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2011年のまとめ 為替相場の出来事など

去年のまとめ記事を書いた時に「更新時間が18時過ぎでは年内には誰も見ない」と思ったのを思い出しました。ということなので、31日に予定していた年度まとめ記事は年内に見てもらえるように少し前倒しします。


2011年のまとめとして書くことは、まず私のリアルトレードの結果と現在検証中のトレードの確認、2011年にどんな出来事があったかの2つです。


<2011年のリアルトレード結果>

2010年はボラティリティブレイクアウト戦術により7万円近くのプラスを出せましたが、2011年はそのプラス分を一気に放出する形となりました。だいたい5万3000円の負けですね。詳しくはすでに記事にしてあるので書きません。

このように負けた理由を考えてみても「有効性の揺らぎによるもの」なのか、それとも「2010年はたまたま運がよく勝っただけなのか」という答えは出ません。でもまぁ2010年と2011年を合わせたトータル結果はプラスであったので、そこだけはリスク管理のおかげかなとは思っています。

ちなみにこの負け確定に伴い、サイドバーで堂々と紹介していたリスク管理方法などのリンクは消しました。結果として良い結果は出さなかったのですから、参考にはならないと判断し、記事は残しながらリンクを消して目につかないようにはしました。読み返しても間違っているというほどではないと思いますが、人に読んでもらうほどでもないなとも思ったので。


<現在検証中のトレード>

2011年も様々なトレードを検証していったわけですが、その中で目玉だったのが裁量トレードとして始めた「抵抗線トレード」でした。

これは練習し始めてすぐに「うまくいく」と思ったものですが、あれから2〜3か月経った現在は迷走中です(笑) うまくいかないというほどでもないですが、うまくいっているというわけでもない微妙な状況、後はどこまで最適化できるかという問題があります。


また本当に実験的に始めたのが「通貨強弱トレード」です。

こちらは4パターンを試し、うち2パターン(AとC)でかなりの有効性が見えています。Aパターンはずっとマイナスが続いていたものが「明らかにおかしい」と思って逆張りしてみたところ見事にプラスに転換、つまりは最初設定した方向の逆の方向に有効性が出ているという珍しい現象を見せ、その結果も信じられないほど(本当に信じていませんが、笑)です。Cパターンは平均的にプラス、まだまだ改良の余地があります。


破綻したボラティリティブレイクアウトの変化形も検証中ですが、こちらは全然うまくいっていません。検証は来年もまだ続きますが、このトレード方法のオリジナルである「ラリーウィリアムズの短期売買法」をきちんとチェックしてからもう一度チャレンジという形がベストな気はしています。


ということなので、来年の一番の期待は「通貨強弱トレード」、2番目が「抵抗線トレード」という感じです。「通貨強弱トレード」はこのままいくとはとても思えませんが、もしもこのままいくようなことがあれば私のFX研究も終了となる気がします。ですがうまくいく確率は10%もないでしょう。信じるにはあまりに非現実的な数値です。


<2011年を振り返る>

ここからは2011年を月ごとに振り返っていきます。FXの出来事やブログでの出来事などを振り返ってみたいと思います。私情が多いです(笑)


1月〜3月(震災前):Wikipediaによればエストニアが1月1日にユーロを導入したらしいです。全然知りませんでした。ニュースとかにはなってなかったんでしょうか、12月後半はニュースも見ないので知らなかったのは私だけかも? 確か私は新しいことの挑戦しようとしていろいろ忙しかった気がします。お金も結構使って準備もきちんとしたのですが、結果として期待通りにはいかず、大失敗した覚えがあります。そういえば大学入試のカンニング問題も2月後半から3月初めにありました。

3月11日:東日本大震災です。私も被災して1週間ぐらい停電していました。この地震でも家族には被害がなく、自分だけを中心に見れば停電と食糧難以外は特に変わりなかったと思います。ただし町の一部施設が壊れたらしく、今でも施設が利用できない状況というのは聞きました。相場的には地震が起きた日から一気に円高に進んでいき、3月17日に戦後最高値を更新、翌3月18日には協調介入が決定され大きく上昇していきました。この3月17日の動きは早朝に起こったものであり、ここでかなりの損失を出した方が多かったようです。日経平均のほうは地震というより原発関連で大きく下げました。

4月:PlayStation Networkの個人情報流出事件がありました。私も登録していたので、パスワードの修正がとても面倒でしたが(通常の仕様でない)、お詫びセットがもらえたのでまぁよしとしてます。

5〜6月:特に何もなかった月な気がします。一般的なニュースもそうですし、為替的にも自分的にも何かあった覚えがないです。うーん何かありましたか? あ、FXの店頭取引の申告分離課税化が可決されました。これで来年からすべてのFX取引は申告分離課税となります。

7月〜8月:なでしこジャパンの優勝がありました。今年唯一の明るいニュースではないでしょうか。為替関連ではアメリカの債務問題・デフォルト危機によりリーマンショックを超える経済危機を迎えるのではないかという懸念もありましたが無事回避されています。しかしアメリカ国債は格付け引き下げです。また8月4日には日本単独での円売りの介入

9〜10月:9月から10月にかけてはギリシャの月という感じで、ギリシャ国債の利回りが非常に高くなったり、デフォルトが騒がれたり、欧州諸国のギリシャ救済策の受け入れに対して国民投票実施を提案するなどかなりいろいろ起きてました。10月にはユーロが2002年以降の最高値。10月31日には今年3度目となる円相場介入が実施されています。あまり関係はないですが、私のリアルトレード破綻も9月でした。10月には大量の投資書籍を買ったりしています。(追記:スイスフランの無制限介入予告を忘れていました。これで大損失を被った方も多いはず。)

11〜12月:北朝鮮の金正日総書記の死亡のニュースもかなり大きいニュースだと思います。為替への影響は気にするほどはなかったと思いますが、今後の日本の外交は注目されるでしょうね。


今年1年の感想としては、なんともひどい年だったなと。2011年というのは後世に確実に残るような出来事ばかりが起きた年で、日本だけ見ても世界的に見ても良い年ではなかったように思います。


<2010年の抱負はどうなった?>

と、完全に忘れていた2010年の抱負がどうなったかを書きたいと思います。「2011年の抱負」に書かれてあったのは

・ゼロハジのテクニカル分析での検証
・FXトレードで利益をあげる
・最適化の一段階成功
・年内に100記事更新
・相互リンク15件

です。うまくいったのは「年内100記事」だけです。検証は予想とは違う結果でしたし、FXトレードでも利益は上がらずマイナス、最適化もうまくいきませんでした。相互リンクは6件ほどもらいましたが、そもそも15件なんていうのが無理だったのかもしれないです。



今年の記事はこれで終了です。ブログ更新の頻度もだいぶ落ちると思いますが、来年もよろしくお願いします


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ゼロハジのテクニカル分析 1年分のまとめと結論

ついにこの企画も最終結論となりますが、まずはこの企画の趣旨、そして先週の予想の結果をまとめておきましょう。


趣旨です。

ゼロハジのテクニカル分析は「ある程度の知識を持ったトレーダーの予想は50%を切らない」という推測のもとにやっています。その検証のために毎週の相場を週の始値から「上昇」するか「下降」するかを予測し、その結果を記録しています。「ゼロハジの予想」が私の予想で、「テクニカルB」はついでに検証している独自テクニカルです。



はい、では前回(ゼロハジのテクニカル分析 12月17日版)の結果に行きます。

ゼロハジの予想
ユーロドル:上昇   ドル円:下降

テクニカルB
ユーロドル:下降   ドル円:下降

実際の結果
ユーロドル:上昇(7Pips)   ドル円:上昇(33Pips)

総合結果
ゼロハジの予想:49/98(50%)   テクニカル予想後:32/64(50%)
テクニカルB:47/92(約51%)



ということで、ずいぶん前から予想していた通り私の予想精度は50%に収まりました。もちろん試行回数が少ないとは思いますが、結果としては安定していたので、これはこれで納得という感じです。ついでで始めたテクニカルBも同じ結果でした。


以下この企画の結果のまとめとなります。

約1年間、100回近くに及ぶ結果から見て取れた結論と仮説は

不特定の状況においての予測はテクニカルを使ってもランダムな予想と同じになる

というものでした。


<そもそもの仮説>

最初にこの企画を始めた時の仮説は

「ある程度の知識を持ったトレーダーの予想は50%を切らない。そのため多くのトレーダーは相場予想の精度ではなくリスク管理により負けている」

というものでした。


つまりはリスク管理で負けているのであって、相場予想で負けるようなことはないという想定です。FXについて学んで、それについて実践して行けばそれに対する能力が上がるのが当然、だから相場予想の精度についてはランダムよりも高い精度になるのが当たり前だろうなと。


<この企画の着地点>

しかし実際には50%という予想精度であり、予想というもの自体に意味がない感じすらしてきました。

この結果の着地点として考えられるのは3つ。

・ゼロハジ(私)がトレーダーとして無能
・使っていたテクニカル「トレンドライン」「ストキャスティクス」のどちらか、もしくは組み合わせが悪い
・常に予想するというのが無理がある


<私が無能? テクニカルに問題が?>

ゼロハジ、つまりは私が無能であるということはまぁ否定はできないと思います。使っていたテクニカルに問題が、というのではなく、私の見方に問題があったのではないかという可能性はあるでしょう。

またテクニカルが悪かったという可能性も確かにあります。これだけ多くのテクニカルがある中で、すべてのテクニカルが機能するというのもあり得ませんから、予想の中で使っていた「トレンドライン」、「ストキャスティクス」というテクニカル、もしくはその組み合わせが悪かったということもあるかもしれません。


<相場は常に予想できるのか?>

私が一番納得した着地点が「常に予想するというのが無理がある」というものでした。

さすがに1年もやったので気づいてきましたが、ゼロハジのテクニカル分析でやっていた予想というのはどちらのテクニカルにも当てはまらないパターンで予想しなければいけないことが多かったです。

例えばトレンドラインで予想する場合、トレンドライン付近が押し目になる可能性、トレンドラインのブレイクの可能性などがありますが、これは「トレンドラインに近づいた際に想定できること」でありまして、毎週土曜日に予想していたこの予想にとっては、その時のレートが必ずしも押し目付近ではないことは容易に想像できると思います。

これはストキャスティクスでも全く同じで、ストキャスティクスで中間の値になることは多く、その場合はトレンドラインを予想の中心にしたりはしましたが、どちらも判断できないということはかなり多く、結果として「テクニカルを使っていたが、テクニカルを使えなかった場面も多い予想だった」ということです。


こういったことがあるので、どの時点からでも予想できるという考えが間違いだったのかなと。特定の時点からであれば、例えば「トレンドラインのブレイクがあったので下降する」などと予想できるわけですが、そういったシグナルが全くない状態で予想していくというが無理だったのではないでしょうか。

トレードに使うのは予想というよりはトレードのシグナルですから、今回の企画は相場の予想にこだわったためにこういったことが起きたのだろうと思います。実際にトレードすると考えた場合はトレードができるまでチャンスを待ち、そこで始めて仕掛けることになると思うので、必ずしもわからない相場を予想することはないでしょう。

ゼロハジのテクニカル分析は「土曜日に必ず予想する」という「どのような状況でも予想しなければいけない」というルールでしたが、勝ちにこだわった場合は「勝てる相場状況のときに仕掛ける」という感じなので、わからないときに「相場はどちらに動くか」などという予想はしません。


<予想の前提に無理があった>

そういうことなので、1年を通したこの企画の結論が

「不特定の状況においての予測はテクニカルを使ってもランダムな予想と同じになる」

ということです。結論というよりは仮説ですね。「どのような状況でも必ず予想しなければいけないとした場合、その精度はランダムと同じになるのではないか」という新たな仮説です。


想定していた仮説とは答えが違いましたが、これからの私のFXライフにとっては良い結論だと思います。トレードに有効性を持たせたい場合、少なくとも「いつでも予想する」というのは無理というのはよく分かりました。有効性が欲しいのであれば「特定の状況での(テクニカルを参考にした)予想」が基準になるのかもしれません。

これで1年に渡った「ゼロハジのテクニカル分析」は終了となります。来年からどうするかは未定です。


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ゼロハジのテクニカル分析 12月17日版

かなり調子よく来ていた通貨強弱トレードですが、先週の結果でついに10週連続のプラスとなりました。といってもまだ42回のトレードなわけで、信頼するには足りない感じもしますが、まとめた結果としては42回中29回の勝ち(勝率69%)、しかも平均勝ちが約60Pipsで平均負けが約20Pipsというかなり良いトレードですが、これが運のおかげなのかどうかがさっぱりわかりません。


さて、企画の趣旨に行きます。

ゼロハジのテクニカル分析は「ある程度の知識を持ったトレーダーの予想は50%を切らない」という推測のもとにやっています。その検証のために毎週の相場を週の始値から「上昇」するか「下降」するかを予測し、その結果を記録しています。「ゼロハジの予想」が私の予想で、「テクニカルB」はついでに検証している独自テクニカルです。



はい、では前回の結果(ゼロハジのテクニカル分析 12月10日版)に行きます。

ゼロハジの予想
ユーロドル:上昇   ドル円:上昇

テクニカルB
ユーロドル:下降   ドル円:下降

実際の結果
ユーロドル:下降(335Pips)   ドル円:上昇(8Pips)

総合結果
ゼロハジの予想:48/96(50%)   テクニカル使用後:31/62(50%)
テクニカルB:47/90(52.2%)


ユーロの大幅下落を全く予想できていませんでした。まぁこの予想の結論から言えば仕方がないことですが、その結論も来週書いてこの企画も終わりとなります。長かったですが、やるだけ意味はあったと思います。予定とは違う結論になったのでこれはこれで面白かったと思います。


では来週の予想に行きます。来週は結果を書くだけなので、最後の予想となります。

ゼロハジの予想
ユーロドル:完全に下落トレンドです。しかしストキャスティクス的にはかなり落ち込んでおり、これ以上の下落は少し考えにくいかなと。なので来週は上昇予想としておきます。

ドル円:上昇トレンドラインもあり、下降トレンドラインもあるという微妙な状況であり、しかもストキャスティクス的にも中間と予想がしにくい状況です。そこで4時間足にして予想をしてみようと思いますが、4時間足だと上昇トレンドラインのブレイクらしいものが2本ほど引け、さらに上値も結構重いように見えます。なので来週は下降予想です。


テクニカルB
ユーロドル:下降(弱)   ドル円:下降(弱)


冒頭の通貨強弱トレードをリアルトレードに採用するのは、最短で1月中、最長で5月というところでしょうか。1週3回程度しかトレードがないので、1年やっても150回しかデータが取れず、おそらくいつまでたっても満足するデータにはならないだろうなぁとは思ってます。なので少額リスクでリアルトレードに移ってしまおうかという思いはあります。

それと今日以降から1月4日までほとんど更新しません。更新はこの企画があと1回と年末にまとめ記事を1〜2記事書いて終わり、その次は年始に抱負を書いて、またそこから3日に1回程度の更新に戻っていきます。トレードも今年分は昨日で終わりとしました。


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「まぐれ 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」のレビュー

はい、大量に買った投資書籍の一つを読み終えましたのでレビューしたいと思います。

今回読み終えたのは「まぐれ 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか(ダイヤモンド社 著:ナシーム・ニコラス・タレブ 訳:望月衛)」です。

読む前の感じとしては、運が投資に対してどういう影響があるのかとか、運だけで勝ち上がってきたファンドのデータとかが載っているのかなと。だからそういうデータを見て「検証データにはどのくらいの試行回数があれば信頼できるか」とかが分かればいいと思っていたのですが、どうもこの書籍は違いました


<運というよりはとにかく確率の本>

この本は投資について書かれている内容は意外に少なく、大半、半分以上は投資ではない話になっています。しかもそのすべては運というよりは確率の話です。

例えば「ある宝くじに当たった人がいて、その人の人生を何度もシミュレーションしたとするとほとんど人生では宝くじに当たることがなく普通の人生を送っているだろう」とか「ある研究員がずーっと同じ研究をしていたとすると、ある日突然すごい成果を上げることがある。しかしそれは確率的に起こったことだ」とか、いくらなんでもそこまで確率かよって話になってます。

これはないだろうと思ったのが、「無限匹のサルを集め、タイプライターを自由に叩かせると、そのうちいつかは名作とまったく同じものを書き上げるサルが出てくる」らしいです。まぁ確率的には0ではないけれど・・・というのがこの本の趣旨です。


<滅多に起こらないことが起こると・・・>

この本の投資的な結論を書くとおそらく「勝っている多くの投資家は一時的な運により勝っている。そしてそれは滅多に起こらないことが起こると一斉に破綻してしまう」ということになると思います。

紹介されていたのはナンピンですが、意味的には塩漬けとかマーチンゲールも同じでしょう。つまりは「常に勝ち全く負けないトレード」のようなものを続けていると、いつかは滅多に起こらないことが起き、そこで大損失、結果として今までの勝ちは運だけだったとわかるわけです。

それに対する対処法は一つ「滅多に起こらないことが起こった時にも大損しないこと」だそうです。つまりストップロスを入れておけということなのですが、ストップロスを入れておけば常に勝つなんてことはできませんから、そのあたりから否定しているのかどうかはよく分かりません。


<評価>

点数をつけたいと思いますが、「まぐれ 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」の点数は0点です。

というのもこの書籍を読んでも投資的な知識はほとんど増えません。1024人のトレーダーを集めれば、そのうち1人は10連続で相場予想が当たるとか、そういった相場に関する確率のトリックが分かっていれば、読む必要はないと思います。

また投資に関係のない余談が多く(というかそれがほとんど)、さらに一部難解で全く理解できないところがあるなど、これは投資書籍ではない気すらしてきます。


それだけでは0点にしませんが、すべてを確率で説明するところが読んでいるうちに不安になってきます。多くの事柄について「運が良かっただけ」で説明されてしまい、それは投資においてもそうです。「投資において勝てたのは運のおかげ、たまたま、偶然」とずーっと続いているので、読んでいるとトレードの検証なんて意味がないんじゃないかと本当に思ってきます

おそらく有効性のあるトレードについては否定していないのでしょうが、その点について解説もしていないので、一切のトレードはランダムであるという前提になってしまっていて、トレードは確率以上の結果が出ないという全否定という感じです。ちなみに著者はオプショントレーダーらしく、これは確率的なものから成功しているそうです。


まぁとにかくこの書籍は「不安」になります。トレードについて役に立つことも書かれていないですし、「相場にはなんらかの法則があって、そこを攻めればトレードに有効性が出て勝てる」という考えのトレーダーであれば、むしろ読まないほうが良いと思います。逆に「相場はランダムで確率的に動いている」と思っているのであれば読んでもいいかもしれません。お勧めはしません



追記:思ったんですが、この書籍は努力について触れなかったことが良くないんだろうなと。研究員の話も宝くじもそうですが、何かを実行したから初めて成功したわけで、試行回数を増やすことが成功の可能性を高めたりとか、そういう方面でのアプローチはなかったのかなと。この書籍を読んでいると人生のすべてが運で行われているような書き方ですが、実際には何かを行ったから成功とか失敗があるわけで、そのあたりも触れると良かったかなと思います。


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ゼロハジのテクニカル分析 12月10日版

つい昨日のこと、珍しくFX業者であるDMMFXのCMが流れていて2回ほど見たのですが、今って12月ですよね。12月は値幅が少なくなり始め、さらに20日以降にはスプレッド拡大の懸念もあるというのに、この時期にFXのCMというのはどうなのかなと思ってしまいました。トレードするには全くいい時期ではないですから、CMするほどではないような気がしています。


さて、企画の趣旨に行きます。

ゼロハジのテクニカル分析は「ある程度の知識を持ったトレーダーの予想は50%を切らない」という推測のもとにやっています。その検証のために毎週の相場を週の始値から「上昇」するか「下降」するかを予測し、その結果を記録しています。「ゼロハジの予想」が私の予想で、「テクニカルB」はついでに検証している独自テクニカルです。



はい、では前回(ゼロハジのテクニカル分析 12月3日版)の結果に行きます。

ゼロハジの予想
ユーロドル:上昇   ドル円:上昇

テクニカルB
ユーロドル:下降   ドル円:下降

実際の結果
ユーロドル:下降(32Pips)   ドル円:下降(40Pips)

総合結果
ゼロハジの予想:47/94(50%)   テクニカル使用後:30/60(50%)
テクニカルB:46/88(52.2%)


この企画は今日と来週の2回で予想は終わり、再来週は予想なしで結果と結論を書きたいと思います。回数としては十分ではないですが、これ以上結果が変わるようなことはないと思うので、それほど問題ではないでしょう。


では来週の予想に行きます。

ゼロハジの予想
ユーロドル:時期的な問題もあり予想が難しくなってきてますが、来週はさらにファンダメンタルの影響で動く予感があります。なのでテクニカル的には意味がないと思いますが、来週は上昇でしょうか。本当に何となくに近いですが、ストキャスティクスの余裕が上昇の余地の方が大きいからです。

ドル円:日々の値動きが少なくて全く分からないです。トレンドラインも引けず、ストキャスティクスも中間、判断のしようがありません。時間軸を短くするとようやくストキャスティクスに上昇の余地が見られるので、来週の予想は上昇としておきます。


テクニカルB
ユーロドル:下降(弱)   ドル円:下降(弱)


それにしてもFX業界はレバレッジ規制で下火かと思っていたんですが、DMMFXはCMやるぐらいは余裕あるんですね。しかもCMの内容は「2010年度FX取引高No.1」とかなんとか。・・・もう2011年も終わりですよ、いまさら2010年のことを言われても(笑)


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posted by ゼロハジ at 2011年12月10日 14:46 | Comment(0) | 今後の相場観

短い結果を見ても精神的な負担が増えるだけ

まだ12月も前半だというのに、すでにだんだんと値幅が少なくなっている感じです。これが年末の影響なのかどうかはわかりませんが、時期的にはおかしくない現象なので、トレードされる方は要注意です。

さて、今回は最近読んでいる「まぐれ」という書籍にあった内容を紹介したいと思います。


<年率15%でも分単位では・・・>

あるトレーダーがいたとして、そのトレーダーは年利15%、誤差は年率10%だと仮定します。私は計算には詳しくないので何とも言えませんが、これを年単位での勝率にすると93%となると解説されています。つまりは1年という期間においてはかなりの確率で勝つことができると。

この期間を短くしていくと、だんだんとランダムな動きに近づいていきます。例えば先ほどの結果を1か月単位にしてみると67%の確率で勝ち、1日で54%、1分では50.17%にしかならないとのこと。

つまりは1年単位ではほぼ勝つようなトレーダーであっても、1分間の動きがプラスになる確率は50.17%というランダムな仕掛けと同程度しかなく、こういった細かな動きにイチイチ心動かされるのはバカげていますが・・・


<ついつい見る動き>

私も裁量トレードをやるようになってからかなり相場を見るようになりました。まぁ裁量なのだから当然ではありますが、ポジションを持ってしまうとその動きがどうなるのかとても気になります。そしてその動きを見るたびに「あぁ失敗だったかなぁ」と思い、メンタルにダメージをうけます

この辺りのことも「まぐれ」に書いてありまして、「もしも1分単位で自分のトレードの結果を見ていると1日のうちの約半分は喜び(プラスになるため)、もう半分が悲しむことになる(マイナスになるため)、しかしプラスになる喜びよりもマイナスになる悲しみの方が大きく感じられるために、こういったことをしているとメンタル面では赤字になる」という話です。

確かにいくらトレードの結果を見ても、それが決済や仕掛けとは全く関係のない動きであればトレード自体には影響がないはず、それなのにポジションを持っていれば利益が出たり損失になったりするのですから、これは精神衛生上良くないだけであり、無駄な行為といってもいいと思います。


<相場はできるだけ見ないほうが良い>

そういうことなので、不必要なのであれば相場は見ないほうがいいです。もちろん仕掛けのために見るようなことは当然ですが、すでにポジションを持っていて自分の損益がどうなっているかどうかの確認は必要ないでしょう。リミットやストップが入っているのであればなおさらです。


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posted by ゼロハジ at 2011年12月08日 16:23 | Comment(2) | 小ネタ

ブログ更新頻度減少とその他PC関連の雑感

なんだかんだと考えてきた今後のブログ更新についてですが、結論が出ましたので書きたいと思います。


<3日に1度更新>

結論から書けば今後のブログ更新は3日に1回程度の更新としたいと思います。

アクセス数減少によるモチベーションの関係とか時間的負担が大きいとかいろいろ書いてきましたが、昨日気づいたのがこのブログのアクセス数は今年の9月を境に減少していることでした。

今年の9月といえばリアルトレードの終了が決定した月であり、つまりはそれが理由でアクセス数が減少しているということのようです。

これはまぁ当然だなと思います。私も他の方のブログを読むときにその方のトレード結果は見ますから、その記録が途中で終わったとなれば「勝っていないブログに参考になるところがない」とされて読まれないのが当然、それなのに更新というのも変だなぁと思うところがあります。リアルトレードをしていないのであれば、何を書かれても信じるには値しないでしょう


ということなので、今日以降のブログ更新頻度は3日1回程度の更新にします。あくまでもだいたいですが、少なくとも毎日更新ではないです。それと12月半ばからのFXトレード休止時も更新はなしとします。リアルトレードが再開した時にはその時にまたブログ更新のことを考えたいと思います。


<PCのCPUはi3で十分?>

さてここからはPC関連での雑談となります。

まずPCを変えてから3か月ほどになりましたが、購入するときにかなり悩みのもととなった「CPU」の良さは今では全然気になりません。

というのも旧PCのCPUはなかなかの低スペックであり、それが原因で普段の作業にかなりの時間的ロスを発生されていると思われていました。そこで新しいPCはスペック的に高いものを買うことになったわけですが、実際にi3というそこそこ高スペックのCPUになって思ってきたのが「CPUでも速くならない部分はある」ということ。

例えばJAVAの読み込み速度や、ニコニコ動画の読み込み速度、Yahooメールの処理速度など、CPUが変わったのに速度が変わらない例は結構あります。おそらくPCの処理速度ではなく、サーバー側の処理速度の問題なのでしょうが、PCの処理速度がいくら早くてもその点では変わらないと。

当然CPUの性能で早くなったところもありますが、変わらないところも確実にあったわけで、もしも次のPCを買うとなった時に、i3以上のCPUを求めることはないだろうなとは思っています。


<回線切れ再発>

雑談その2、インターネット回線の切れが再発しています。

ついこの間、回線切れが直った話を書いたばかりですが、情けないことにまたもや回線切れが再発しました。しかも結構な頻度です。

たぶんほかの家の無線LANが干渉しているからだと思います。「GAME」と見えるのでオンラインゲームでもやっているのでしょう。我が家でも1台のPCがインターネットに常時接続している状態、例えばインターネットラジオを聴いているとか、動画の読み込み中などは他のPCのネット接続が遅くなるので、そういったことが他の家を通じて起こっているのだろうと思います。

これは直しようがないです。というかもう諦めました(笑) これについては記事にしても面白くないと思うので、この件に関して記事にすることはもうないです。


<セキュリティソフト>

新PCの初期ソフトとして「マカフィー」がセキュリティソフトになっていましたが、今月初めで期限が切れるということでセキュリティソフトを「ESET」に変更、まさにあっという間に切り替えが終わりました。セキュリティソフトは取引システムの注文に影響があるようで、マカフィーの時よりもESETのときの方が早く注文ができてます。新PCになってから注文に一瞬のスキができていたのはマカフィーのせいだったようです。


と、今日はこんな感じで更新終了です。もう一度書きますが、今後は3日に1度の更新を目安にやっていきます。また12月半ばのFXトレード終了後のブログ更新はほぼ休みです。せめてリアルトレードが再開すれば・・・と思いますが、最近読んでいる「まぐれ」を読むと有効性のあるトレードを発見することがいかに難しいか感じてしまい、ちょっとテンションダウンでした(笑)


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posted by ゼロハジ at 2011年12月05日 13:26 | Comment(0) | 小ネタ

ゼロハジのテクニカル分析 12月3日版

最近の更新に関して悩んでいるのですが、もしかしたら更新頻度の減少があるかもしれません。まず12月は月半ばからFXトレードがなくなるのでPCを開くこともないということもありますし、また最近は裁量トレードで時間がとられ、さらにブログ自体のアクセス数もここ1年で最低を記録しました。そういうこともあるのでモチベーション的にも時間的にも更新したくない感じです。まだ悩んではいますが、そのうち今後の更新に関して記事を書くかもしれません。

さて、企画の趣旨に行きます。

ゼロハジのテクニカル分析は「ある程度の知識を持ったトレーダーの予想は50%を切らない」という推測のもとにやっています。その検証のために毎週の相場を週の始値から「上昇」するか「下降」するかを予測し、その結果を記録しています。「ゼロハジの予想」が私の予想で、「テクニカルB」はついでに検証している独自テクニカルです。



はい、では前回(ゼロハジのテクニカル分析 11月26日版)の結果に行きます。

ゼロハジの予想
ユーロドル:上昇   ドル円:下降

テクニカルB
ユーロドル:下降   ドル円:下降

実際の結果
ユーロドル:上昇(68Pips)   ドル円:上昇(40Pips)

総合結果
ゼロハジの予想:47/92(51%)   テクニカル使用後:30/58(51.2%)
テクニカルB:44/86(51.1%)


うーん、面白いぐらいにランダムです。もうすぐこの企画の結論を出しますが、おそらく「現在のレートからの予想は全く意味がない」という感じになるかなと。つまり特定のときに仕掛ければ有効性が出るということはあっても、どの時点からでも今後の相場を予想して的中させることはできないと。そういう結論になることでしょう。この企画は残り3回の予定です。


では来週の予想です。

ゼロハジの予想
ユーロドル:下降トレンドラインをブレイクしたような感じです。ストキャスティクス的にも余裕がありますし、来週は上昇だと思います。いつになく短い予想です(笑)

ドル円:思ったよりも上昇しています。予想としては、レンジ相場になり、しかもレンジの上限であったので下降という感じになると思っていたのですが、実際にはレンジは形成されずに上昇しています。現在のレートで77.98ですか、だいぶいい感じに円安に向かってます。予想としては難しいところですが、レンジが形成されなかった以上はまだ上昇する気がします。来週の予想は上昇です。


テクニカルB
ユーロドル:下降(弱)   ドル円:下降(弱)


なお、明日は更新を休みます。これはセキュリティソフトの入れ替えのためで、どのくらい時間がかかるのかわからないのでブログの更新は休みとします。


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posted by ゼロハジ at 2011年12月03日 15:23 | Comment(0) | 今後の相場観

含み損を損と認めないスワップ投資家たち

今さらこの政策金利冬の時代にスワップ投資をされている方はほとんどいないと思いますが、それでもまだ全く0ではなく、時々ブログで見かけるようなことはあります。

そのようなスワップ投資家たちに多いのが「含み損を損失を認めない」ということです。


<含み損は損ではない?>

スワップ投資というのは基本的にポジションをずっと持ち続けます。中には含み益がスワップによる想定年利を上回った時点で決済するような方法もありますが、一般的なものは外貨預金の代わりであり、含み益などは考慮しません。

そういった背景があるためか、含み益を考慮しない代わりに含み損も考慮しないような方法をとっている方が多いです。


ブログなどを見ていると「スワップは積み重なっているのでトータルプラス計算」になっているのに、実際にはそれに含み損が出ているという状況はよく見ます。もちろん含み損を入れてしまうとトータルでマイナスという例もあります、

この辺りが難しいんですよね。先ほども書いたようにスワップ投資は外貨預金の代わりのようなものですから、感覚としては非常に金利の高い定期預金のように見てしまうところがあります。ですが、実際にはレートの変動とは切っても切り離せないわけであり、そのあたりの難しさはあります。


<結局はスワップの低さが問題か>

でもまぁこれはスワップが低いことに原因がある気がします。

以前はスワップが高かったために、レートの変動とスワップの力関係が均衡していました。つまりはレートの変動で損失になったとしてもスワップが高いためにカバーすることもできていたと。しかし現在はレートの変動は変わらないものの、スワップが下がっていますから、スワップでのカバー力(「かばーか」ではなく「かばーりょく」です、笑)は格段に落ちていて、そのためにレートの変動によるリスクをきちんと見定める必要が出てきた様な気がします。


まぁなんにしても現在はスワップ冬の時代であり、スワップ投資をするのには向かないですが、しかも円高で外貨のレートが下がっていくばかり、こんな中ですからスワップだけに目を囚われずにレートによる損失も計算に入れ、今すぐに決済した場合の損益はどのぐらいなのかは見ておいてほしいものです。FX口座というのはサービス終了とか変更でポジションを決済しなければいけないことはよくありますから、スワップ目的でもいつか決済しなければいけなくなる可能性というのもあるのです。


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posted by ゼロハジ at 2011年12月02日 14:10 | Comment(0) | 小ネタ

相場予想でお金をもらう方法

だいぶ前の「トリック」というドラマでとても面白い話がありました。できるだけ正確に書きたかったので検索をもかけてみたのですが、簡単には出ず、残念ながら私の記憶だけを頼りに再現していきます。ちょっとくらい違うかもしれないですが、意味的には同じはずです。

たしかこれは子供の性別を決める方法でしたが、妊娠した夫婦を集め、その夫婦にお守りを渡します。そのお守りを持っていると自分の願っている性別の子供が生まれるということで、もしもそのお守りの効果が発揮されなかった場合はお金はいりませんが、自分の希望する性別の子供が生まれてきた場合はその時にお金を払ってください、というもの。


少し考えればわかりますが、これは確率だけでみてもお守りの精度など全く必要なく実行者にお金に入ることになります

厳密にはわかりませんが、子供が男の子か女の子に生まれる確率はそれぞれ50%なはずなので、夫婦の希望の性別である確率は50%なわけです。もしも本当に先ほどのようなことをしたとすれば、確率から見ても50%の精度はあるので、つまりはお守りの効果なんて完全な嘘っぱちでも半分の夫婦からはお金が支払われることになります

なんとも詐欺的な感じですが、こういったビジネスモデルは少なくないです。例えば最近のFX関連でも負けた場合は手数料なし、勝った場合は手数料を払ってください、なんてものがありましたが、それが必ずしも詐欺的とはいいませんが、こういった要素を多少なりとも使っているように感じます。


<トーナメント理論>

他にも同じ名称の理論があるようなので、名称自体には全く意味がないと思いますが、こういったものに近いもので「トーナメント理論」というものがあります。

まず結果から書くと、このトーナメント理論を利用すると「10回中10回の相場予想的中を100%の確率で起こす」ことができます。

真実はこうです。実はこの相場予想は最初は1024人の方に送られます。内訳は512人が上昇予想、もう512人が下降予想です。そうすると512人の一方の側は必ず的中ということになり、残りの512人は外れとなります。ここで外れた方の512人は以降無視されます。

そして1回的中した512人に対し、256人に上昇予想、残り256人に下降予想を送り、的中した方だけを残す。外れた方は以降無視です。これをずっと繰り返していきます。

すると最後の10回目は2人に対してそれぞれ上昇と下降の別の予想が届き、どちらが的中、その1名から見れば送られた情報は1回目から10回目まで全て的中しているように見えます


このようにトーナメント形式で予想をしていけば、必ず全的中するパターンが出てくるわけで、こういった要素を使用して「お送りした情報の通り、我々は10回の相場を10回的中させる能力を持っています。是非とも我々の今後の予想をご購入いただきたい」となんとかメールを送ってみれば、通常よりもはるかに反応する可能性は高いでしょう。もちろん最初に送るメールは1000人よりももっと多く、しかも10回なんて的中ではなく5回程度にしてもまぁ反応はあるのではないでしょうか。


<いつも出てくる相場予想師の疑問>

本当に毎度毎度の疑問ですが、相場予想が本物だったとするならば、なんでそんなものを売ったり教えたりする必要があるのでしょうか。

FXというのは賭け金の限界が十分に高いため、同じ方法であってもうまくいき続けるのであれば最終的には数千万、数億の単位に行きます。

だからそういった「私は勝ってますが、その勝ち方を皆さんも使えるようにシグナル配信しました」的なものはよく分かりません。普通にリスクに耐えられるのであれば、その方法だけでも十分にお金には満足できるでしょうし、なにより方法の販売にしてもシグナル配信にしても、それをやるのは確実に面倒くさいはず。それならFXで稼げばいいじゃん、と思ってしまいます。


そういうこともあるので、相場の予想で稼ごうとしている人たちってのはどこまでも信用できないです。本当は予想などしていなくても特定の人から見れば予想が当たっているように見える方法もあることですし、なぜそういったリスクがある中で情報商材やシグナル配信サービスなどを購入しようと思うのかがさっぱりわかりません。


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