FXとは?
1.FX(外国為替証拠金取引)とは?
2.そもそも外国為替とは?
3.株式とは違い24時間取引可能
4.少額から始められるレバレッジ
5.通貨ペアとは?
6.通貨の金利差「スワップポイント」

FXの基礎知識
1.取引の際にはスプレッドに注意
2.レートの最小単位Pips(ピップス)
3.リスクコントロールを知る
4.マージンコールと強制ロスカット
5.ロスカット(損切り)は超重要
6.相場を分析する2つの方法
7.いろいろな注文方法の解説
8.自分に合った投資期間選び
9.余剰資金を使って投資する
10.FXでの税金知識



←サイドバーに中級者向け記事
チャートの見方(テクニカル分析)
1.チャートからトレンドを読む
2.基本中の基本「ローソク足」
3.値動きを平均化「移動平均線」
4.トレンドを把握「トレンドライン」
5.「RSI」で加熱度のチェック
6.「MACD」で売買タイミングを計る

情報活用(ファンダメンタル分析)
1.ニュースや政策から相場を読む
2.経済指標の発表をチェック
3.要人の発言によって・・・
4.災害が起きると・・・
5.為替を動かす情報とは?
6.情報はどこから入手?

まずはデモトレードに挑戦
1.実戦の前にまずはデモトレード
2.チャートの見方を練習
3.注文の仕方・数値の見方を確認
4.取引システムは使いやすい?
5.勝てるまで口座は開かない
6.オススメのデモトレード口座
FX口座の選び方
1.FX口座を選ぶ際のポイント
2.くりっく365とは?
3.信託保全について
4.開設に必要な初回入金額
5.口座開設手続きの概要
6.オススメのFX口座

FX実践体験記
1.見方をチェック(1日目)
2.相場上昇でもプラス0(2日目)
3.安値買いで相場上昇(3日目)
4.負けて負けて また負けて(4日目)
5.予想外な結末(最終日)

FXで勝つためのポイント
1.自分の投資スタイルを確立する
2.トレンドに乗るのが基本
3.ナンピンと塩漬けは厳禁
4.取引記録を付けておく
5.ロスカットはしっかりと
6.ポジションを持たないという選択肢
7.大儲けを狙わない

「追証なしサービス」の裏を考える

日本には存在しないと思いますが、海外の口座のサービスの中には「追証なし」、つまりは追証は絶対に請求しませんよ、というサービスがあります。

そもそも追証というのは、強制ロスカットが適正に発動せず、しかも相場が逆方向に動いた時にしか起きないわけですから、ロスカットルールの基準が定められてからは追証が発生したことはほとんどありません。例の大震災の後の急激な円高時ぐらいなものだと思います。


ですがこれは日本のがんじがらめのFX制度のおかげでそうなっているだけであって、そういった規制のない海外口座ではレバレッジも数百倍で、ロスカットルールすら用意されていないという状況では追証は避けられません

そんな中で「追証なし」というサービスがあるわけですが、これがどうも胡散臭い。この間そういったサービスのある海外業者で数千万円の損失が出た画像を見ましたが、それでも「追証がなくて良い」と言っては普通に業者がつぶれるのでは? と思ってしまいます。今回はこの辺りを考えていきたいと思います。


<海外業者はレバレッジ数百倍>

日本では規制されているレバレッジですが、海外では200倍、400倍というレバレッジも案外普通です。すでにレバレッジが規制されて時間も経っていて、そのあたりの感覚も分かりにくい方もいると思うので計算してみますが、ついでに日本でも過去あったレバレッジ400倍があると、資金を数十倍にするのに運しか必要なかったことも分かってもらえるかもしれません。

まず計算にはドル円を使います。ドル円は現在77円ほど、これをレバレッジ1倍で買うと77万円、100倍だと7700円、400倍だと1925円。計算しやすくするために2000円としておきます。

現在は証拠金の維持率というものがあり、レバレッジ25倍では100%は切れませんが、レバレッジ規制以前は100%を切っても良かったので、例えばレバレッジ100倍のときに「7700円だけ入金してドル円を1万通貨買う」ということもできました。その7700円のうちの30%程度の資金があれば「ポジション維持」という形がとられています。

これは現在の海外口座でもそのようです。つまりは現在の口座資金の目いっぱいまでポジションを持っても、そのポジションを購入した証拠金の一部の資金を余裕資金としてみることができるということです。


<一瞬でロスカットされるポジション数>

このレバレッジ400倍で考えると、資金が5万円しかなくてもドル円を25万通貨購入することができます。この場合1Pipsの値動きは2500円、わずか20Pipsの値動きで資金は0です。逆を言えば20Pips勝てば資金は倍になります。

このようなことも可能な海外業者のレバレッジ400倍においては、追証なんて普通にあるはずです。20Pips動けば資金が0なのですから、為替介入でポンと50Pipsも動けばあっという間に追証、月曜日の窓開けがあればこれもまた追証の可能性があります。そういえば強制ロスカットのルールも規制されていないでしょうから、日本のレバレッジ規制前と同じくロスカット執行の間隔が15分などがあれば追証はとんでもない数になると思います


こういったことがあるので、日本ではすでにそれほどでもない追証も海外口座では頻発しているだろうと予想できます。だからこそ「追証なし」というサービスも成り立つのかと。


<どうやって損失を補てんしている?>

一番の疑問は損失をどうやって埋めているかということでした。実際に出た損失を顧客に対して請求しないというのだから、業者がそれを受けてくれるということになってしまいますが、これはおかしい。これではあっという間に業者がつぶれることになります。

そこでまず最初に思ったのが「すべての注文は呑まれている」のではないかと。

つまり実際には通貨の買いも売りも市場には流れず、業者がその注文を「呑んで」、売買を行っているだけのように見せているだけなのかなと思ったのです。これなら損失補てんとはいっても出ていない損失に対してのことなので、なかったことにすればよいだけ・・・でもなかった。

もしも注文を呑んでいるとすると、利益が出た時は顧客にきちんと払い、追証が出た時はその損失はなかったことにするというのでは、注文を呑んでも利益が出た時の支払いが圧倒的に大きく、業者の利益として期待できるはずの顧客の損失が場合によっては消えてしまうことになってしまいます。これはおかしい。


ここから思ったのが業者が「フルカバーしている」ということでした。

顧客の売買を完全にカバーしていたとすると、スプレッド分の収入だけが業者の利益として期待できますが、この場合は「追証なし」というのも成立させることができる可能性があります。

フルカバーの場合は顧客が利益を出したときはカバーによって損失が埋められ、逆に顧客が損失を出した場合はカバー分は損失ですが顧客から受けた方の注文が利益になっているので業者から見れば結局は損益0になります。

そしてこれは追証が発生するような場合でも同じです。フルカバーであるので、完全な両建てと同じ、つまりどこまで相場が動いても業者側の損益は0だろうと予想でき、顧客がどこでロスカットを食らおうと業者的にはダメージはないのかなと。


このフルカバーはおそらくシステムによる完全自動だと思うので、顧客が1万通貨の買いをした場合、「相対で業者が顧客に1万通貨売り、カバーで1万通貨買う」というのをシステムが自動でやるのではないかと、そして顧客がポジションをしまう、ロスカットになると同時にこのカバーも解消されるとすると、純粋にスプレッド分だけが利益になるという推測です。

そういえば海外業者は日本の業者よりもスプレッド高いですからね。カバーの比率で利益を得ている代わりにスプレッドが低いという日本の業者よりもよほどまともな運営なのかもしれません。


<追証なしの必勝法!?>

この「追証なし」サービスですぐに思いついたのが、窓開けによる売買。

土曜日の終了間際にユーロドルを目いっぱい買うか売っておく、すると月曜日開始時の窓開け(最近は30Pips以上あることも普通)があるので、そこでプラスであれば決済、マイナスでも追証はないので気にしないという戦略。

まぁおそらく取引時間が違うとかはあると思いますが、この「追証なし」を聞いてパッと思いついたのがこの手法でした。必勝法?(笑)


おまけ:海外業者はどう頑張っても信用的に劣るところがありますし(信託保全なしも多い)、また海外業者でも金融庁に登録がないと日本人向けのサービスはできません。だからFX関連のサイトで紹介されている海外業者の多くは日本語でサービスを案内しておきながら「日本居住者向けのサービスは行っていません」と案内しています。もし使うのであればそのあたりはきちんと分かったうえで臨んでほしいところです。


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そんなに勝っている人が多いなら億万長者だらけ

このブログの更新頻度が下がった理由の一つとして「FXの熱が冷めてきた」というようなことを書きましたが、そういったものはネットの情報が原因になっているところもあります。

私もFXのチャレンジャーである限りは勝ちたいですから、少しでも多くの情報を得ようとネットに頼るようなこともあります。またそういった情報収集が目的でなかったとしても、FXの情報があるというだけでついついと見てしまうのも事実です。

しかしそういったネットの情報というのは「これでもか」というほど質が低い。もちろん人のことだけを言うわけにもいきませんが、やはり質の低さは感じます。


<そんなに勝っているわけがない>

一番多いのが「自分は勝っている」というやつです。

自分は勝っているからその手法を真似れば勝てるかもしれないよ、なんては書いてありますが、私もFXを勉強し始めてかなり経ちますが、FXで勝つというのはとんでもなく難しいことであることは十分にわかっています。

ですから、そんなにそんなに勝っている人などというのはいるわけもなく、それなのにあふれる謎の手法たちを見るたびにFXの熱が冷めていく感じになります。


こういった「自分は勝っている」系の情報というのは、「ストップを大きくすると勝率が上がる・ナンピン・マーチンゲール手法」というのが基本になっているだけで、有効性という意味では0ということは良くあります。もちろんそういった手法の紹介のときにストップの大きさやナンピンの有無を書く方は少なく、単に仕掛けの方法だけになっているのでこの辺りを推測することができないと。

つまりはそういった「自分は一時的に勝っているだけ」という可能性が全然考えられていないものが多いです。良くあるのがスキャルピングで勝っていると称しながら、その実はストップは入っておらず、細かい利食いをしながら損はそのままというパターン。


<ランダムでも3年程度勝つことも可能>

私は雑誌に載ったトレーダーというのを調べることは多いですが、そういったトレーダーというのはかなりの確率で数年で大敗、相場の世界から手を引いています。

これはなぜかというと、そういったトレーダーたちは「塩漬け」が基本になっているからです。塩漬けはFXでもかなり一般的な手法ですが、この手法を使えばトレードの感覚や損失の限界値にもよりますが運だけで数年は勝つことが可能です。

しかもこれは負けが0ですから、雑誌にとっては「不敗のトレーダー」ということで取り上げられやすいと。もちろんこういった方々にFXの技術を教わっても無駄もいいところです。だってリスク管理すら理解していないのですから。


<なぜ億万長者だらけにならない>

いやもしもですよ、ネットに書かれた「勝っている」というのがすべて事実だったとすると、世の中億万長者だらけだと思うんです。FXで一時的とはいえ勝てるのであれば、数百万円、数千万円という金額も不可能ではないわけで、それがちょっと続けば億単位ですら不可能ではないはず、もちろんそのリスクに耐えられないという話もありますが、でもそれにしては勝っている人が多い感じはないなぁと。

そういうことがあるので、ネットの情報を見るのに嫌気がさす感じがあり、それがFXの熱を冷ましている感じはあります。どう冷静に見ても単なる塩漬けなのに雑誌に取材されたり、本を出したりというのを見るとさすがにおかしい感じがします。

と、今回の記事は単なる愚痴だったかもしれません。


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相場はランダムという最悪の結論は嫌だ

まぁ嫌だろうとなんだろうと、事実であるのであればそうなってしまうものなのですが、私的には「相場はランダムだ」という結論だけは絶対にありえてほしくないです。

今までの検証の結果や、多くの書籍などにもあるように確かに相場というのはランダムな性質というのはあるようです。むしろこれを抜きにして相場を語れないほど、十分にランダム性はあり、そのせいで相場というものが恐ろしいほどまでに分からなくなっています。


<もし数年の検証で結論がランダムだと・・・>

私がFXを諦めるのはそう遠くないような気もしていますが(笑)、でもまだ検証したいことがある以上は数年はかかるだろうなという思いもあります。しかしその検証が終わった時に出た結論が「相場はランダムだ」では目も当てられない。

私が今現在、検証に力を注げているのは「相場には何らかの偏りがあり、そこを攻めれば有効性が出るから」と信じているわけで、それを探すための検証であるわけです。

しかしその多くのテクニカルを試す検証の中で、どれもこれもうまくいかない、ランダムと同じような結果になるようなことがあると、最終的に「相場はランダム」という結論がである可能性も十分にあります。そしてこれは避けることができません。


<時間はどの程度許すか>

こういった場合「あきらめない」というのが勝者の条件になりそうなものですが、FX相場の場合は「本当に相場がランダムでした」という結末の可能性もあるため、たとえ10年かけようと30年かけようとどちらも結果は「FX相場では勝てない」なんてことも十分にあり得ます。

つまり時間的な猶予もある程度考慮する必要があるのではないかと。あきらめない心は大事ですが、相場が本当にランダムであれば無駄な努力になってしまいますから、そのあたりを含めたうえで自分がどのくらいまでFXで戦うかを決めていった方がいいのかなと。もちろん少なくとも数年単位でしょうし、また途中であきらめた場合は検証結果は「すべて無駄」になることも頭に入れておく必要があります。


<私の検証の段階>

と、自分の検証結果を振り返ってみると、ちょっと面白いことに気づきました。

自分のイメージとしては、すでにFXを始めて3年半にもなっていますし、最初から「検証」というのを重視してきていたので、ある程度の検証結果を持っており、テクニカルについては十分とは言えないまでも分かってきていたかなと思っていました。

しかしよくよく考えてみると、私が検証を行っていたのは主に「ボラティリティブレイクアウト」の派生であり、そのテクニカルは去年の秋に使用を停止しています。つまり3年半という期間の割には、検証しているテクニカル自体の種類は全然少ないんだなと

だから私が「相場はランダムかも」なんて書いても説得力はないです(笑)。だって今まで検証したテクニカルの種類はおそらく10も行ってないですからね、単に一つのテクニカルを集中的に検証していただけでは「相場はランダム」なんていう大それたことは言えるわけがない。


ということなので、まだまだ多くのテクニカルを試していない以上は「相場がランダムかどうか」なんていう判断が付くわけがなく、そのためにはまだまだ時間を割いていかなければいけないと実感しました。もちろんそういった検証の先に「相場はランダム」という結論が待っている可能性も全くの0ではないですが。


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「通貨マフィアがあなたの円を食いものにする」のレビュー

はい、今回は「通貨マフィアがあなたの円を食いものにする 著:島崎正成 監修:青柳考直 出版:総合法令」のレビューです。

普段であればレビューには値しないような書籍ですが、今回は特別な理由もあったのでレビューにしています。そのあたりは最後の方に。


<FXの裏事情は書いてありますが・・・>

「通貨マフィアが」なんていうタイトルですから、為替関連での裏事情について書いてあるだろうとは予測できます。そして実際にそういった内容も書いてはありますが、内容が古い。もちろん出版時期もあるのでその当時はどうだったのかわかりませんが、少なくとも現在では全く役に立たないです

この書籍が書かれていた時期はFXの規制がかなり緩い時期で、多くの悪徳業者がはびこっていたようです。私がFXを知るよりも前のことなので、昔のブログ記事などでしか知りませんが、「資金の持ち逃げ」や「しつこい勧誘」などが普通にあったようです。印象としてはやくざ的な経営でしょうか。

この書籍でもそういった業者に注意するようにということが書いてあります。実名は書いてないですが、「過剰な取引の推奨」や「資金引き出しの拒否」などをする業者もあるので注意しましょう、的な内容です。現在ではFX関連の法規制はしっかりしているので気にする必要はほぼないと思います。


<為替ディーラーについて>

この書籍で唯一感心した点が「為替ディーラー」についてです。なんというか為替のプロとしてディーラーをイメージする人は多いようですが、元為替ディーラーとかなんとか言ってもほとんど素人という例はかなり多いようで、この書籍でもその可能性について触れられています。

この点はいろいろ面白いことが書いてありました。コンピューター・インターネットの導入でクビになった為替ディーラーがFX業者に流れ込んでいるとか、日本の為替ディーラーというのは顧客の取引を市場に流すだけ、もしくはその顧客の取引に乗っているだけなど、為替ディーラーはすごいという幻想は薄めてくれると思います。


<結局はFXの勧誘>

悪徳業者への警告やディーラーに関する記述はまぁ確かにありましたが、この書籍の大半はFXとその業者に対する説明のようなものであり、つまり結局のところは「FXの勧誘のための書籍」という感じは抜けません。

なんといってもこの著者はFX業者の社長ですからね。書籍の中にも自社(会社名は出ない)はこういうことはしませんよ、とかなんとか書かれてあったりして、「この本を読んでうちFX口座の真面目さを分かってね」という意図がある気はします。


<点数はつけられません。だって・・・>

通常のレビューであれば点数をつけるところですが、今回のレビューでは点数は付けられません。

というか問題外なんです。この書籍は「悪徳業者に対する注意」がメインなはず、もちろんその点に関する言及は十分ではないですが多少はあります。しかし問題はこの書籍を書いている著者が最終的に自社FX口座の資金を持ち逃げした点にあります。

会社名は「アルファエフエックス」、その時点で500口座ほどだったらしく、あまり大きな規模ではないようですが、それでも資金が返ってこなかった方もいるわけで、そういったことをした方の書籍に点数は付けたくないという理由です。

そういうこともあるので、今回のレビュー記事は書籍のレビューというよりは書籍を書いた人がその書籍の内容とは真逆にとんでもないことをした、というところがメインだったりします。まぁ現在は信託保全もありますし、本当に過去の話でしかないですが、ちょっと記事にしてみました。


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ドル円の値動きがない話

今年に入ってからというわけでもなく、去年から徐々に起こってきていたのがドル円の値動きの少なさ。昨日は40Pipsも動いていませんし、トレードするには悪い環境どころか、もはやトレードの対象にすらならなくなってきた感じです。

そこで今回はこのドル円の値動きの少なさについて考えてみたいと思います。


<1年ちょっと前は平均80Pips>

ATRというものがあります。これは簡単に言えば値幅の平均値なのですが、この値というのは1年と少しぐらい前にはユーロドルで120Pips、ドル円で80Pipsほどありました。つまりは1日の高値-安値はだいたい80Pipsぐらいになるというのが以前の相場だったわけです。

しかしドル円の現在の値は35Pipsほど、1日の高値と安値の幅が35Pipsしかないということで、デイトレーダーにとってはいくらなんでも利幅が取りにくい状況が続いています。ドル円のスプレッドがいくら低いとは言っても、これで機能するテクニカルは少ない気がしますね。


<なぜ値幅が少なくなったか>

1年前の約半分という値幅の少なさで落ち着いている現在ですが、なぜここまで値幅が少なくなったのかを考えるといろいろと考えられることはあります。


まず去年のこう着状態が影響しているのかなと思います。去年の8月から12月いっぱいまでは、介入などで大きな動きは確かにあったものの、通常の取引日で考えるとかなり長いこう着状態にありました

そのこう着状態の間に緩やかに値幅が少なくなっていますので、「長いこう着状態」というのが値幅を少なくする何らかの影響を与えていたのではないかとも思います。


そういえばこの値幅の減少はドル円の取引量の減少によるものではないようです。もちろん日本のデータのみなので海外の場合はわかりませんが、日本のデータを見る限りではドル円の取引量の減少は見られません。

それなのに値幅が少なくなっているということはこの範囲内でのトレードが多い、一方向へのトレードが少ないということが言えると思います。つまりドル円をトレードされている方は、このレンジ的な相場を大きく脱する可能性は低く、現在の状況に似た状況が続いていくと予想されてレンジ内へのトレードをされているのかなと思います。


<とにかくトレードしにくくなった>

まぁはっきり言ってトレードはしにくくなりましたよね(笑) 以前はドル円はスプレッドも低く値動きもまぁまぁある通貨ペアだったわけですが、現在は値動きがなくて魅力的とは言い難いです。今現在、デイトレードでドル円使っている方っているんでしょうか? 私も検証だけでは使ってますが、結果は日をまたぐこともありますしデータとしてはほとんど意味ないだろうなと思ってます。

代わりというと変ですが、ユーロドルは値幅は増えています。年末年始はさすがに低いですが、そのちょっと前でも160Pipsほど行ってますから、ドル円よりははるかにトレードしやすい感じです。でもユーロドルは人気がない(笑)


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posted by ゼロハジ at 2012年01月17日 14:09 | Comment(2) | 小ネタ

効率的テクニカル仮説

効率的市場仮説というものがあるという話はしました。これはどのようなニュースが起こっても市場はそれを反映し、しかもニュースは事前にプラスの内容なのかマイナスの内容なのかが分からない、つまり次に起こることは分からないということで市場はランダムであるという仮説です。

これとバックテストを考えた時にふと思ったのが今回の「効率的テクニカル仮説」です。


<バックテストによる最適化>

昔はコンピューターなんてものがなく、トレード方法を作るのにも相当の苦労があったのではと推測できますが、現代においては誰でもがPCを持っている時代であり、相場を分析するのもあっという間、トレードに使うシステムを構築するのもそれほど時間がかからないことでしょう。

このコンピューターで相場に相当な影響を与えているといえば「バックテスト」があると思います。先ほどのシステム構築の話もそうですが、現代においては数年分の過去のデータを使い、すぐさまそのトレード方法が過去の相場内において機能していたかどうかを知ることができるので、無駄な時間が大きく省かれます。


そこで私が思ったのが、このバックテストがあるせいでテクニカルが最適化されすぎてしまっているのではないかと。


<有効なテクニカルはバックテストにより発見される>

つまりこういうことです。

新しいトレード方法を探すときにバックテストを使います。そこでかなり多くのパターンを試すといくつかの「正解」のテクニカルが見つかります。その正解のテクニカルは相場で利益を上げていけるとすると、バックテストを使っている方は誰でもが有効なテクニカルを使えていることになります

ですがテクニカルというのは使用者が増えていくと実際の相場にも影響を与えるようになってくるようになり、そのせいでそのテクニカルのシグナルより少しずれた位置に利益が出るようなことにも起きてきます。使用者が増えるとテクニカルのタイミングがずれていくということを考慮すると、現在のようなバックテストの結果の上では有効なテクニカルを見つけられる状態では、有効なテクニカルはバックテストによりすぐに見つけられてしまい、トレーダーがそこに集中、そしてテクニカルがずれるという現象が起きるのではないかと。

つまりは過去のデータにおいて有効なテクニカルは発見できても、実際には同時期にそれに気づいている方はかなり多く、それはテクニカルがずれるほどまでになっているだろうと。だからバックテストにより求められるテクニカルの有効性というのは他の参加者により飲まれている状況になり、結局は有効性は出ない気がしてます。


<バックテストを使っても勝てない>

おそらくバックテストを使われている方って結構いると思うんですよ。そしてそういったバックテストの結果を参考にトレードされている方もいるはず、でも実際にはバックテストで見つけたテクニカルで勝っているという話はそれほど聞きません。私もMT4ではないですがFXのバックテストを試したことはあり、バックテストをすること自体に技術が必要という感じではないと思ってます。

それに数値を使うテクニカルやクロスだけを売買シグナルとするようなテクニカルはかなり多いですが、そういったものは数値を「変えるだけ」で試すことができるので、おそらく単独のパターンにおいてはすべてと言っていいほど埋められてしまっているのではないかと思います。つまりは単独使用のみで数値・クロスを使ったテクニカルはその有効性はあっという間に誰かに見つけられ、その有効性を失うのではないかということです。


<まとめ>

まとめると、こういう流れが起きているのではないかと。

バックテストにより有効なテクニカルが見つかる
       ↓
同時期に他のトレーダーがバックテストで同じテクニカルを見つける
       ↓
そのテクニカルの有効性にトレードが集中
       ↓
テクニカルのシグナルがずれる
       ↓
テクニカルの有効性がなくなる


こういったサイクルがかなり早いスピードで繰り返されているのではないでしょうか。バックテストを使っている方がバックテストで有効と判断されないテクニカルは使いませんし、またリアルトレードでうまくいかないとなれば新たなバックテストをするだけ、しかもバックテストには時間がかからないのですから使われるのは常にバックテストにおいて有効だと判断されたものだけになります。


こういうことがあるから多くのテクニカルは素直に使っても機能しないのかなと思います。私もずいぶん前は「どんなテクニカルを使っても多少の有効性はある。負ける問題はリスク管理にあるからだ」と思っていたものですが、裁量トレードを始めたこともあっていろいろなテクニカルに触れていくと機能していないテクニカルというのはやはり多く感じます。

だからそういった背景にはバックテストによる最適化があり、多くのテクニカルが機能していなくなってしまっているのではないかと。ここから考えると攻めやすいのはあまり知られていないテクニカルか、もしくはトレンドラインなどの数値化が無理なテクニカルで攻めるべきでしょうか。まぁこの仮説自体が暴論に近い気もしていますが(笑) こんなこと書いてないで一つ一つのテクニカルを検証しろって話です。


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負けている人の本でちょっとホッとする

気づいたら1月も10日になってました。そろそろ正月ボケも覚まして更新を始めないといけない時期です(笑)


さて、私はFXにおいてはまだまだ負け組なわけであり、勝っている人の話をなどを見ると失望感を感じるものなのですが、逆に負けている人の話を見ても何か感じることはあまりないです。まぁ負ける人の方が多いでしょうから、当然といえば当然ですが、実は最近読んでいる書籍が負けている人の話なのに微妙にずれていて面白かったりします。


<優秀な方だとは思いますが・・・>

さすがに批判になるので書籍のタイトルは書きませんが、株投資の書籍で数年前に発売されたものです。

内容としては「株を始めたばかりの初心者が100万円を稼ぐまでのストーリー」的なもので、その書籍内の結果では百数十万円のプラスということで終わっています。

この方は投資については確実に詳しいのはわかります。基本的なことは100%押さえていますし、かなり深いところも分かっているようです。また期待値についても十分な理解をしているようであり、勝てるトレーダーとしての条件は備わっています。


しかし問題点としてトレードが「適当」に終始してしまっています。

この書籍ではトレードについて記述がありますが、そのトレードの理由が本当に「適当」と言っても過言ではないです。ある時はファンダメンタルで仕掛け、ある時はトレンドラインで仕掛け、ある時は移動平均線で仕掛ける。

この方は期待値について理解しているのですから、本来であれば「このトレードはプラスの期待値だからトレードする」というような考えがほしいところなのに、いろいろな仕掛けを試してしまってはそれを計算することもできません。


<市場平均という問題>

さらにこの方は「多くのトレーダーの結果は市場平均を上回れない」というデータも知っているようで、それについても内容で触れられています。

ですがこの方のプラスはいつもこの市場平均を上回っていません。つまり100万円以上の利益は確かに出ましたが、これは市場平均よりも悪い利率であり、効率的市場仮説に言うように素直にインデックスファンドを買っていた方が儲かっていたという結果になります。これでは「投資で勝った」とは言えないですよね。それなのにいかにもトレーダーとして勝っている感じに書いてあるのが微妙に笑えます。

市場平均が上昇しているのであれば、銘柄選びを多少間違ったとしても相場は上昇基調なのですからプラスになっても全然おかしくないですし、またこの方はリスクを全くとらない(取らなさすぎ)なので、そういった平均に沿う可能性も十分に高いと。つまりはランダムなトレードでもリスク管理が同じであれば同じような結果になっただろうと思います。


<勝っているブログが負けた時・・・>

その書籍のもどかしい感じというか、認識が間違っている感じというところに私は面白さを感じたわけですが、そういえば「勝っているブログが負けた時」などもこういった面白さを感じてしまいます。

まぁ性格が悪いと言われればそれまでですが、雑誌に載るくらいまで人気が出たブログが塩漬けやナンピンなどの破綻が見えるシステムを使っていて、そしてそれが実際に破たんした時などに感じる面白さというのでしょうか。そういうものはある気がしています。


FXってメンタルも大事ですからね。不必要な劣等感を感じて焦っている中で、そういった知識はあるけれども空回りしている人を見るというのはそれはそれでホッとするものがあります


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2012年の抱負

あけましておめでとうございます。

しばらく相場を見ていないうちに円高も進み、さらにユーロ円が一時100円を切ったとかいう話を聞いて自分は休んでいたけれども相場は動いていたんだなと実感しました。スプレッドとかどうだったんでしょうか、レートを見ることもないので全然知らなかったりします。

と、まぁそういうことは置いておいて、今回は今年初めての記事ですので2012年の抱負を書いていこうと思います。毎年書いてはいますが、今年は相場の注目点も書いておこうと思います。


<2012年の抱負>

まず一番は「リアルトレードの再開」です。以前のトレード方法は破綻してしまいましたし、さすがに今年中には新たなトレード方法を見つけたいところです。現在行っている3つの手法の中にも可能性はありますし、いくらなんでも今年中にはリアルトレードの再開をしたいなと

ブログの更新については「3日に1度程度を目安に更新する」としていますが、今年はこれを守るぐらいが目標となりそうです。リアルトレードの失敗があってかFXへのやる気は明らかに落ち気味、大量に買った投資書籍を読めばまた書きたいことも出るのでしょうが、すべて読み終わった時になにも残らないとなると今後のFXの可能性が途絶えてしまうことになり困るので、あまりペースを上げずにかなりゆっくりめに読んでいくつもりです。


そういえば去年は積極的に相互リンクを増やそうとしていましたが、今年はしません。ブログの更新も減りますし、アクセス数も減少、相互リンクの効果は一定はありましたがそれ以上も特にないので、わざわざ積極的に相互リンクしてくださいとは言いません。もちろん受け付けはしています。

他の抱負としては・・・なんでしょうか。去年は大地震の影響のためか何もしなかった感があったので、今年はすこしだけ頑張りたい感じですね。ブログとかFXのこと以外にもやりたいことはあるので、そういったほうを中心に1年を過ごしたい感じです。


あ、今日の朝に突然思い立ったことがあったのですが、私が普段からしている読書というのは投資書籍を読むのとは別に一般的な書籍も読んでいます。そういったものはブックオフで105円のものを適当に選んでいたのですが、Amazonで調べてみると昔の古典・名作が1円とかで売られてたりしました。どうせ読むんならそっちのほうが面白いと思うので、今年は「読みたかったけれども図書館にもおいてなかった書籍」を中心に読んでいきたいと思ってます。


<今年の相場のポイント>

今年の相場のポイントを考える場合に、まず考えるべきは「円高」でしょう。

現在はドル円が77円を少し切ったくらいですが、過去のレートから考えても十分に円高と言える値です。これが今年どうなるかというのは非常に重要なポイントでしょう。これ以上の円高は確実に「介入」が見えてきますので、円相場から目が離せないのは今年も変わりそうにないです。

ただ今年は円高の動きが緩やかになるのではないかという見方もあります。つまりは円安になるのではないかと。現在は80円というのが非常に厚い壁となっているので、その付近まで行っても下降するのが目に見えていますが、予想の中にはこの80円を超えるような話もあり、今年こそ本当に円安の年というのはあるかもしれません。


さらなる注目はユーロ、年末にユーロ円相場で100円を切るというユーロ安がありましたが、この関連で相場が動くのは間違いないでしょう。今年はドルよりもユーロの方が注目度が高い年になるかもしれません。さらに円高もあるので、ユーロ円が注目通貨ペアでしょうか。

ユーロは特にファンダメンタル関連での動きが絶対に目が離せません。ギリシャがデフォルト、債務不履行になってしまえばリーマンショック並みの事態が起きますし、また展開の一つとしてはギリシャのユーロ離脱の可能性もあります。ほかにもスペインやイタリアの不安もあり、何らかの決定で大きく相場が動くことが考えられます。


注目としてはスイスフランもあります。去年は突然(スイス関連のニュースを読んでいればそうではなかったらしいですが)の無制限介入予告で一気に動いたスイスフランの相場、実はこの介入の可能性はまだ示唆されていて、そういった声明は何度も流れています。つまりはまたもや特定レートまでの誘導を狙った介入予告がされる可能性があると。でもまぁ口先介入ってのもあるので、どこまで信じていいかはわかりません。


<毎年恒例 今年の初夢>

さて、すでに毎年のことですが、私は1月1日に初夢を見ました。

去年は確かモデルルームを見に行くとかなんとかいう内容でしたが、今年は「誰かとオンラインゲームについて語っている」というものでした。オンラインゲームはしばらくしていないのですが、今年は始めて見ろとかそんな啓示ですか? でも私はオンラインゲームよりは家庭用ゲームが好きですね。去年なんかはトータルで49本もゲームをクリアしてました(笑) 地震もありましたし、そんなにゲームをしていた覚えはなかったんですが、意外にゲームばかりしていた年だったようです。


抱負など書いていきましたが、今年の初記事はこんな感じで終わりたいと思います。


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posted by ゼロハジ at 2012年01月04日 15:34 | Comment(0) | 小ネタ