.相場を分析する2つの方法
7.いろいろな注文方法の解説
8.自分に合った投資期間選び
9.余剰資金を使って投資する
10.FXでの税金知識



←サイドバーに中級者向け記事
チャートの見方(テクニカル分析)
1.チャートからトレンドを読む
2.基本中の基本「ローソク足」
3.値動きを平均化「移動平均線」
4.トレンドを把握「トレンドライン」
5.「RSI」で加熱度のチェック
6.「MACD」で売買タイミングを計る

情報活用(ファンダメンタル分析)
1.ニュースや政策から相場を読む
2.経済指標の発表をチェック
3.要人の発言によって・・・
4.災害が起きると・・・
5.為替を動かす情報とは?
6.情報はどこから入手?

まずはデモトレードに挑戦
1.実戦の前にまずはデモトレード
2.チャートの見方を練習
3.注文の仕方・数値の見方を確認
4.取引システムは使いやすい?
5.勝てるまで口座は開かない
6.オススメのデモトレード口座
FX口座の選び方
1.FX口座を選ぶ際のポイント
2.くりっく365とは?
3.信託保全について
4.開設に必要な初回入金額
5.口座開設手続きの概要
6.オススメのFX口座

FX実践体験記
1.見方をチェック(1日目)
2.相場上昇でもプラス0(2日目)
3.安値買いで相場上昇(3日目)
4.負けて負けて また負けて(4日目)
5.予想外な結末(最終日)

FXで勝つためのポイント
1.自分の投資スタイルを確立する
2.トレンドに乗るのが基本
3.ナンピンと塩漬けは厳禁
4.取引記録を付けておく
5.ロスカットはしっかりと
6.ポジションを持たないという選択肢
7.大儲けを狙わない

投資の王道 実践編 通貨証拠金取引のレビュー

私が間違っていました。

といっても、いきなり何のことかわからないと思いますが、今回読んだ投資書籍が私の求めていたものとは全く異なる内容であり、注文の段階かもしくは書籍を調べている段階で誤って購入してしまった書籍なのではないかと考えています。投資書籍を買う時に数多く注文したので、はっきりと覚えていないところもあり、届いたときに「これ頼んだかな?」と思うほどでした(注文履歴には残ってました)。

その書籍は「投資の王道 実践編 通貨証拠金取引 (新井邦弘:著 日経BP社:出版」です。


<内容>

私が求めていた投資書籍というのは「テクニカル・ファンダメンタル・メンタルのいずれかについて詳しく載っている書籍」だったわけですが、実はこの書籍は「FX初心者向けの書籍」でした。しかも古い

2004年出版のこの書籍は、FXという言葉すらまだなく、金融庁の監視も行われていない個人為替取引の暗黒時代に書かれたものです。

だから当然、現代で通用しない知識は多く、参考になる部分は少ないです。もちろん当時読めば役に立った知識なのでしょうが、現代FXでは話が違う部分は多いです。


<一目均衡表の簡易説明のみ>

テクニカル的な部分はほとんどが「一目均衡表」の解説となっています。

その解説は簡易なもので(そもそも一目均衡表の解説は原本以外はすべて簡易的なものらしい)、読んでもトレードに使えるほどにはならないと思います。この書籍のテーマはおそらく「通貨証拠金取引」の解説なので、テクニカル的には多少の説明があればいいと判断したのでしょうか。


この一目均衡表の解説は数ページですが、その後50ページにわたり、この書籍が書かれた時代の各為替相場を一目均衡表で解説しています。つまりは相場予想です。はっきりと「買いです」と書かれているわけではないですが、「現在はどちらに転ぶか分からない状況」とか「もしもこの線を超えた時には買わないほうが無難でしょう」などと言葉を濁しながらも方向を示唆するような書き方をしています。自分的には案外ここがこの書籍のメインだったのかなと思ってます。


<リスク管理は素晴らしい>

買いまではしませんが、書店に行くたびに新しいFX書籍をペラペラとめくってみます。しかし大半の内容は「話にもならない」という感じ。ですがこの書籍には評価できる点がきちんとありました。

その評価できる点とは「正しいリスク管理の方法」です。

リスク管理の考え方や資産運用的な考え方など、これを読めばリスク管理については十分に知ることができると思います。ナンピンとか塩漬けとかそういったもののリスクについても触れられていますし、レバレッジ(この時代は10倍20倍だったようです)のリスクについても書かれています。


<評価>

評価は20点です。

前半部分はFXの仕組みについての解説のために読んでも得るところがないですし、なにより内容が古い。また後半はテクニカルとリスクの解説ですが、テクニカル部分は「簡易的+現代にそぐわない過去の相場の分析」のためこの点も価値が低いです。そしてようやく点数を付けられるリスク管理についても、全くの初心者が読むなら別ですが、投資書籍を数冊も読めば普通に気づくような内容なので、この評価となりました。


まぁ私がこれをテクニカル的な書籍を勘違いして買ったのが問題なわけですが、すでに出版から8年も経過している書籍なんて買う人がいるわけが・・・と思ったらこれ再販されてるんですね(笑) 私は中古で買ったので気付きませんでしたが、まだamazonで新品が入手できるということは買っている人がいるということなのでしょう。

買った私から言わせてもらえば、いくらなんでも8年の経過は大きいので、相当な理由がない限りこの書籍を買う必要はないと思います。それこそFXについて解説している書籍の評判の良いものを買っておけばこれよりはいいと思います。もちろん新しいものがいいですね。


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コナーズの短期売買入門のレビュー

はい、相変わらず読んでいる投資書籍はこれで4冊目になります。ペースについてはこんなものですが、成長についてはさっぱりです(笑)

さて、今回読んだ書籍は「コナーズの短期売買入門 トレーディングの非常識なエッジと必勝テクニック(ローレンス・A・コナーズ、シーザー・アルバレス:著 長尾慎太郎:監修 スペンサー倫亜:訳)」です。

この書籍が届いた時にペラペラとめくってみたのですが、その時の直観はそれほど間違っていなかったようで・・・


<内容>

ページ数は146ページと少なく、チャートや空白ページもかなり多いので読むのに1時間ちょっともあればいけます。そして定価は4800円!!!。私は中古で買いましたが、それでも4000円でした。かなり高い買い物ですね。今ならマクドナルドでポテトが26個も食べられる価格です(笑)

ちなみにこの書籍は新しいです。日本での出版が2010年ですが、コピーライトが2009年になっているので少なくともそのぐらいに発売されていたはずです。

内容の方は「ラリーウィリアムズの短期売買法」と同じく、機械的トレードかもしくはシステムトレードで使うための書籍となっています。具体的な内容もかなり似通っていて、見せ方が「テクニカルの提示→検証結果→最適化の検証結果」と全く同じです。


<カーブフィッティング以上の答えがない>

このブログで低評価だった「ラリーウィリアムズの短期売買法」に似ているということは低評価なわけですが、やはりこの書籍も「カーブフィッティングを載せているだけ」と考えるのが自然です。

今回の期間は「ラリーウィリアムズの短期売買法」のときのように特別な上昇を見せている期間ではなかったですが、その分テクニカル的な意味よりも検証の結果に重点を置いていて「いやいや、それはないから」というようなテクニカルも結果が良いという理由から使われています。

テクニカル的に見ても「ラリーウィリアムズの短期売買法」よりも劣ります。検証を楽にするために単純なテクニカルにしたんでしょうが、あまりに単純すぎるためにどこに有効性があるのか分かりません。確かに同じように単純なテクニカルはありますが、この書籍のテクニカルは「検証上良かった」という以上のものはないので、普通に使うには無理があります。もちろんFXでなくてもです。


<テクニカル以外もひどい>

またテクニカル的な面以外もひどいです。

問題は書籍の前面に印刷されている「ストップは置くな! オーバーナイトで儲けろ!」という文面。


まずストップに関しては「置かない」ことがパフォーマンスを上げると書いています。この点に関しても「ラリーウィリアムズの短期売買法」と同じであることに驚いてます(笑)

当然ですがありとあらゆるトレードにおいてストップを置かないことはパフォーマンスを上げます。これは当たり前です。データ的にも絶対にそうなります。100%間違いありません。

ですが問題はトレーダーには資金があるということです。資金を考慮した場合にストップを置かないというのは話にならない。ストップを置かないというのは1回のトレードのリスクが無限大ということですから、自分の資金が尽きた時に終わりが来ます。ストップを置かないことでパフォーマンスが上がるというのは、資金を無限と想定した場合のことですから、現実では全く役に立ちません


またオーバーナイトについても同じです。FXでいう週をまたぐのと同じですが、株式取引の時間は日中で終わります。夜はないです。ですからFXよりも毎日の始値が飛ぶ確率が高い。

そういうリスクがあるのでオーバーナイトはせずにポジションを手じまうという戦略もあるわけですが、この書籍は否定しています。オーバーナイトをした場合としなかった場合を比べた時に、した時の方がパフォーマンスが良いからだそうです。

しかしこの問題も同じく資金が無限であると想定されています。もし何か大きな出来事が起こって始値が飛んだ場合、場合によっては追証となります。これが現実です。オーバーナイトの方が利益率が高いのは誰もが分かっていると思います。しかし最悪の事態が起こった時に対応できないから手じまうというのは別に間違ってはいない戦略でしょう。もちろんトレードする期間が長い場合にはオーバーナイトはしなければいけないでしょう。


<評価>

評価は5点です。

ここまで評価を低くした理由は「ラリーウィリアムズの短期売買法」よりも劣ること、この方法で売買している様子が全くなかったこと(つまりは単なるデータの提示なのではないか)、「昔も儲かって、今も変わらず儲かっている手法を紹介」と書いてしまったこと(ラリーウィリアムズの短期売買法では「方法は変化するもの」という逃げ道があった)などです。

内容から書き方、考え方、仕掛けの方法も「買いが基本で売りはおまけ」というところまで「ラリーウィリアムズの短期売買法」と同じなわけですが(価格が高いところも同じですね、笑)、それよりも目に見えて劣るということでこの評価。


5点を付けたのは明確な理由がありまして、14章「心理」の中のインタビューが素晴らしかったこと。

私は元・自己啓発オタクなわけですが、その観点から見てもこのインタビューの内容は素晴らしい。夢に対する情熱、そして「挑戦したからには最下位でもいいからやり抜く」という根性、写真の裏に書いてあったという「人が敗北するには2通りしかない、あきらめるときと、死ぬ時だ」という鳥肌・涙目ものの名言など、夢を達成するための自己啓発としては最高レベルにあると思います。

ですが残念ながらこれはインタビューに答えた「リチャード・D・マコウィッツ」さんが素晴らしいわけであって、インタビュアーのコナーズはいなくても・・・(笑)


ということなので、この書籍は迷ったら買わない・・・というレベルでもなく、「迷わず買ってはいけない書籍」です。本当にお金の無駄です。ポテト26個食べた方が良かった(笑)



追記:読み直してみて面白いことに気づきました。「ラリーウィリアムズの短期売買法」に「上昇しやすい日は6、7、8、19、20、21、22日(S&P500)」というルールがありましたが、この書籍も同じルールがあります。そしてのその日にちは24、25、26、27、28、29、30日でした(データはおそらく株式)。パターンによって違いはありましたが、だいたい月末に上昇するというデータです。ラリーのときの検証期間は98年まで、コナーズの検証期間は95年から07年ですから、少なくともラリーのデータを元にしてトレードしても何の意味もなかったことは分かります。もちろんコナーズのデータも・・・(笑)


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本気度が足らないらしい

ここ2週間ほどで「マーケットの魔術師」とその続編「新マーケットの魔術師」を読んだわけですが、この2つの中で結構多く出てきたのが「相場を仕事と思いなさい。人生のすべてを相場に捧げなさい」という考えでした。

私も結構集中しているつもりなのですが、この間書いたように基本が「簡素化」なので、やはり手を抜いていたところはあったと思います。手を抜いたというよりは最低限のことしかしなかった感じでしょうか。最低限の有効性を求めてそこから発展させるつもりだったので、逆にその最低限の有効性が見つからなかった形になったと。


<相場における本気とはなんなのか>

さて、「相場に本気を出せ」というようなアドバイスがあったわけですが、相場における本気とはそれほど難しいことではないようでした。

書籍によれば「情報を集めてマーケットを分析し、トレードをしたのであれば負けトレードを分析する」この程度のことだったようです。

しかしこの程度のことすらしていない私が勝てるわけがありません。まぁ言い訳をすれば私は考え違いをしていたところがあったので、その考えを改めるしかなくなった今、この相場における本気は実行するに値するものなのかもしれません。


<FXでの本気を考える>

私が考えるFXの本気は

1.現在のファンダメンタルの方向のチェック
2.今日の経済的出来事のチェック
3.長期時間足のテクニカルのチェック

というところです。3つなので簡単そうに見えますが、毎日やるとなるとかなりの時間を食いそうです。それこそ相場に人生を捧げることになるかもしれません。

例えば今日の経済的出来事のチェックをする場合、その時間に相場にいなければいけません。その時にポジションを持っているにしろ持っていないにしろ、そこで相場が転換する可能性がある以上はニュースを見ておかなければいけないでしょう。

また現在のファンダメンタルの方向も全体の方向と当日の方向などありますし、またニュースをどう解釈するかも異なることもあると思います。レポートを読むだけでも結構な時間を使うことでしょう。テクニカルについても同じく、いくつかの通貨ペアでテクニカルをチェックするのであれば時間は食います。


こういった様々な要素を分析することで見えてくることはあるのかなと思います。私は今年はもう練習もしないと思うので、来年からこの本気を試すかもしれないです。投資書籍を読んではいますが、それほど劇的なテクニカルがあったりもしていないので、地味な分析、地味な取引が正解なのかもしれないなと思い始めてきています。


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posted by ゼロハジ at 2012年10月23日 12:33 | Comment(0) | 小ネタ

新マーケットの魔術師のレビュー

ランダムで決めていた投資書籍の読む順番ですが、まさか2連続でマーケットの魔術師シリーズになるとは思ってませんでした。このシリーズはボリュームがあり過ぎて2連続はきついです(笑)

ということで今回は「新マーケットの魔術師 米トップトレーダーたちが語る成功の秘密(ジャック・D・シュワッガー:著 清水昭男:訳 パンローリング:出版」のレビューです。


<内容はインタビュー>

内容は前作(マーケットの魔術師)と同じくトップトレーダーたちのインタビューです。気のせいかもしれませんが、前作よりも聞いたことのあるトレーダーがいた気がします。「トム・バッソ」とか「リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ」とか。ページ数は520ページと前作より多く、同じく1ページ2段です。

質問は前作よりも鋭い、というかトレードの概念についての話が多くなっています。前作はそのトレーダーの軌跡や印象に残った相場状況などでしたが、今作は質問の内容に幅があり、トレーダーによって切り込んでいる部分が全く違います。


<当たり外れ>

トレーダーによって質問が変わることがあるためか、今回は当たり外れの大きい内容となっていました。

前作の場合ほとんどが同じような質問内容だったのでブレは少ないですが、今回は質問内容が違うために、いい質問をされた人はすごく深い内容で、変な質問をされた人はそこにページが割かれていて残念という感じでした。もちろんトレーダー本人によっても深さの違いはあるでしょうが、「いらなかったんじゃない?」と思う部分は多々ありました。

そういえば今回は20人ぐらいのトレーダーのインタビューでしたが、一部トレーダーは4ページ程度のインタビュー(通常は20〜30ページ)内容しか掲載されず、また内容も薄いために必要性は感じませんでした。インタビューしたからには載せたかったんでしょうが、もう少し何かなかったかなと思います。


こういったことがあるので、内容にはバラつきがあります。

前作は60〜70点台のインタビューがほとんどという感じでしたが、今作は80点台が2名ぐらい、40〜60点台がほとんど、0〜20点台が4名ぐらいという感じです。ただインタビュー以外のまとめ部分や冒頭が前作よりいいので、ここは評価できると思います。


<やはり超えない時代の壁>

今作のインタビューの4〜6名ほどはオプション取引の話をしています。

オプション取引が始まった時にトレードを始めたトレーダーのようですが、この書籍の中でも「ごく基本的なことを覚えておけば誰でも勝てた」といった表現をされるほど非効率な時代で、つまりは価格が全く適正ではなかったと。だから適正価格よりも下のものを買っておけばそれだけで儲かる時代だったようです。

ですからこのオプションについて書かれていることは全くピンときません。前作と同じくこの点は現代の状況と違いすぎて得るところが全くないという状態。また同じく現代ではほぼ全く存在しないアービトラージについても結構取り上げられていて、これもピンときません。時代の壁を感じます


<その他細かい点>

相変わらずの誤字脱字の多さは気になります。誤訳なのか意味が通じないところはあります。

今作も「有効性のあるトレード」「資金管理」「損小利大」という基本は同じでした。

著者のシュワッガーさんの直観へのこだわりはどうにかならないものでしょうか(笑) 夢の話とか潜在レベルでの思考が直観となるとか、そういった話はちょっと眉に唾をつけてしまいます。


<評価>

評価は75点です。

前作よりは確実にいいです。今作は最後にまとめがあり、そこでトレードに役立ちそうなことがしっかりとまとめてありますし、また一人目の「ビル・リップシュッツ」は為替についての話をしているので、FXトレーダーとしてはそこは読んでおいても損はないかなと。

ですがやはり、何を差し引いても「投資読み物」でしかないので、ある程度の経験や他の投資書籍を読んでいるのであれば別段読む必要はないと思います。まぁそれでも前作は「迷ったら買わなくていい」でしたが、今作は「迷ったら買ってみてもいい」ぐらいにはなってます(定価で2800円ですし)。今作はトレードに臨む態度などについてかなり客観的なアドバイスが載っているので、その点は十分に評価できると思います。


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FXで勝ったらしたいことリスト

FXに限らず、なんらかの努力の結果、成功を手に入れることができるようなものの場合、その成功で何が手に入るかというのは結構大事らしいです。その手に入る物を意識することで努力に身が入りやすいとかなんとか。

実は今まで何度もこれと同じような記事は書いてましたが、これからも努力に身が入るように私がFXで勝った場合に手に入れたいものを書いていきたいと思います。なんという自己満足記事(笑) みなさんも自分が成功した場合に欲しいものを考えてみてください。


<ゲーム、ゲーム、ゲーム>

はい、私の趣味と言えば何をおいてもゲームです。だからFXで成功したら毎日ゲーム漬けの日々・・・になればいいですが、この辺はFXの成功の度合いとかトレードスタイルによりますね。平日は目いっぱいFXで休日だけゲームなんてこともあるかもしれないです。

もちろんゲーム機は最新機種全部そろえて、ゲームソフトも山ほど。そして何よりも大型のモニター。最近はヘッドマウントディスプレイもあるのでそういうのもいいかもしれないですね。

あとはオンラインゲームで課金しまくってサーバーのトップを目指したりとかもいいですね。現実世界でもFXで成功して、ゲーム世界ではその資金力で成功するというゲーマーの素晴らしい構図(笑)


<家が欲しい>

そういった趣味的な欲望は尽きませんが、親孝行的な意味では家が欲しい

自分は別に家にはこだわらないと思いますが、両親にはきちんとした家に住まわせてあげたいので、そういう意味では家が欲しいですね。うちの近所も新築がかなり増えてきて、ボロ家が目立つようになってきたので、さすがにこのままというのはマズイ。

まぁ田舎住まいなので、中古物件でも買えばかなり安く住むには困らなくなりますが、やはり新築の魅力は違います。そんなに大きくなくてもいいからある程度の家は建ててあげたいところ。


<結婚したい>

私ももうすぐ28歳ですが、さすがにこのぐらいの歳になったら結婚を考えます。

幸せ的な要求もありますし、なによりも子供がいないと困ります。私の家はこのままでは断絶確定なので、私がFXで成功して子孫を残さないと本当に家が途絶えることになります。まぁ大本が悪いと言えば悪いので仕方ないですが(笑)、できる限りの手段をとっておきたいところ。

もちろんFXでの成功がなくても普通に結婚すればいいわけですが、私のスペックでは無理だろうなと(笑) 恋愛するにも相手がいないですし、お見合いするには話にならない学歴と職歴、これでは見向きもされません。そこでFXの成功が必要だと思っているわけです。


と、今回の記事は本当の自己満足でしたね(笑) しかしこうやって考えると、FXでの成功が生む満足は大きいというのは再確認しました。普通に生きていくだけではいずれも手に入らないわけですから、FXに対しての努力は全くの無駄ではないように感じています。それにしても道は遠い(笑)


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posted by ゼロハジ at 2012年10月16日 13:47 | Comment(0) | 小ネタ

買ってないけど「FXハイブリッド」の話

このブログではメールアドレスを公開していて、そこから「○○について教えてください」というようなメールを時々いただいています。私もできる範囲で答えているのですが、意外に多いのが情報商材の質問。つまりは「この商材で悩んでいます。買った方がいいでしょうか?」というものなのですが、今回はなんと情報商材の販売会社(?)からメールが来て、「お金をあげるのでうちの情報商材(FXハイブリッド)を紹介してくれませんか?」と来たわけです。

普段からこういったメールも少なくはないので無視していたのですが、なんの手違いなのか日を開けて3回も送ってきてまして、さすがにこれはムカついてきたので、それなら正直なところを書いてやろうと思ったわけです。まぁだいたい分かると思いますが、この記事は広告的な内容は一切含みません。情報商材の否定記事です。当たり前ですがお金もらってませんよ(笑)


<評価の高いFXハイブリッド>

今回の対象は「FXハイブリッド」という情報商材。

当然のごとくネットで検索もしてみましたが、「FXハイブリッド」で検索するとレビュー記事や評価記事がずらりと出てきます。

私はこの記事達はお金が絡んで書かれていることは分かっているので、かなり斜めから読んでました。しかし良く書かれてます。まるで本当のことのようです(笑)


冗談は抜きにすると、「FXハイブリッド」がどのようなものなのか調べている方がこういった紹介記事を読んで「うわぁ、この商材は良い商材なんだ。よし買ってみよう」となってしまいます。これは良くないですが、それが現実だったりします。そういったことを防ぐためのこの記事でもあります


<商材の内容>

まずこの商材の内容について書いていきます(安全上の理由からリンクは貼りません)。

この商材の特徴は5つ。

1.トレード通貨ペアはユーロドルのみ
2.ナンピン、およびマーチンゲールは行わない
3.業界トップレベルのリスク&マネーマネジメント
4.最大ドローダウンが10%
5.24時間プロの監視がある

とあります。


年利は26.87%。世界有数の投資ファンドが作り上げたロジックを仕入れたらしく、FXシステムのプロで雑誌に連載を持っている「山崎毅(やまざきつよし)」さんからの紹介動画もあります。この人は海外の証券会社やファンドの運用責任者やファンドマネジャーをやっているらしいです。

まぁだいたいこの辺はどの情報商材でも似たようなもんです。しかしこの情報商材は致命的なミスを犯していました


<まさかのロジック公開>

私がこの情報商材を否定する原因でもありますが、この情報商材は紹介ページにおいて重要なロジックを公開してしまっています

それをみればポジションマジックであることが分かります


情報商材の紹介時というのは、怪しさを消すためなのか、一応その理論でやっていますということをアピールするためなのか「この商材は○○というテクニカルに基づいてやっています」的なことが書かれます。新しい理論であったり、独自のテクニカルであったり、またはトレーダーの助言を元にとかなんとか。

しかしこの商材ではそういった仕掛けの理由となるものは一切載っていませんでした。そこはすでにおかしかったですが、さらに拍車をかけたのがリスク管理の方法でした。

次の項で紹介しますが、その方法は決して良いものではなく、また損大利小とかナンピン、マーチンゲールのような「ポジションマジック」でしかないので、別に適切なリスク管理ではありません。ですが良く考えると、このリスク管理の方法こそがそのままテクニカルになっているようです。


<ロジックの問題点>

まずそのロジックについて解説していきます。

一応リスク管理のロジックということになっていますが、実際は仕掛けのテクニカルです。この辺り何を間違えたのかよく分かりません。少なくとも公開するべきではなかったですね(笑)


さて、このロジックというのは「一定幅での両建て」です。

具体的には、現在の時点(一応「トレード開始時点」とある)を基準に一定幅で逆指値の買いと売りを出します。記事内では4つづつの逆指値があります。そしてその4本の外側に全決済のポイントがあります。つまり形としてはこうです。

逆指値4本と全決済ポイント.jpg

画像の出来が思いっきり悪いことは申し訳ないですが(笑)、商材の記事内では両建てであることは否定していますが、どう考えても両建てになります


これの問題は1敗が大きいということ。

記事中では「1つの買いと1つの売りは相殺されるので、残りの売り3つが決済によりプラスになればOK」というような内容でしたが、このシステムは損大利小。つまり売り側の決済ラインについた場合に、一つでも買いを持っていると大きな損が出ます。これも画像がいります。実際の幅は分からないので20Pips幅と想定しました。

一つの買いが大きなマイナス.jpg

この画像の例ではこれでもプラスですが、もしも4本づつ仕掛けた時に売りでの全決済になった場合を考えると、買いが2つあるだけで赤字ということです。これぐらいのことは普通に起こるということは誰でもわかると思います。表も書いてみましょう。

決済までのそれぞれの損益売り買い
基準から1本目80-120
基準から2本目60-140
基準から3本目40-160
基準から4本目20-180
トータル200-600


ということなので、もしも買いを4つした後に、売りを4つして売り側の決済ラインに到達した場合、損失は-400Pipsとなり、ストレートに勝った場合の2回分の損失となります。かなり大きいです。


<数値がおかしい>

まだあります。紹介記事の中にある取引回数を見ると940回とあります。そしてその下のあるトレード成績(らしきもの、はっきりとした記述がない)を見るとシステム開始から今日までで100回の結果が出ています。このシステムはすべてのポジションを一括で決済する形式ですから、100回で940トレード分を手じまったということ。一つ当たり9.4回です。

先ほどの4本づつのトレードがすべてだとすると、その時に9回のトレードをするには4回買って4回売って決済するパターンでも9回ピタリです。ということは実際のトレードは幅は4つよりもよほど広いのだと思います。まぁここはそれほどおかしくはないかもしれません。


一番おかしいのはその勝率です。先ほど100回分の決済と書きましたが、この決済にはわずか2回のマイナスしかありません。私が書いた表を見れば分かりますが、わずかに間違っただけでもマイナスになるのに、勝率98%とは一体なんでしょうか?

試しに現在のユーロドル1時間足で同じようにラインを書いて試してみると、5回やってプラスにはなりました。これは認めます。しかし負けは2回あります。たった5回やって2回も負けてます。いくら方法が違うと言っても100回やって2回しか負けていないというのは明らかにおかしい


<買いたい人は>

と、ここまで書いても「こんな勝ってもいないブログの管理人のいうことなんて間違ってばっかりだ」と思う人はいると思います(自分でもそう思います、笑)。

しかし私を信じなくてもいいです。ただ私が解説したような方法を使っているのは間違いないわけですから(なんといっても紹介記事にそう書いてある)、それの実験として自分で試してみればいいと思います。

つまりチャートを見て、そこに一定幅でラインを引いて、情報商材の言う「リスク管理」というものがどういう結果を生むのか見てみればよいのです。基準ラインと決済ラインを決め、値動きの中でどのようにポジションを持ち、そして決済されるのかを見れば、私の言いたいことも分かると思います。それでも欲しいというのであれば別に止めはしません。


それとこの商品は2か月返金制度があるからと言って買おうとしている方もいるかもしれないですが、実はここにも穴があるので注意です。

このトレードの方法は破綻まで時間がかかります。つまり2か月以内にマイナスになる可能性は少ないと。それに条件にある「常時」サーバーと接続状態にあるのは難しいと思いますし、また私にはロット比率1倍以内という意味を理解することができないです。この辺りで文句を付けられそうな感じはします。


まぁとにかく何を差し引いても、不自然な感じは多々ありますし、お金を出して買うような商品には見えません。



追記:思ったよりも酷い商品だったようで、マーチンゲールのようなきれいな2倍ではないもののロットの増加が確認される画像を発見しました。つまり正確なマーチンゲールではないですが、同じようにロットを増加させていくのですからこれはポジションマジックです。当然負けた時は大きく負けます。これはかなり悪質である可能性が高まりました。注意です。

追記の追記:実際に使ってみて「FXハイブリッド」での運用成績を報告しているブログがありましたが、ねつ造が発覚しました。ポジションの金額やその時の決済ラインから考えて(画像から確認)大損しているはずなのに、その結果は全くなかったことになっています。やはり買ってはいけない商材なのでしょう。ちなみにこの方は開始1か月も経っていません


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マーケットの魔術師のレビュー

はい、3日1冊ペースで読んでいこうとした投資書籍ですが、思ったよりもはるかに時間がかかって困ってます(笑) このペースだと、裁量の練習を再開する前に今年が終わる気がします。まぁ読む前に練習するよりも読んでから練習した方が結果が良い「はず」なので、無理にやるよりも読むときは読んでおく感じでしょうか。

さて、今回は「マーケットの魔術師 米トップトレーダーが語る成功の秘訣(ジャック・D・シュワッガー:著 横山直樹:監訳 パンローリング:出版)」のレビューです。

投資書籍としてはかなり有名な部類で、投資をやるなら一度は読んだ方がいいらしいので読んでみました。定価は2940円ですが、中古で2000円ぐらいで買ったと思います。


<トレーダーのインタビュー集>

内容はアメリカの主要なトレーダーに対するインタビュー集で、16名のトレーダーに対するインタビューを載せています。ページ数は430ページほどですが、1ページに2段書かれているのでボリュームはとんでもないです。今日は300ページ分読みましたが、5時間もかかってました(笑)

質問に関しては主に「なぜトレーダーになったか」とか「テクニカルとファンダメンタルをどのくらい使っているか」、「今までの印象的なトレード・相場」などであって、どのようなテクニカルを使っているかというのは「トレンドフォロー型だ」ぐらいしか載っていません。つまりは相場で儲けるためのテクニカルを知るための書籍ではありません

メンタルなど相場に対する心の持ちようと相場で大失敗した場合の精神的なショックなど、そういったものを知る書籍なので、そういった意味では役に立たない人は役に立たないことでしょう。しかし自分勝手に書かれる一般的な投資書籍よりは「インタビュアーが聞きたいことを聞く」というスタイルなので、トレーダーという人物を知るにはいいと思います。


<プロばかり>

期待していたのはアマチュアトレーダーの成功話だったわけですが、この書籍のトレーダーは基本的に最初は「アナリスト」「ブローカー」など何らかの取引所やトレード関連の仕事につき、そこで誰かにトレードを教えてもらったか、もしくは他のトレーダーに影響されながらスタイルを確立していった感じです。

もちろん環境が違うのは分かりますが、まずは人のお金(預かった)でトレードしてから(もしくはしながら)、自分のトレードも併せて行うようになっていくというのは、あまりにも現代の状況とかけ離れているためにピンときません。投資の勉強環境という意味では現代よりもはるかに優れていたように見えます。


<ストップと利を伸ばすと損失の限定>

かなり多くのトレーダーが答えたのが「損切をする」「利を伸ばす」「リスク管理をする」ということでした。

読めばわかりますが、この書籍のトレーダーたちはものすごく投資に恵まれた時代にトレードしています。今のようにコンピューターも浸透していませんから普通のトレーダーの相場についての分析が非常に甘かったことがうかがえます。特に何人かのトレーダーが最初に資金を稼いだのは「アービトラージ」であり、現代のようにコンピューターで簡単に最適な価格を計算できる(注文もできる)状況ではほとんど出来ない稼ぎ方でその資本を増やしているわけです。

さすがに誰でも勝てるほど簡単ではなかったでしょうが、トレーダーの中には「現代では絶対生き残れないだろうな」という方もいて、1960〜70年代の相場に助けられた感は強いです。

しかしそんな中でも当然大敗をする方がいるわけで、書籍のトレーダーたちは「損切をする」「利を伸ばす」「リスク管理をする」というごく基本的なことを守ることでより大きな利益を得て、しかもそれを守りきることもできたと。


<評価>

評価は60点です。

なによりも時代が違いすぎるというのが大きいです。確かに現代も通用するようなメンタル関係の話はいいですが、相場の分析に関してはコンピューターがあるかないかで全く話が違うので、そういった意味での違いは非常に大きい。

現代はインサイダー以外の公表されている情報は誰でもほとんど即時に入手する方法はあるので、そういった面ではプロとアマチュアトレーダーの差がかなり小さいですが、この時のアマチュアトレーダーはテレビで見て株を買おうとしているとか、銀行に進められて買おうとしているとかでしかないので、それらに勝つのはおそらく現代よりもはるかに容易だったのではないでしょうか。

書籍内でも何度か出てきますが、これらのトレーダーに1000ドル預けた場合、10〜20年で数十万ドルになっているという時代です。これを見ても現代とは明らかにトレードというものの性質が違うと感じました。現代でもそんなファンドってあるんでしょうか?(笑)


ちょっとだけ評価した理由は「プロトレーダーの分析力のすごさ」「損切をしない場合にどこまで絶望的な気分になるか」「ここまで勝てるトレーダーでもうまくいかなかった時期があったこと」「システムトレードに対する警鐘」などが良かったため。

特にシステムトレードの警鐘については良かったですね。このころはコンピューターはほとんど発展してなかったようですが、それでもプログラムトレード(おそらくシステムトレード)があったようで、それが台頭することで相場の動きがランダムに近くなってきているという話が出ています。これは現代の相場状況をよく表しているのかも?


テクニカル的に役立つことはほぼないですし、メンタルや損切の話も普通の投資書籍を買っていればある程度分かっているはず、どこまでいっても「相場読み物」を超えることはないので、読むかどうか迷ったら読まなくてもいい書籍だと思います。


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高値は買いか否か

はい、40万アクセス突破おめでとうございます。カウンターは簡易的なものなので正確ではないかもしれませんが、だいたい40万アクセス突破です。ブログ開始から4年と4か月ぐらいのことでした。


さて、ここ数日はユーロが上昇している感じですが、そういったときに思うのが、買いのタイミングについてです。

実際のところ、最近は裁量トレードの練習は休止中なのでデモとはいえ買うこともないですが、しかし買うかどうか考えた時には意外に迷ったりします。


<高値買い?高値をつかむ?>

こういった上昇時にテクニカル的な解説で言われるのが「高値を更新したら買え」というヤツです。

トレンドができるときには必ず高値を更新していくので、高値を更新した時点で買えばそれでいいという考えのようですが、これには逆の考えもあります。

逆の考えというのは「高値をつかむ」というヤツです。上昇している相場に乗り遅れまいと買いポジションを持ったために買い余力がなくそれ以上の上昇がなく下落というパターンです。


<どちらも正しい?>

高値更新での仕掛けはトレンド時の高値更新を狙っているわけで、これは正しいと思います。一方「高値つかみ」に関しては買ったところが買い余力がなくなる(上昇の余地がなくなる)ところだったので上昇しないという状況が起こると、これも正しいと思います。いわゆる買われすぎの状況でしょうか。

こうやってみるとどちらもそれなりに正しいです。つまりは高値が更新した時や上昇している時に買っていいものかどうかよく分かりません


<テクニカルとファンダメンタルの違い>

しかし良く考えると、これはテクニカルとファンダメンタルの違いから来ているのかなと。

高値更新の仕掛けはテクニカルの仕掛けの話であり、高値つかみの話はファンダメンタルで動いた場合の話だと思うので、そういう意味ではどちらも両立する可能性があります。

ということは、ファンダメンタルの上昇以外の上昇のときは買ってもいいということ? でも今までの検証などでは高値の更新で負けることは結構多かったりと良いイメージはないです。


<値幅の余裕が大事?>

高値つかみにならないためにどうしたらいいか考えるとすると、上昇の余地が残っているかどうか確認することになるのかなと。もしも上昇の余地があればそこが高値になる可能性も低いですし、高値を更新したことでトレンドの確認にもなるのかもしれません。

と、今回は全然まとまってませんが、それはこの問題に答えがないからかもしれません。こういう「どちらの場合もある」というのは相場には多いですが、どっちかが正しいと言い切ることは難しいところだと思います。また今回は時間がなかったので、このように中途半端な形になりました。


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ラリー・ウィリアムズの短期売買法のレビュー

去年買った投資書籍13冊を読み始めたわけですが、今回はその中で一番期待していた「ラリー・ウィリアムズの短期売買法(ラリー・ウィリアムズ著 パンローリング出版)」を読み終わったのでレビューしていきます。この本の定価はなんと9800円!!! もちろん中古での購入です(笑)

この書籍は本当は一番最後に読もうと思っていたのですが、それ以外をどの順番で読むか悩んでいたのでランダムに決めたところ、一番最初がこの本になってしまいました。自分的に一番期待していた書籍です。またこの書籍の第2版も最近発売されたらしいので、そういった意味でもレビューの価値はあるかなと。


<データ満載の内容>

さて、まず最初に書いておきますが、この書籍は「買う価値なし」です。この点については後から説明していきます。


書籍の内容は機械的トレードやシステムトレードに特化した内容で、あまり裁量的な要素はないです。投資の哲学というかメンタル面の内容にもかなり多くのページが割かれていて3分の1程度はメンタル系の話になっていると思います。

とにかくデータが多く、一つのテクニカルや方法に対しいくつかのパターンを試してそのデータを載せるという感じになっています。データは勝敗数や平均損益、ドローダウンなどとかなり詳しいものです。そういったデータは数えてはいませんが100ぐらいは載っていると思います。

あまり詳しくは解説しないので他に知識がないと使えないテクニカルも多いですが、ところどころにキラリと光るテクニカルが載っていて、それらは今までの書籍などでは見たことのないテクニカルだったりして、後で検証したいと思っています。


<カーブフィッティングでは?>

さて、ここからは文句しかないと思います(笑)

この書籍のパターンはまず一つのテクニカルを紹介し、そこからそのテクニカルのパターンを紹介、そして発展系というか改善を行うというものです。

一見すると良いようにも見えますが、この書籍の致命的な部分は「データはすべてコンピュータのバックテストのもの」ということです。この点は書籍内にもはっきりと書かれています。

つまり私の考えはこうです。これは「カーブフィッティングの結果だ」と。


所詮はバックテストのデータですから、悪いところを削り、より良いようにしていけばどのようにでもいいデータを用意することができます。

しかもこの書籍に載っていたバックテストのデータは「基本的(後で重要になります)」に一定期間のデータであるので、一部の要素で高い利益になればどのようにテクニカルを使ってもその要素の時には結果が上がるわけです。書籍内では曜日や日にちのデータがそうでした。この曜日には結果が良くなるというのはその期間のデータから分かっているわけですから、期間が同じであれば後はどんなテクニカルを使ってもその曜日のデータは必ず良くなるわけです


<ここまでの自分的反論>

もちろんランダムに似ているからと言ってランダムと同じではないことでしょう。現代ではバックテストは誰でも行えますし、その中で高い利益を導き出すシステムも簡単に探せます。ですがそれで利益を上げている人は少ない。

だからと言ってバックテストは意味がないというわけではなく、その中には本当に有効なものも入ってるはず。つまりこの書籍に載っているのは本当に有効性が出るデータである可能性も十分にあります

という反論は自分でも思いついたわけですが、しかしこの書籍には問題となるポイントが2つもありました。


<この年代は・・・>

書籍の最初の方に「終値が始値よりも高くなる可能性は50%よりも高い」ということが載っていました。それが気になった私はこの書籍でのメインのトレード対象「S&P500」「Tボンド」のうち「S&P500」のデータを調べてみました(Tボンドはデータが見つかりませんでした)。

するとこの書籍でメインに使われてきた1982〜1998年というのは「S&P500」が急激に上昇している期間であり、しかもこの書籍は常に「買い推奨で売りはおまけ」というスタンスです。つまりこの期間に買いを中心としたテクニカルであればある程度の結果は出したと


さらにもう一点気になったのはさきほど書いた「データ取得期間」のことです。

実はこの書籍はメインに1982〜1998年のデータを使っていますが、わずかにパターンが違うだけのバックテストの結果でも年度が違うことがありました

具体的には開始年度です。終了年度は1998年しかなかったと思いますが、開始年度は75年や77年、90年や87年などそのバックテストごとによってデータが変わっています。ちなみに日付にも微妙な違いがあります。ほとんどが82年開始というデータを使っているのに、わざわざ他の年度から開始してデータを取るというこの点は非常に不自然さを感じました


<その他マイナス点>

その他の点として、誤訳・誤植らしきものが多く、意味が通じないところがあったり、言っていることが逆になっている部分があります。

リスク管理については完全に間違っていて、最終的には損切をしない方向に向かっています。メンタル面ではストップを置くこと、早めのポジション転換を推奨しているのに、データ的には損切を遅らせれる、またはしないことがパフォーマンスを上げると書かれています。


<まとめと評価>

ということでまとめですが、この書籍を最大に良く見積もった場合「カーブフィッティングを超えた真の有効性を解説しているために理解が追い付かない」ということで、最低に見積もった場合「投資に恵まれた時代に愚直なまでに買っていたために大儲けした人物が、小金を稼ごうとしてそのころはまだ主流ではなかったコンピューターのバックテストにより、カーブフィッティングのデータを抜き出していかにも勝てるように見せた」とかそんな感じでしょうか(笑)

点数をつけるなら30点ですね。いくつかの機械的なテクニカルが興味をそそったので点を付けました。

最大に評価しても買うほどの書籍ではないので評価はこんなものだと思います。なにより価格が高いですからね。第2版を買おうとしている方はやめた方がいいと思います。もし第2版を買おうと思うのであれば、まずカーブフィッテングについて調べて、この書籍で使われている1982〜1998年のS&P500のチャートを見てから(もちろんその期間以降に大きく下がったことが重要)にした方がいいと思います。


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