FXとは?
1.FX(外国為替証拠金取引)とは?
2.そもそも外国為替とは?
3.株式とは違い24時間取引可能
4.少額から始められるレバレッジ
5.通貨ペアとは?
6.通貨の金利差「スワップポイント」

FXの基礎知識
1.取引の際にはスプレッドに注意
2.レートの最小単位Pips(ピップス)
3.リスクコントロールを知る
4.マージンコールと強制ロスカット
5.ロスカット(損切り)は超重要
6.相場を分析する2つの方法
7.いろいろな注文方法の解説
8.自分に合った投資期間選び
9.余剰資金を使って投資する
10.FXでの税金知識



←サイドバーに中級者向け記事
チャートの見方(テクニカル分析)
1.チャートからトレンドを読む
2.基本中の基本「ローソク足」
3.値動きを平均化「移動平均線」
4.トレンドを把握「トレンドライン」
5.「RSI」で加熱度のチェック
6.「MACD」で売買タイミングを計る

情報活用(ファンダメンタル分析)
1.ニュースや政策から相場を読む
2.経済指標の発表をチェック
3.要人の発言によって・・・
4.災害が起きると・・・
5.為替を動かす情報とは?
6.情報はどこから入手?

まずはデモトレードに挑戦
1.実戦の前にまずはデモトレード
2.チャートの見方を練習
3.注文の仕方・数値の見方を確認
4.取引システムは使いやすい?
5.勝てるまで口座は開かない
6.オススメのデモトレード口座
FX口座の選び方
1.FX口座を選ぶ際のポイント
2.くりっく365とは?
3.信託保全について
4.開設に必要な初回入金額
5.口座開設手続きの概要
6.オススメのFX口座

FX実践体験記
1.見方をチェック(1日目)
2.相場上昇でもプラス0(2日目)
3.安値買いで相場上昇(3日目)
4.負けて負けて また負けて(4日目)
5.予想外な結末(最終日)

FXで勝つためのポイント
1.自分の投資スタイルを確立する
2.トレンドに乗るのが基本
3.ナンピンと塩漬けは厳禁
4.取引記録を付けておく
5.ロスカットはしっかりと
6.ポジションを持たないという選択肢
7.大儲けを狙わない

ダミー法人とは?

FXの広告のガイドラインの中に「ダミー法人を推奨してはいけない」という項目があります。

私も少し前からFXの法人口座を使っている方が多いのは気になってました。FXトレードだけでは一サービスを使っているだけなので法人化は現実的ではなく、他の業務の存在が必要です。FXのためだけとはいってもそう簡単なことではないはず。それなのにFXでの法人化を実現できているの方が多いのが怪しく感じていました。

そこで今回はそういったダミー法人について書きたいと思います。


<実体のない法人>

ダミー法人というのはつまりは「実態の存在しない法人」のことです。

FXトレードだけでは法人は設立できません。ですから別の業務をメインに法人を持っていて、その補足業務としてFXトレードが入ってくるのが普通の流れです。

しかしダミー法人の場合はこのメインの業務の実態がない。つまり法人化を通すためだけに用意された業務であり、それで利益を出そうとか規模を大きくしようということが全くなく、FXトレードするためだけの法人ということです。


<ダミー法人を嫌がる>

ガイドラインになぜダミー法人を推奨しないように書かれているのかというと、FX業者は健全な法人(会社・自営業など)に口座を開設してもらいたいのであって、ほとんど一般のトレーダーと変わらないような人に開設してもらいたいわけではないです。

というのも、法人口座というのはレバレッジの規制の対象ではなく一般口座と比べてリスク的にはとても高くなっています。ですから、いくらロスカット制度が充実していても、追証の可能性ははるかに高いです。

レバレッジ25倍での追証なら大したことはないですが、法人口座で400倍などといったレバレッジの追証はかなりのものになる可能性があり、その場合にメインの業務がきちんとしていればそこから補てんしてもらおうという考えがあるはず(というか、ないと法人だけ特別扱いの理由がつかない)。

それなのにダミーの法人で追証になった場合には、そういった後ろ盾がないわけですから、追証の支払いが遅れるとか踏み倒されるとか可能性があるので、ほぼ一般人トレーダーと変わらないダミー法人は業者にとっては嫌がられるわけです。


ただ逆から言えば、FX業者にとってはダミーでもなんでも法人口座でレバレッジを大きくかけてくれるのは嬉しいでしょう。取引量が増えますから、それだけ利益になります。そう考えるとFX業者的にはプラスマイナス0なのかもしれません。


<大手ブログはダミーではない>

大手ブログで法人口座を使っているのは実はダミー法人ではなかったりします。

FXをある程度かじれば分かると思いますが、大手のFXブログというのはトレードで稼いでいるよりも雑誌の連載や書籍・商材の販売、広告業で稼いでいます。トレードは客寄せの飾りです。

そのため法人化に当たってもメインの業務を「FX関連商品の販売」とか「広告業」とすれば別に問題なし。ダミー法人は実態がないですが、こちらは実態がありますから、ダミーではないわけですね。まぁ何ともムカツク話ですが(笑)

こういうことがあるので、法人化しているからトレーダーとして優秀とかそういうことは全くないです。まぁそもそもダミー法人が可能なわけですから、法人口座を使っていることはステータスにはなりえません。


ダミー口座とはいっても法律上でもルール上でも問題はないと思いますが、FXを始めてちょっと勝ったぐらいで法人化を目指すのは危険なので、法人化をする際にはくれぐれも慎重な検討を重ねて行ってもらいたいものです。


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posted by ゼロハジ at 2012年08月17日 16:00 | Comment(0) | 小ネタ

2012年1月〜8月のFX口座の変化

年2〜3回ほど、ブログ内の「口座情報カテゴリ」の情報を修正しているのですが、その際にかなり多くのFX口座のスペックを見ます。

そういったスペックを見るうちに気づくことは結構ありますが、記事にまですることは結構少なく、自分の中で消化してしまうか、もしくは記事にちょっとだけ追記するなどで終わってきました。しかし今回からそれを定期的な記事にしようかなと思い(あくまでも予定)、今回は分かりやすいタイトルにしてみました。

すでに作業に入っていて50〜60ほどの口座は見たので、今回は今年に入ってからFX口座というものがどのように変化してきたかを書きたいと思います。


<ドル円のスプレッド減少>

まずスプレッド関連ですね。スプレッドに関しては縮小傾向にあります。縮小されているのは「ドル円」、「ポンド円」あたりです。「ユーロドル」は縮小された例よりも拡大された例の方が多かったです。と言ってもほとんどは現状維持なので、誤差の範囲くらいでしょうか。

特に「ドル円」スプレッドの縮小は顕著です。これは想像するに「ドル円の値幅が小さくなっているから」だと思います。

「ドル円」の値幅は去年でも1日70〜80Pipsはありましたが、最近は40〜50しかないです。というか30Pips動かない日ってなんですか(笑) そんな状況ですから、通貨ペアの中でも最少と言われる「ドル円」のスプレッドでも負担はとても大きくなっていて、それを軽減するためにスプレッドを減少せざるを得ないのかと思います。データによれば日本のドル円の取引量はかなり多いらしいです。


<最大取引単位引き下げ>

私がいつも「取らぬ狸の皮算用(笑)」をするときには500万通貨単位×Pipsという計算をしてました。500万通貨単位は多くの業者で採用されていた1回あたりの取引最大量です。

しかしここ最近は1回の最大取引数量を300万通貨とか200万通貨に抑える業者が増えています。中にはとても分かりにくい「○○ドル相当金額まで」というものもありました。


この最大取引単位の引き下げについて考えられるのは「取引の安定化」というところでしょう。

最近は金融庁がとてもうるさいので、大きな取引量のトレードで約定に時間がかかってしまうとそれが原因で行政処分の対象になりかねない。おそらくこういった場合はカバー取引にかかる時間のせいなんでしょうが、以前の行政処分でも「顧客間の待遇の違い」は何度も問題になっていて、同じ顧客であれば同じように約定するべきというのが基本概念としてあるようです。ですから大きな取引量だから約定に時間がかかるというのは通らない可能性があり、そのためにより安定的な約定を目指しての取引単位引き下げなのかなと思います。


<MT4とミラートレード>

MT4というのは優れた取引システムとして有名で、独自のテクニカルを表示させたりできるということで人気があります。そして聞きなれないミラートレードというのは自動売買システムを選ぶだけで運用できるというもので、こちらも人気があるとのこと。

この「MT4」と「ミラートレード」の導入率が爆発的に上がってきています

MT4は取引システムとは別に用意される感じで、ミラートレードの方は少し前にブームになった独自の自動売買ブームを更新した形で広がっています。

1年くらい前は独自の自動売買システムが結構流行ってましたが、システムの維持費のためなのかシステムのパフォーマンスが悪いからかなのかはわかりませんが一気に衰退していて、その代わりにミラートレードが流行りだした感じです。


<その他細かい点>

他には業者の撤退等は見られなかったことや、新しいシステムを導入したところは少なかったこと。時代の流れなのかモバイル(携帯電話)でのトレードが可能なところはスマートフォンでのトレードも可能にしています。これは結構早い対応でした。

バイナリーオプションについては、今年初めに見た時には正直なところ「この勢いならかなり流行るだろう」と思ったものですが、実際にはある程度のペースを保ったまま爆発的な流行はない感じです。業者側もあまりやりすぎると金融庁の規制があることが分かっているので、様子を見ながら少しづつ顧客を増やしている感じがします。


まとめですが、今までもだいたい半年ごとにFX口座のスペックはチェックしてましたが、今回はその中でもダントツに変化がないですね。まぁレバレッジ規制後の落ち着いた時期という感じであり、逆を言えばレバレッジ規制施行の最中の変化が大きかったからそう見えるのかもしれません。

ですが、FX業界としてみると「衰退している」感じはしてます。


追記:ブログのトップページに記事が表示されていません。私の方では何もいじってないのでシステム的に問題が発生しているのかもしれません。下手に動かさずしばらく待ちたいと思います。不便をかけますが私のせいではありません(笑)


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posted by ゼロハジ at 2012年08月14日 16:52 | Comment(0) | 小ネタ

久々の最近のトレード近況

そういえばしばらくトレード近況(と言っても検証ですが)を書いてなかったので、今回は最近の私のトレード近況について書きたいと思います。


<返り咲き通貨強弱>

もうかなり前から行っている通貨強弱トレードの検証は、そこそこうまくいっている感じです。

数か月ほど結果が低迷した時期があり、「やはりダメか」と思ったものの、ここ1か月ほどで一気に戻してきて、トータルで見てもプラスになっています。約8か月分のデータでプラスが670Pipsほどですから、まぁそれなりに使える可能性はあります。

ただこの方法は1日の間の動きを100%反映してくるので、小さいストップを入れることなんてのはできず、決済時間まで実質ストップなしで持っているようなものです。リミットもないので塩漬け的ではないですが、ストップが大きいのは間違いなく、使う場合にはトレードとして使うというよりは、その日の相場方向を示す指標的な使い方になる気はします。


<停滞ボラティリティブレイクアウト>

リアルトレードも行っていた「ボラティリティブレイクアウト」については、異なる条件で行っていた検証2つのうち一つは結果が思わしくなく終了しました。もう一つはまぁまぁの結果という感じ。

リアルトレードで使っていた期間や、その前の検証期間、また現在の検証と、それぞれ微妙に条件は異なるもののほぼ同じ条件での結果なわけですが、それらをトータルしてみても「微妙な有効性がある」と判断できそうです。

ですから1年ほど前にリアルトレードで失敗したのは、本当に一期間のドローダウンが大きかっただけで、トレード自体には有効性はありそうに見えてます。ただこちらも実際のトレードに使うほどの有効性はないので、使うとしてもトレードの参考値として使う感じだと思います。


<うまくいっている?裁量トレード>

ここ4週ほど「全ての条件をなくした完全裁量トレード」をやってみていたのですが、その結果は4週でプラス57Pipsほどでした。自分的には十分に満足できる結果(これが続くと仮定した場合)ですが、しかしこのぐらいの結果を出したトレードは過去にも山ほど。

まぁ1か月に限ればランダムな結果でも出るくらいの結果なので、これからが大事というところでしょう。それにしてもたったこれだけの結果を出すのに精神が疲れるったらないですよ(笑)

もう毎日胃が痛い(笑) 勝っても利益確定のタイミングが気になり始めますし、また負けても当然ストレスになってくる。これから数か月とか安定して結果が出れば勝っても負けてもトータルでは安全圏という意識は出てくるんでしょうが、1か月だけ見てしまうと不安は尽きません。


ということで、最近は完全裁量でのトレードがメインの検証、その他に相場の方向性を示す指標に使えそうな検証があるというスタイルです。完全裁量については、今までも同じような検証はしてましたが、だいたい大崩れして終わっていたので、今回は「改善しない」ことに重点を置いてやってます。何も変更しないで、またメンタル的にも安定を目指してやっている感じです。うまくいけばいいですが。


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posted by ゼロハジ at 2012年08月10日 11:55 | Comment(0) | 小ネタ

裁量で成功した場合、それを機械的トレードに作り直してみたい

裁量トレードの練習で3週間ほどうまくいっていましたが、4週目に入った昨日と今日で結構な損失が出て夢が薄れてきた今日この頃(笑)

そうやって裁量トレードをやっていて思うのが、もしも裁量トレードでうまくいき始めたとして、それを機械的トレードまで修正していくことはできないのだろうかと


<要素を抜き出せば・・・>

機械的と言ってもシステムによる自動売買的なものを考えているわけではなく、あくまでも判断を機械的にできるということです。さすがに裁量トレードのすべてを機械的トレードにすることはできないと思いますが、しかし一部分の要素であれば無理というわけでもないはず。

例えばリミットを機械的にするとか、ストップを機械的にするとか。今まで試した中で仕掛けが機械的というのが一番厳しいみたいでしたが、そのあたりも多少は機械的にできる要素はあるかもしれません。


<裁量は疲れる>

何のための機械化というと、精神的負担の軽減です。

私も裁量トレードでの練習や検証を始めて1年近くなりますが、裁量トレードには確実に精神的な負担がついてきます。始める前は知識としてそういったものがあることは分かってましたが、いざやってみると1日で白髪でも生えてくるんじゃないかと思うほど疲れますデモなのに(笑)

だから一部でも機械的な判断ができるようにしておいて、精神的な負担を減らせれば少しは楽になるかなと。


<完全機械化の可能性は?>

先ほど「一部要素の機械化」と書きましたが、裁量トレードの完全な機械化、つまりはシステムトレード化もあるかもしれません。

裁量トレードと言えども、判断基準というものがあるわけで、その判断基準を数値化してやれば機械的なトレードも可能なのではないかと。そうやって完全機械化がなれば、それをシステムトレードにして、精神的負担どころか時間的にも全く負担がないようにもできるのではないかと。

まぁあまり現実的な話ではないと思ってますが、それでも裁量トレードから大きく有効性が減ったとしてもシステムトレードとして多少の有効性が残っていればそれで正解とも言えるでしょう。


当然ですがこれをやるためにはまずは勝たないと(笑) とかそんなことを言いながらこの記事を書いている間にまた一敗しそう。私が勝てるようになる日はいつのことやら(苦笑)


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posted by ゼロハジ at 2012年08月07日 14:14 | Comment(0) | 小ネタ

FXCMジャパンに対し業務改善命令が出ていた

全然知りませんでしたが、「FXCMジャパン証券」に対して業務改善命令が出されています。

本来ならここでニュースから引用するところなのですが、もう1か月以上も前のことなのでニュースがほとんど残っていないです。しかも「業務停止命令」ではなく「業務改善命令」だったということもあり、それほど話題にもなっていなかったようなので、証券取引等監視委員会の発表から引用します。引用に日付はないですが、平成24年6月19日付の文章です。


FXCMジャパン証券株式会社に対する検査結果に基づく勧告について


1.勧告の内容

関東財務局長がFXCMジャパン証券株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 飯田和則(いいだ かずのり)、資本金25億円、役職員36名、第一種及び第二種金融商品取引業)を検査した結果、下記のとおり、当該金融商品取引業者に係る法令違反の事実が認められたので、本日、証券取引等監視委員会は、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、金融庁設置法第20条第1項の規定に基づき、行政処分を行うよう勧告した。

〜中略〜

イ システムの管理及び運用状況に重大な問題が認められる状況

当社は、システム障害発生時に必要な対応手順及び手段を具体的に定めておらず、また、FXシステムの管理及び運用についても、金融商品取引業者として、その業務の根幹をなすFXシステムの基本的な内容すら把握していない状況にある。

更に、当社では、本来約定すべきレートと異なるレートで約定が成立するなどのシステム障害を含む様々なシステム上の問題(以下「システム上の諸問題」という。)が繰り返し発生しており、このなかには発生原因が把握されていないものも認められている。当社は、こうしたシステム障害への対応について、外部委託先の調査結果をそのまま受け入れるのみであり、システム障害が顧客に与える影響やその発生原因について主体的に調査・検証を行っていないなどの状況にある。

〜中略〜

ロ 顧客対応が杜撰な状況

上記イのとおり、当社においては、システム上の諸問題が繰り返し発生しているが、当社は、システム上の諸問題に係る顧客対応について、顧客からの照会・苦情があったものについてのみ対応し、他の関係する顧客に対し必要な対応を取っていない事例が認められた。

また、当社のFX取引のカバー先でもある外部委託先が、FX取引において発生したスリッページに関し不当な取扱いを行ったとして米国内で処分を受けたが、当社は、その影響が当社顧客へも及んでいるにもかかわらず、当社の責任につき問題意識を持つことなく、特段の顧客対応を取っていない。

このように、当社は、システム上の諸問題等に伴う顧客対応について主体的に取り組んでおらず、関係する顧客に対し必要な対応を取っていないものが多数認められ、本来であれば訂正処理等を行うべき顧客取引を放置しているなどの状況が認められた。

〜中略〜

(2) 顧客に必要証拠金の不足額を預託させることなく、FX取引に係る契約を継続する行為

当社は、平成23年8月1日から検査基準日(同年11月16日)までの間に、営業日ごとの一定の時刻におけるFX取引に係る預託証拠金額が取引に必要な預託額を下回っている顧客について、合理的な期間を超えても追加証拠金の入金等がないまま取引を継続させている事例が55顧客57件認められた。

引用元:FXCMジャパン証券株式会社に対する検査結果に基づく勧告について:証券取引等監視委員会


まとめると以下3点です。

・乖離レートでの約定の放置
・スリッページの不当な扱い
・預託金不足の取引


<スリッページなら・・・>

この件についてまず調べた時に出てきたのがスリッページの件。引用だけではさっぱりな内容なので捕捉します。

FXCMジャパンは独自のシステムではなくアメリカの業者のシステムを採用していましたが、アメリカにおいてそのシステムは問題があるとしてシステム提供元の業者に対して制裁金を科します。FXCMジャパンはこの問題があると言われたシステムを使っているのですから、何らかの対応をするべきだったのですが実際には何もせず、結果として今回の業務改善命令に関わっています。

この問題というのはスリッページの発生についての内容ですが、その内容が「ポジティブスリッページだけを制限するシステム」に問題があるとされています。ポジティブスリッページとは有利な方に動くスリッページのことです。

これがよく分からない。


私が「FXオンラインジャパン」のシステム(現「IGマーケット証券」の旧システム)をリアル口座で使っていた時も、また去年まで使っていた「外為オンライン」のリアル口座であっても、ポジティブスリッページというのは一切発生しませんでした。つまりスリッページが発生するときは必ずネガティブスリッページだったわけです

しかもこれは隠されていたわけではなく、「FXオンラインジャパン」から「IGマーケット証券」の新システムに変わるときにははっきりと「不利な方向だけでなく有利な方向にもスリッページするようになります」と書かれていました。

つまりはポジティブスリッページがないのはFXCMジャパンだけではないと断言できます。確かこの辺りは約款にもあった気がするので、この点だけについてはFXCMジャパンが悪いというよりは制度の不備というか、「言いがかり」な気はしないでもないです。


<問題はバッドティック?>

預託金の問題は特に大きな問題というわけではない気はします。おそらく実行レバレッジが25倍を超えても強制決済もマージンコールもなしにトレードさせていたということでしょう。数も多く感じないですし、どの程度まで許容したかが問題でしょうか。まぁいずれにしても大したことはないです。


問題は乖離レートでの約定ですね。乖離レートでの約定、つまりはバッドティックですが、これは実際のレートではないレートで注文が約定する現象のことで、システムのミスなどにより発生します。

これが発生した場合は業者から損失の補てん、またもし利益があった場合はそれの取り消しがされます。そのバッドティックの約定で発生した損益は一切がキャンセルされるのです。まぁ普通ですね。システムのミスで1000Pipsも離れたところで約定したとして、その損益がそのままでは投資として全く成り立ちません。

それで今回もそういったバッドティックが発生したのでしょうが、そのバッドティックでの損失に対し、顧客からの苦情があったもののみ対応し(おそらく損失の補てん)、問い合わせがなかったものはそのままというずさんな処理を行っています。

おそらく今回の業務改善命令のメインはここにあったのではないかと。勧告内容の最初に書かれるぐらいですし。


FXCMジャパンでは今回の業務改善命令の対応として「事故による損失の補てんをする」と言っているので、口座を持っている方、もしくは持っていた方は可能性があるので、公式サイトをチェックしてみるといいと思います。


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posted by ゼロハジ at 2012年08月03日 14:37 | Comment(0) | FX時事ネタ