FXとは?
1.FX(外国為替証拠金取引)とは?
2.そもそも外国為替とは?
3.株式とは違い24時間取引可能
4.少額から始められるレバレッジ
5.通貨ペアとは?
6.通貨の金利差「スワップポイント」

FXの基礎知識
1.取引の際にはスプレッドに注意
2.レートの最小単位Pips(ピップス)
3.リスクコントロールを知る
4.マージンコールと強制ロスカット
5.ロスカット(損切り)は超重要
6.相場を分析する2つの方法
7.いろいろな注文方法の解説
8.自分に合った投資期間選び
9.余剰資金を使って投資する
10.FXでの税金知識



←サイドバーに中級者向け記事
チャートの見方(テクニカル分析)
1.チャートからトレンドを読む
2.基本中の基本「ローソク足」
3.値動きを平均化「移動平均線」
4.トレンドを把握「トレンドライン」
5.「RSI」で加熱度のチェック
6.「MACD」で売買タイミングを計る

情報活用(ファンダメンタル分析)
1.ニュースや政策から相場を読む
2.経済指標の発表をチェック
3.要人の発言によって・・・
4.災害が起きると・・・
5.為替を動かす情報とは?
6.情報はどこから入手?

まずはデモトレードに挑戦
1.実戦の前にまずはデモトレード
2.チャートの見方を練習
3.注文の仕方・数値の見方を確認
4.取引システムは使いやすい?
5.勝てるまで口座は開かない
6.オススメのデモトレード口座
FX口座の選び方
1.FX口座を選ぶ際のポイント
2.くりっく365とは?
3.信託保全について
4.開設に必要な初回入金額
5.口座開設手続きの概要
6.オススメのFX口座

FX実践体験記
1.見方をチェック(1日目)
2.相場上昇でもプラス0(2日目)
3.安値買いで相場上昇(3日目)
4.負けて負けて また負けて(4日目)
5.予想外な結末(最終日)

FXで勝つためのポイント
1.自分の投資スタイルを確立する
2.トレンドに乗るのが基本
3.ナンピンと塩漬けは厳禁
4.取引記録を付けておく
5.ロスカットはしっかりと
6.ポジションを持たないという選択肢
7.大儲けを狙わない

エコトレFXのシステムの選び方

はい、このブログで初の取り上げとなりますが、最近話題のシステムトレード「エコトレFX」を今回は取り上げたいと思います。

ご存じない方のために説明するとエコトレFXというのは、運用していく売買システムを選ぶだけで自動的にトレードしてくれるというもので、まぁシステムトレードは全体的にそんな感じですよね。ただエコトレFXPCの電源が入っていなくてもトレードされるという点が非常に優れています。


さて、システムトレードの運用の際に気になるのがシステムの選び方です。システムの選び方が悪ければ運用の成績も悪くなりますし、最悪の場合は結果が損失ということも考えられます。ですからシステムの選び方には慎重にならざるを得ないです。

そこで今回は上手なシステムの選び方を考えていきたいと思います。私はシステムトレードは使っていないので(過去に検証はしました)、私がそれを取り上げるのも変な話ですが、まったく知識がないままにシステムトレードをする人もいるかもしれないので、私程度の知識程度でも役に立てることはあるかもしれません。


ということで内容に入りますが、実は以前に書いた「リターンのバラつきと複利(ボラティリティの小鬼)」が関係しています。システムトレードというのは「運用」という面が非常に大きいですから、数カ月程度で利益を稼いで終わりなんてことはなく、かなりの長期間にわたって運用されることが考えられます。

そこで重要になってくるのがドローダウンです。ドローダウンというのは損益曲線がへこむ場面のことで、利益が上がっているようなトレードでもドローダウンは発生します。ドローダウンが問題となるのは、その長さと深さです。ドローダウンがあまりに深いと元の利益に戻りにくくなってしまうので運用がきつくなりますし、期間が長いと精神的負担が増えたり年を越した場合に税金のせいでポジションを維持できなくなる可能性もあります

そこで過去の期間を参照し、ドローダウンを調べておけば多少は安心なのではないかと思います。エコトレFXでは過去の運用成績も見れますから(おそらくシミュレーションなのでしょうが)、それを参考にしましょう。


また実際にシステムを見てみると、Myエコトレ登録ランキングで1位なのは「MAマスター オージー円H 60分足」です。これの過去5年の成績を見てみると、2008年の1月ごろから急激に利益が上がっていることが分かります。しかしそれ以前の成績となるとマイナスがあります。2006年度は丸々マイナスです。1年間丸々マイナスということは、複利での運用成績は急激に落ちますし、システムの変更を考えなくてはいけなくなるかもしれません。

この「MAマスター オージー円H 60分足」というのは豪ドル円のトレードです。日本人はスワップの高い豪ドルが好きらしいですし、最近は豪ドルの政策金利も上がってきていますからそれで単に人気が高いだけなのかもしれません。私的にはお勧めしないシステムです。

では何がオススメかというと、「MAマスター ユーロドルH 60分足」です。これの5年間の損益を見てみるとほぼすべてにおいてプラスになっています。しかし重要なのはそこではなく、ドローダウンが小さいこと、利益が安定していることにあります。ドローダウンは最大でも1000Pips程度、ドローダウンの期間がもう少し短いといいですがギリギリ1年ぐらいです。私が見た限りではこれがオススメです。


それにしても意外と使えるシステムは少ないです。ほとんどはドローダウンが非常に大きいので、実際の使用には耐えられないでしょう。たとえば資金が半分になってもトレードを続けられるかといったらほとんどの方は「NO」というでしょうから、現実的にあまり大きいドローダウンを持つシステムは使いようがありません。もちろん5年間で総合プラスという結果のシステムはトレードに有効性があることは間違いないですから、ドローダウンに耐えさえすれば利益があるとは思いますが、税金の問題もありますからね。やはり現実的ではないかもしれません。

まぁとにかく私が言えるのは「システムを選ぶ際には過去の成績を見てドローダウンに注意」ということです。人気が高いから優秀なわけではなく、現在の相場状況(1年程度の結果)に合って大きな利益を上げていても優秀なわけではありません。ドローダウンを見ておけばトレードの安定性を見れますから、それが一番良い運用になるのかなと思います。


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デモトレードコンテストの結果は異常なもの

最近は参加していませんが、少し前はずいぶんとデモトレードのコンテストに参加したものです。デモトレードのコンテストというのは「仮想資金をいかに増やせるかを競うコンテスト」のことで、一定のランキングになることができれば賞品・賞金がもらえます

私はあるコンテストに参加したときに高順位を獲得し、合計1万5000円分の商品券をもらっています。私が住んでいるのは田舎なのでその商品券を使える店が非常に少なくてしばらくは使う予定はないです。家電量販店でなら使えるようなので、次のPCを買うときにでも使います。

と、話がずれましたが、そういったコンテストは1位の賞金が100万円以上なんてすごい金額であることもあるので、かなり多くの方が参加しています。もちろんそれだけの賞金であれば頑張りたくなるのも分かりますが、トレードの素質がそこまで高いのかというと疑問です。


コンテストのランキングで上位に入るためにはどのくらいの素質が必要だと思いますか? 100万円を1カ月で500万円にする素質? 1000万円にする素質? 違います、1億円にする素質です。

これは冗談ではありません。1カ月という僅かな期間であっても、プラス10000%という驚異的なリターンを出さなければ上位に入ることは難しいでしょう。もちろんこれはレバレッジによりますから、規制後はここまでの利率は必要ないでしょうが、それでも数十倍程度は勝つ必要があるでしょう。

なぜこのような素晴らしい結果を必要とするのかというと、これは異常な結果であるからです。先ほども言いましたがコンテストには多くの参加者がいます。そのすべてがしっかりとしたリスク管理のもとでコンテストに望めばまた違う結果なのでしょうが、実際にはリスクなど気にせずに一発勝負をするようなトレーダーが上位を占めます

それは当然でしょう。結局は仮想資金ですから失っても痛くはありません。コンテストに参加する以上は賞品は欲しいですし、商品のラインに入らなければビリでも同じく何ももらえないので必然的にリスクを無視したトレードになります。さらにトレーダーの数は多いですから、リスクを無視した適当なトレードであっても中には勝つ方が出てきます。

100人のトレーダーがいればそのうち50人は勝つと予想できます。そして50人のトレーダーがいれば25人が勝つわけです。相場というのは「上がるも下がるも2分の1」という性質も確実に持っていますから、このようなトレードをしていけば何度も勝ち続けている勝者が出てくるのは当然で、それが10000%なんていう利率に結び付くわけです。トレーダーの素質なんてのは関係なく、単なる運の戦いになっているのです。


こういったことがありますから、デモトレードコンテストの結果をまともに扱ってはいけません。デモトレードコンテストの結果はあくまでも「自分のお金を絶対に失わない」という安全の元でのことですから、実際のトレードでこんなことができるわけがありません。デモトレードコンテストの結果は異常なものという認識を持っておいた方が良いでしょう。


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レバレッジ規制が8月1日に決まった理由は・・・

はい、実は今は午前3時です。今日は非常に熱く寝苦しいということでさっぱり眠れないので起きてしまいました。ちょうど「Life」という面白いラジオをやっていたので、布団から起きて更新しながら聞いてます。もちろん記事を書いているだけなので、実際の投稿は今日のいつになるかは分かりませんよ。


さて、ちょっとした小話でしかなく、また私の推測の域を出ないところもありますが、レバレッジ規制というのは何故8月1日に決まったのかを考えてみました。

変だと思いませんか。1年の半分という意味で施行するのであれば7月1日であるはずだし、普通こういった規制が始まるのは4月1日か1月1日というのが基本です。しかし施行されるのは8月1日、結構中途半端な時期です。

これには何か理由があるのでは? と思って調べてみると面白いこと(?)に2010年の8月1日は日曜日、2011年の8月1日は月曜日でした。それぞれレバレッジ50倍規制の日と25倍規制の日です。


日曜日と月曜日、FXの取引日は月曜日から土曜日早朝までですからつまりどちらも取引は月曜日から始まります。これが8月1日に決まった大きな理由だったのかなと思います。

もしもレバレッジ規制が水曜日だったとするとFX業者は結構大変、というかおそらく対応は早めに取らざるを得なくなります。というのもFXは24時間動いていますから、火曜日の11時59分にメンテナンスなんていうのもかなり難しいことです。その間もトレードをしている方がいますし、もしもメンテナンスに失敗した場合には大変な事態を招いてしまいます

つまり火曜日〜金曜日のような持続されている取引時間の中で規制を施行するというのは業者にとって投資家にとってかなりの負担となってしまうのです。そこで土日というFXの取引休日をはさんでの施行とすれば、その間のメンテナンスをしてもらえれば万全に規制に移れるという背景があったのかなと思います。


しかし2011年の1月1日は土曜日、2012年の1月1日は日曜日です(そもそも1月1日はFX取引休日です)。これなら年度が替わってから規制という分かりやすいのでも良かったと思うのですが・・・そうはいきません。FXというのは取引システムによって動いていますから、年始に規制が施行されてしまうと業者の休みにぶち当たってしまうので、かなり問題となります。

そうなると業者が休みになる前に取引システムをレバレッジ規制に対応させるはずなので、12月の25日以前、クリスマス前には全般的に規制対応となってしまうことでしょう。ちょっと早いです。

また1月1日案には時期的な問題もあります。規制の案が出たのではだいたい09年5月ぐらい、そこから次の1月1日である2010年の1月に規制ではあまりに早すぎますし、またさらに次の2011年1月1日では結構遅いです。そういった時期的な関係での8月1日案だったのかもしれません。


と、これは完全に余談ですが、レバレッジ規制というのは5月に案が出るよりももっと前から決まっていたのではないかと思います。3月ぐらいからすでに噂は出てきていますし、パブリックコメントも聞くだけ聞いたというだけで反映させる気は最初から全くなかったのではないかと。

また同じように(?)借金にも規制がかかり、収入の3分の1までしか借りられないようになるとかなんとかいう話です。レバレッジ規制もそうですが、投資家保護、消費者保護というのも確かに大事なのですが、「自己責任」での権利というのも十分に与えてもらわなければ困ります。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月28日 09:33 | Comment(0) | 小ネタ

勤務中にFXなんて言語道断です

ちょっと変わったFXニュースです。以下引用。

埼玉県は25日、勤務中に職場のパソコンを私的目的で使用した3人を処分したと発表した。

このうち、株取引を行うなどしていた川越県税事務所の男性副所長(58)は停職3か月の懲戒処分になり、同日、辞職した。外国為替証拠金取引(FX取引)をした県立狭山清陵高校の男性主任事務職員(37)は24日付で戒告処分になった。

県システム管理課が副所長の業務外閲覧を発見、ほかの部署も調査したところ、事務職員が勤務中に業務用パソコンでFX取引をしていたことが判明したという。

引用元:勤務中に株・アダルトサイト…埼玉県職員を処分 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)



勤務中にFXをしているという話は実は結構あります。あくまでもブログに書かれている方がいるだけなので、本当かどうかまでは分かりかねますが、FXというのはポジションを持つタイミングを見逃したくないようなところがありますから、勤務中にちょくちょく相場をチェックしてしまうようなことはあってもおかしくはないでしょう。

今回は県職員ということで少し違うかもしれませんが、しかし「勤務中」というのは会社のために仕事をするための時間というのは間違いないですから、FX取引という完全な私用は認められるわけがありません

そもそもFXは携帯でもできるのですから、休憩中に携帯でチャートを見るぐらいしておけばよかったのではないでしょうか。私がどこかに勤めていたとしても、勤務時間に職場のPCでFX取引をするようなことは絶対ないと思うのですが・・・セキュリティも心配ですし・・・すでに自宅と職場の区別がつかなくなってきていたのかもしれませんね。

まぁ勤務中はFXのことは考えずに仕事に専念した方が良いでしょう。そもそも自分の時間以外の時間を使わなければトレードできないようなトレード方法を使うのも悪いのです。運用を続けていくのであれば自分に無理のない時間でトレードできるようなトレード方法にしておかなければいけないのではないでしょうか。


そういえば最近の学校はPCがあるじゃないですか。もちろん調べ物などのためにインターネットにも繋いであるわけですが、それを利用して学校内でゲームをしている輩がいるらしいです。「オンラインゲーム」というやつですが、学校に居ながらゲームをするというのも何とも似たような話だと思います。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月27日 13:04 | Comment(0) | 小ネタ

ゼロハジのテクニカル分析 6月26日版

そういえば中国元の切り上げが決定したそうですね。ちょうど先週のことだったので記事にはせずにそのままになっていました。そのせい、なんでしょうが円高への動きが加速しています。中国元の価値が上がるということは他の通貨の価値が相対的に下がるということですから、ドルの価値も下がります。ドルの価値が下がるということは円の価値も上がるということで円高の動きが加速するとみられています

動きがあった方がトレードがしやすいのは間違いないですが、代わりにユーロドルが停滞気味ですね。EU圏の不安でのユーロ安と中国元の切り上げによるドル安がかちあった形で、動きが少なくなっています。ちょっと気になります、もうちょっと全体的に動いてもらえるとありがたいんですけど。


さて、前回(ゼロハジのテクニカル分析 6月12日版)の評価に行きましょう。先週は更新していないので2週間前の結果です。ちょっと古いですね。

ユーロドル:はずれです。売りという予想でしたが、1週間終始上昇トレンドでした。完全にはずれです。さすがに1週間も開くと何を元に予想していたのかさっぱり思い出せません。まぁはずれていたので評価は0点でいいでしょう。

ドル円:ギリギリストップにはかからなかったようですが、こちらも完全にはずれなのは間違いないですね。買いという予想でしたがかなりの下落トレンドでした。こちらも同じく0点です。


全く当たってないですね(笑)。やはりトレードの調子が悪い時は予想の調子も悪くなるのでしょうか、そうだとすると今回の予想の精度も・・・(笑)

では来週の予想にいきます。投資は自己責任です。

ユーロドル:下落トレンドは下落トレンドなのだと思いますが、1.2000を切りたくないという意図があるからなのか下落は少し慎重に進みそうです。今週はやや横ばいの相場でしたし、方向感のない日が続くような気もしないではないですが、大きなトレンドには逆らわないということで来週の予想も売りで行きましょう。来週は売り、ストップは1.2200です。

ドル円:こちらはおそらく上昇トレンドは終わったと思います。先週の更新していなかったときに今まで参考にしてきた上昇トレンドラインが割られています。つまり下降ブレイクアウトが発生したということです。ただ現在の総理は円高嫌いの管総理ということでこの動きが続くかどうかは疑問です。中国元の切り上げの影響が終わればすぐに戻し始めることも考えられます。ということで来週はスルーです。最近は90円を中心とした攻防がありますから、その流れの中、つまり88〜92円程度の動きで収まるのであればこの動きもそれほど大きくならない可能性があります。

久々の予想でしたが、まぁまぁ良く書けた方でした。ずいぶん前にも書きましたが、土曜日と日曜日はゲーム時間のために更新時間を減らしたいということでこういった固定の企画(土曜日:ゼロハジのテクニカル分析 日曜日:FX関連のニュース取り上げ)をやっているだけなので、あまり真剣に読むと損をするかもしれませんよ(笑)。


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海外業者もレバレッジ規制の対象?

もうすぐレバレッジ規制ですね、規制を前に抜け道として広く知られてきた海外業者の存在。日本でレバレッジが規制されるのであれば、海外の口座を使えばそれを避けることができるという考えのようです。

私もレバレッジ規制は嫌ですから海外業者を使うことも考えました。色々なサイトを見て回って海外業者の情報を調べても見たのですが、海外業者では信託保全が一般的ではなく、また業者の信用情報を得るのが難しいということで断念しました。

そもそも海外でもすでにレバレッジ規制がされているところもありますから、必ずしも海外業者が有効とは言い難いところもあります。スプレッドも日本の方が低いらしいですよ


と、そんなことを調べているうちにこんなものを見つけました。以下引用です。強調は私によるものです。

73:海外では25 倍以上の取引が可能となっているため、証拠金規制を導入すると、規制のかからない海外業者と取引をするので、規制の効果がないのではないか

日本の居住者のために又は日本の居住者を相手方としてFX 取引業を行う場合には、金融商品取引業の登録が必要となります。金融庁では、無登録営業を行う業者の存在が明らかになった場合には、警察当局との連携や、当該者に対する警告の発出等の対応を行っています。さらに、海外の関係当局に対し、協力の要請も行っているところです

引用元:コメントの概要及びそれに対する金融庁の考え方


金融庁のPDFの一つです。どこからリンクしているのかは分かりませんでしたが、金融庁のサイトから検索をかけると見れます。なにかのニュースに張り付けてあったのを覚えていてそこから調べました。あまり一般的には読まれてないと思います。まぁ当たり前ですか、だってほとんどどこからもリンクされてないんですからね(笑)。

と、内容に入りますが、つまりは「日本の居住者に対して外国為替をさせる業者は金融庁に登録してください」ということです。これは日本国内、海外を問わないということですから、レバレッジ規制の影響を避けて海外業者を使ったとしても、金融庁からその業者に対して何らかの要請がある可能性があるということです。

現実的なラインとしては海外業者では日本人の口座開設を認めないとかいうことはあるでしょう。海外の業者がわざわざ日本の規制の影響を受け入れて金融庁の登録を受けるわけもないですから、可能性としてあるのは2つ、「金融庁からの要請を完全に無視する」か「日本居住者の口座開設を認めない」かのどちらかになると思います。

まぁほとんどが要請無視、レバレッジ規制など関係ないという姿勢になるでしょうが、海外業者が金融庁の要請に何らかの対応をする可能性も全くないわけではないと思います。ですから、海外業者だから100%レバレッジ規制の影響を受けないというわけでもないようです。これから海外業者で口座を開かれようという方は頭の片隅にでもこのことを覚えておくといいかもしれないですね。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月25日 13:32 | Comment(2) | FX時事ネタ

トレードの利益×リスク許容度=リターン

私のトレード方法というのははっきり言い切れますが、一般的なトレード方法に比べて利益が低いです。「一般的な」というのを定義するのは難しいですが、トレード回数が少なくてさらに勝率も高くなく、1回あたりのトレードでは最大でも30Pipsしか利益が出ないのですから大きな利益も望めません。

しかし今まで、更新を休止する前までの利益というのは結構なものがあったと思います。正直言って今年中には100万円を超えるかな、なんていう淡い期待もあったぐらいです。まぁそれは間違っていたようですが(笑)。

なぜそう思っていたのかというと、これは適正なポジション数を超えるポジションでトレードしていたからです。もちろん適正ではないですから破綻の可能性が非常に大きかったですが、その分利益が大きくなります。例えトレードの利益自体が少ないものだったとしても、です。


これはつまり

トレードの利益×リスク許容度=リターン

ということです。

基本的なトレード方法の利益が高ければ高いほど利益が上がり、また大きなリスクを許容するほど利益が上がる。そしてそれらを掛け合わせたものが最終的なリターンになるわけです。

しかしこの場合、もしもトレードの利益が低くて大したことのないものだったとしても、資金に対するリスク許容度を上げて多くのポジションを持つようにすれば、それでも高い利益を望むことができることになります。

これですと単純に「多くのポジションを持つほど利益が出る」ということになってしまうため、元々のトレードの有効性の高さによる利益の違いはかなり消えています。つまりもしも「1万円稼いでいる」といった場合でも、それはトレードの有効性の高さによる利益なのか、それともポジション数が多いことによる利益なのかは分かりません

適正なリスクというのは人それぞれでしょうが、「適正なリスク」というものを全く考えずに高いリスクを取っているのだとすれば、もちろんトレードに有効性があり破綻の可能性が高いにしても、高い利益が見込めることは間違いないでしょう。持続という面ではかなりきついですが、一時的に爆発的な利益を見込むことも全く不可能ではないのかなと思います。


まぁだからといってあまりに高いリスクを背負ってしまってはダメですが、破綻しないギリギリのリスクを許容するというのは一番の資金効率なのかもしれません。もちろんそれでも運の要素によっては破綻するのがトレードというものだと思いますが。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月24日 14:05 | Comment(0) | 小ネタ

有効性に気付くためには

昨日の記事を参考にエクセルで試した方はいるでしょうか、あまりいない、というかほとんど全くいないような気もしますが(笑)、ここでは皆さん試されたものとして進めていきたいと思います(笑)。

どのような数値で試してみても分かったと思いますが、ドローダウンというのは意外と大きく、また長い期間にわたって起きる可能性があることに気付いたと思います。私のトレードでは最長で半年程度も損失のままということがありました。まぁあくまでも想定ですが。


そこで私は思ったことがあります。トレードに本当に有効性があったとしても、そのドローダウンの発生期間、つまりトレードがうまくいかない期間に当たってしまってはどうやっても有効性を知ることができないのではということです。

たとえば私が今行っている検証の一つでありますが、これの結果というのは約ひと月の間はかなりのプラスを見せました。しかしここ2週間ほどはランダムと同じような結果しか残しておらず、これに有効性があるのかというと疑問になってしまいます。

また先ほど「半年程度損失のまま」ということを書きましたが、もしも有効性がないトレード方法でトレードを行っていったとしても、「半年程度利益のまま」という逆の事態も起こりえるのではないでしょうか、つまり半年の検証を行ってもそれは実は有効性がないトレードでの利益への偏りだったという可能性も全くないわけではないようなのです。


確か以前にランダムな結果と比べれば有効性があるかどうか計れるというような記事を書いたと思いますが、これは基本的な期待値、「リミットとストップが同じであれば勝率は50%に限りなく近くなる」という基本的なことから計算していくものでした。

しかし実際のトレードというのは負けの偏りや勝ちの偏りなどを合計して始めて結果というのは出るものです。ですからもしも負けの偏りが発生しているときにその結果と比べても正確なデータにはなりませんし、逆も同じです。

ですが偏りが発生するのは当然のことですから、こういったことが発生する可能性は十分にあります。これを避けるにはやはり検証期間を増やすしかないのだと思います。

検証期間を増やせばさまざまな偏りがあるでしょうから、それを平均すればそれが本当に結果となることでしょう。1カ月や3カ月程度の検証では多少物足りない気がします。半年程度の偏りが発生する可能性があるのですから、検証期間は相当長くないといけないと思います。


こうやって考えていくと不安になるのが今のトレードの有効性です。偏りだけでもしばらく勝ってしまうような可能性も全くないわけではない以上は、検証期間が少ないのは不安の元となってしまいます。

まぁ実際のところ、「偏りの勝ちである可能性がある」というだけであって「偏りの勝ちだ」と断定できるわけではないです。可能性があるのと断定するのとでは違いますからね、あくまでもそういった可能性もあるというだけのことです。そういうことを言うのであればいつだって雷に打たれる可能性もあるわけですし(笑)。

しかし難しいところです。先ほどの結果では最大では半年の偏りが発生する可能性があるということでしたから、検証期間は半年を超えなければいけないことになってしまいます。まぁ確かにトレードの検証期間は長い方が良いのは間違いないですが、半年もデモトレードで検証し続けないと正確な勝率や結果が得られないというのは何とも面倒なことです

これは最適化などもそうですね。私も現在のトレード方法改善として色々と案がありますが、そのすべてを半年以上検証しないと有効なものを有効でないと判断する可能性があり、有効でないものを有効だと判断してしまう可能性が残ってしまうわけです。何とも面倒くさい話ですが、有効性に気付くためにはそのぐらいしなけばいけないのかもしれません。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月23日 13:20 | Comment(0) | 小ネタ

新しい最大ドローダウンの調べ方

「新しい」と言っても私が新しく気付いたというか知ったということであって、以前からこういう調べ方はあったようです。というのも以前読んだ書籍にこのことが書いてあったのを思い出して使っているだけなので、私が開発したというわけではないです。

と、前置きをしましたが、私が以前使っていた最大ドローダウンの想定方法は最大連敗数によるものでした。

これは勝率から最大の連敗数を想定し、そこからドローダウンを導き出すというものでしたが、実際には数連敗の後に1勝してまた数連敗するようなケースもありますから、連敗により資金が破たんするよりも負けが少しづつ多くなって資金が破たんする可能性の方がよっぽど高かったのです

まぁ最初からこのことに気づいてはいましたが、資金の余裕としてはこれで十分だと思っていました。しかし実際には・・・ということなのですが、その間違いに気付いたのがその新しい方法による想定だったのです。


で、結局どのような方法だったのかということですが、こちらも勝率を使います。エクセルも使いますね。

方法は非常に簡単で、検証により求められた勝率でエクセルにより仮想トレードします。そしてそのデータをグラフにしてどの程度のドローダウンが発生するのかを調べるのです。

これには以前使った式「=IF(ROUND(RAND(),100)*100<50,1,0)」を使います。

これを「=IF(ROUND(RAND(),100)*100<勝率,リミット,ストップ)」とすれば、自分のトレードでの損益のランダムな動きを知ることができると思います。なおストップの値はマイナスです。

では実際にどう使うのかということですが

=IF(ROUND(RAND(),100)*100<56,30,-30)=A1
=IF(ROUND(RAND(),100)*100<56,30,-30)=B1+A2
=IF(ROUND(RAND(),100)*100<56,30,-30)=B2+A3


と、後は同じように続いていくだけです。エクセルの使い方が分かっていればこの説明で大丈夫だと思いますが、もし分からないというのであればコメントしてください。私の出来る範囲で回答したいと思います。

さて、先程の式は「勝率56%、リミット30Pips、ストップ30Pips」という私のトレードそのままです。これをエクセルの式で言うと「56%の確率で30を示し、そうでない場合は-30を示す」ということになります。トレードの勝率は56%なのですから、これでトレードを運用した場合の結果を出せます。また「=A1」とか「=B1+A2」というのはその結果の合計です。3連続で30だった場合は90というように表示していきます。

そしてこれを1年の想定トレード回数分まで伸ばします(黒い四角をドラッグして・・・というやつです)。すると1年間トレードを行った場合の想定が出ますので、そのドローダウンを調べていけばよいのです。もちろん1回分のデータでは意味がありませんから、何度もリロード(F9)して100回程度はデータを取りたいところです。

これでその勝率とリミットではどの程度のドローダウンが発生する可能性があるのかが分かると思います。あとはそれを超えるだけの余裕を持てばよいのですから、それほど難しくはないと思います。


ポイントとしては勝率を多少低く見積もることだと思います。現在の勝率というのは負けていない状態のものでありますから、破綻に近いほど負けている状態ではおそらく勝率は今よりも低いはずなので、現在の勝率よりも低めになることが考えられます。

この方法を使えば、連敗から想定する方法よりもさらに正確にドローダウンを計れると思います。ちなみにですが先ほどの条件でデータを取ったところ、3年に1回程度は十数回程度の負けが込み、33年に1度では25回以上の負けが込みました。

私は25回までの負けを耐えることにしたわけですが、これだと33年に1回は資金が破たんすると考えられてしまいます。しかしそれ以上にしようとしても、30回でも50年に1回程度、35回でも100年に1回程度は破綻します。まぁさすがに25回以上は確率的に起こらないわけではない、つまり10%の確率も10回続く可能性は0ではないような結果なのだと思いました。

実際にはトレード方法の有効性の揺らぎがありますから、この方法で出した結果というのは「これ以上良くなる」か「これ以上悪くなる」かのどちらかになるでしょう(笑)。つまりはこれも結局は単なるデータに過ぎませんから、実際のドローダウンは実際の結果しか生まれないと思います。まぁそれでも想定しておかないよりはマシだと思いますが・・・


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posted by ゼロハジ at 2010年06月22日 14:38 | Comment(0) | 小ネタ

更新再開 変更点などについて

はい、お久しぶりです。ゼロハジです。

1週間ぶりとなりますか、私がFXに嫌気がさして「FXトレードをやめるわけにはいかないけれどもせめてFXとの関わりを減らしたい」ということでブログの更新を休んでいました。この1週間はFXブログも一切見ていないですし、勉強もしていません。

1週間って意外と長いですね。体調もほぼ万全ですし、為替のニュースを見てもギクッと心が苦しくなるようなこともなくなりました(笑)。またいつもブログ更新に使っている時間が開いたのでいろいろすることもできましたね、まぁほとんど9割はゲームですが(笑)。


さて、そもそもなぜFXに嫌気がさしたのかということから説明しないといけないと思いますが、これはやはり負けがこんだことにあります。

トレードは1月から9万円で運用を始めていますが、一時最大で23万5000円まで資金が増えました。もちろん私はこのまま順調に資金が増えていくものと思っていたのですが、6連敗して一気に資金を失います。しかしその負けはある程度取り戻し、「これで安心」と思ったところまたすぐに負けが込み始めました

さすがにせっかく9万円から増やした資金があっという間に減っていくというのはさすがに耐えられませんでした。想定していた最大ドローダウンは66%ほどだったので、運が悪ければ資金の半分を失ってもまだトレードを続けていかなければいけないはずだったのです。

ですが私はおかしいと思いました。私の想定によればそういった負けがそんなにそんなに起こるものではないと感じていたからです。勝っているときには全く気付けないことではありますが、実際に負けてみると明らかに想定が間違っていると思えます

そこでいろいろと考え直したところ、今までの想定が完全に間違っていることが分かりました。間違っていると分かった時にはまだ12万5000円残っており、開始から3万5000円ほどの利益があることになります。そこでもう諦めて出直しを決意しましたが、この1件でやる気がなくなってしまったのです。

まぁ簡単にいえば今までの想定が甘すぎたために、それ以降の想定利益がかなり大きかったということです。「これからは現実を見なければいけない」ということになってしまい、なんだか夢から覚めたような気分になっているのです。それでもトレードの有効性がなくなったわけではないと思いますが、今までのように5年や10年で十分な利益を見込めるような想定は全くできません


では実際にどのくらい変わったかというと、まずトレード方法はそのままです。しかしリスク管理の方が完全に変わってしまいました。今までは「最大でも11敗までしか負けることはないだろう、それだけのドローダウンに耐えられるのであれば利益を上げていくことはできるだろう」という想定でしたが、かなり間違っていました

どのような方法でそれを計ったのかはまた次の機会に記事にしますが、その方法によれば十数敗程度であれば毎年程度の頻度で起こるようでした。つまり今回の11敗分の余裕というのは毎年破綻するぐらい非常に脆い余裕であったわけです

それが分かった以上はリスク管理の方法を変えなければいけなくなりました。このまま続けていても破綻は確実なのですから、運用を続けていくのであればリスク管理を変える必要があります。そこでこれからは11敗分ではなく25敗分の余裕を持つこととなりました。また1回のトレードの損失は2%以下を目指すということで、1万通貨あたり15万円でのトレードです。

これはレバレッジ規制の50倍でもこのままの予定です。実際には15万円以上になる、というかそれ以上でないとトレードできない可能性がありますが、とりあえずの予定は1万通貨15万円です。これでも年単位で4万5000円〜15万円程度の利益の可能性がありますから、リスクを下げた割にはかなり良いリターンです。もちろん複利を使うにはかなり厳しいですが・・・


まぁこういう変化がありましたので、しばらく、それこそ数年の間のトレード結果はかなりつまらないものになると思います。もちろんレバレッジ規制のせいもありますが、私の資金では追加入金も難しいですし、複利をするにしても2年程度分の利益が必要となってしまうのでかなり遅い複利です。

あぁそういえば追加入金で思いだしたのですが、現在の資金は11万5000円程度しかないです。これは負けたからというのもありますが、そもそも最初から15万円には足りてなかったです。この分の追加入金はレバレッジ規制前か、もしくはこのまま勝ってくれればその分の利益を補てんに回すと思います。まぁとにかく今のところは追加入金の可能性があるということです。


さて、久々の更新でしたが、正直まだ乗っていない感じですね。読み直してみても何を書きたいのか分かりにくいですし、1週間してすこし感覚が鈍っているのかも知れません。まぁもちろん最初からこの程度の文章力だった可能性も高いですが(笑)

まずは更新を再開したことをお知らせしたいと思います。これからもよろしくお願いします


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posted by ゼロハジ at 2010年06月21日 14:28 | Comment(0) | 小ネタ

更新を休みます

今日から1週間、来週の21日まで更新を休みたいと思います(予定なので前後するかもしれません)。主な理由は負けが込んでいるからに違いないですが、その辺りの変更があったのでそれはまた来週書きたいと思います。

また更新はしないと言ってもスパムコメントをそのままにしておくのは嫌なので、ブログ自体はチェックしてスパムコメントの削除だけはしようと思っています。通常のコメントの返事は来週になりますのであしからず。

最近は体調もあまり良くないですからね、ここらでゆっくりと休んで疲れを取っておきたいところです。まぁそうは言いながらFXの検証とトレードは休めないので、そこだけはしっかりとこなしておきますよ。ちなみに、このまま更新が終了してしまうようなことはないので心配しないでください。
posted by ゼロハジ at 2010年06月14日 12:22 | Comment(2) | 小ネタ

中国の人民元切り上げ 為替改革の重要性

ガイトナー米財務長官は10日、米上院財政委員会で証言し、「中国の為替相場がもたらすゆがみが国境を越えて広がり、世界経済の均衡を取り戻すことを阻害している」と強い口調で非難した。さらに「中国の為替制度改革は米国と世界経済にとって極めて重要」と述べ、人民元の早期の切り上げを求めた。

引用元:「中国為替相場が世界経済の均衡阻害」 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


中国の人民元切り上げ問題もかなり長いですね、中国は切り上げはしたくなく、各国はなんとしても中国元の切り上げを求めたいという状況はほとんど変わっていませんが、中国も切り上げを全く飲まないつもりでもないらしいです。

しかしただでは条件は飲まないつもりらしく、よほどの条件と引き換えに切り上げを行うのではないかという見方のようです。まぁそうですよね、何の条件もなく切り上げを行っても中国にとってはマイナスしかないですから、できれば同程度の好条件を引き出したいところ、さらに言えば切り上げ以上のメリットをもらうつもりなのかもしれません。


各国が中国元を切り上げさせたいのは中国元の価値が低すぎるからです。円安で考えると分かりやすいかもしれないですね、円が安いと輸出がしやすくなる話がありますが、逆に円高になると輸出がしにくくなります。しかしあまりに円安すぎるのでプラザ合意なんてので円高へ誘導するように各国に求められました。

今回の中国元は固定相場制である上に、しかも他の通貨に比べて価値が低いということで明らかにおかしい感じになっています。中国だけが貿易で大きな利益を上げ、他の国は貿易赤字を抱えている感じです。先ほどの日本の円安は固定相場ではないですから、円安でもまだ許されますが、固定相場制で価値が低いというのはどう考えても中国の勝手がすぎます

そこで中国元の切り上げの話が出てきているわけです。切り上げが行われれば、現在の中国の輸出産業一人勝ちのような事態は避けられますから、貿易収支の均衡化が図られ中国だけが異常に有利な状況を終わらせることができるということでしょう。


ちなみにですが、中国元の切り上げについて「儲け話」ととらえている方も多いようです。

切り上げというのは価値が上がるということですから、「円を中国元に交換→中国元切り上げ→中国元を円に交換」ということをするだけで手元の資金が増えることになります。これについてはリスクなく資金が増やせるような感じもしてしまいますが、切り上げが実際に行われるかどうかや行われるとしてもいつかが分かりませんから、これはこれでリスクも存在するのかなと思います。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月13日 14:49 | Comment(0) | FX時事ネタ

ゼロハジのテクニカル分析 6月12日版

はい、1月から運用を始めてついに昨日・・・強制ロスカットされました(笑)。

いやぁ本当にツイている(笑)。冗談ではなくこれは本当です。確かに負けが込んでいたうえに、スリッページが5Pipsほど発生して強制ロスカットされたのは事実です。そのおかげで昨日の損失は1万7500円ほどとなっており、運用すら危機になるほどの負けが込み始めています

でもそれでも奇跡的にツイていたんですよ。実はリアルトレードと同じトレードをデモ口座でも検証しており、その結果によれば強制ロスカットが起きたトレードの後に別に注文で負けていたことが分かっています。つまり強制ロスカットが起きたおかげで注文がキャンセルされ、私はさらに1敗分を避けることができたということです。

まぁ勝っていた方が嬉しいに決まっていますが、余計に負けるよりは良い結果だったと思います。それにしても酷い損失ですね。過去最大の損失幅とタイ記録となっていますが、これからの運用はどうなるのでしょうか、かなり心配です。


と、そんな風に運用の危機にさらされている私ですが、一応前回(ゼロハジのテクニカル分析 6月5日版)の評価から行きましょうか。

ユーロドル:売りという予想でしたが、週明けに大きな窓開けが発生したわけでもないですし、今週は上昇しています。おそらく売りの戻りだと思いますが、予想は外れですね。値動きもかなり小さめでした。評価は10点です。

ドル円:買いという予想でした。しかし相場はほとんど動いていないです。予想が外れたというほどではないですが、当たったというほどでもないですね。評価は50点。またもやレンジ相場にはいってしまったのでしょうか。


値動きが小さいのは私のトレードにとってはマイナスです。特に最近は中心へと戻る動きが強いようで、トレンドが発生したように見せてすぐに戻ってしまうような値動きを見せることが多いような気がします。これは大きな動きの発生を予感させるものなのでしょうか、それとも単に相場が落ち着いてきただけなのでしょうか。負け続きの私にはさっぱり分かりません(笑)。

では来週の予想です。投資は自己責任でお願いします。

ユーロドル売りという予想で変わりありません。今週の上昇傾向というのは先週の大きな下落の戻りであると思いますから、全体の流れはまだ変わっていないものと思います。最近は値動きが小さいのは気にはなりますが、トレンドが発生していないわけではないので(かなり小さいですが)それに乗れれば利益も上がるのかなと思います。来週は売り、ストップは1.2220

ドル円:来週は買いです。しかしまたレンジ相場というかトレンドレスな相場が見えてきてしまいましたから、場合によってはトレードなしが続く可能性も出てきました。もしかしたらですが総理大臣交代というのが要因なのかも知れません。「管総理」は相場を円安に動かしたいようですから、大型の投資家達がそれを懸念してトレードを抑えている可能性もあるのかも、と思っています。まぁいずれにしても来週はトレンド通りに買い、ストップは先週と同じく90.40です。


できれば8月1日までに9万円(元本)以上の資金が残っていればいいのですが、規制後には現在のポジション数を維持できないから・・・と、この辺りは長くなるのでまた別の記事で取り上げたいと思います。それまでに資金が破たんしていないといいのですが(苦笑)


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posted by ゼロハジ at 2010年06月12日 16:24 | Comment(0) | 今後の相場観

売買シグナルが正しくても負けることはある

つい最近になってトレード方法を変更したのですが、変更後の勝率は僅か25%。上がるか下がるかしかない相場においてこの勝率は酷いですよ(笑)。しかし過去には実は20%なんていう勝率もありましたから、これでもまだ結果としては良い方なのかもしれません。まぁ精神的には「かなり」きついですが(笑)。

これはトレード方法が悪いということも全くないとは思いませんが、しかしそのトレード方法というのは過去半年にわたって検証されて有効だと判断されたものですから、その売買のタイミング、つまり売買シグナルに問題があるとは思えません。

ではなぜこういった売買シグナルが有効だと判断されているのに負けることがあるのかというと、やはりそれはテクニカルとファンダメンタルの動きの違いにあると思います。


テクニカルというのは動きの基本部分です。日常的な動きという心理的な動きというか、ごくごく基本的な部分という感じでしょうか。全く何事もない場合はこの基礎を元に動いていくと推測できます

そしてファンダメンタルというのはその基礎部分に乱高下を与える魔物です。長期でのファンダメンタルも確かにありますが、今回は無視して日常的なファンダメンタルの動きを考えています。経済というのは毎日動いていますから、何かしらの動きが常にあり、それが情報として相場に流れます。そしてその動きに反応する投資家もおり、それが「突発的」な動きとなって相場に現れてきます。

この「突発的」な動きというのが重要です。この動きは相場の基礎部分であるテクニカルに上乗せされて現れますので、テクニカル部分にプラスアルファの要素ができてしまい、その結果で勝率にも影響が及ぶのかなと思っています。


そもそもテクニカルというのはファンダメンタルの突発的な動きに非常に弱いです。たとえば移動平均線なんかがそうですね。もしも1日だけ非常に相場が動いた日があったとしても、それを平均として組み入れてしまいますから、それで適正な値が出るのかといっても疑問です。その日の値動きのせいで有効性が大きく下がるのは十分に考えられます。余談ですが、個人的にはファンダメンタルの動きの影響を受けやすいのは「MACD」だと思ってます。


また有効性云々ではなくても負けることが考えられます。

ルーレットで10回連続で黒が出るようなことは滅多にはないでしょうが、ずっと回していればそういったこともあるでしょう。では10回連続で黒が出たところで「黒が出やすい」と言い切れるでしょうか、それは無理でしょう、赤が出る確率も黒が出る確率もほぼ50%ですから、一部分だけ見ればそういう結果になっても実際にそういう結果なわけではありません

これはFXでも同じです。私の先ほどの勝率25%という結果は僅か8戦のこと、全体の検証のデータは200回を超えており、その全体の勝率は57.7%となっています。先ほどの勝率25%の結果を加えてもです。つまりはこれも結果のうちということです。


売買シグナルが有効であることは間違いない(と信じている私)ですが、それでも勝率は58%程度です。つまり10戦して4戦は負けます。売買シグナルが有効ならば負けないということではなく、有効だったとしても負けることはあるのが当然です。

FXトレードで負けないトレード、というか負けを許容しないトレードをされている(求めている)方というのはいますが、先程のファンダメンタルの動きもそうですし、テクニカルそもそもの有効度などから考えても「負けないトレード」を目指すというのはかなり難しいと思います。やはりFXでは利益を上げるのが大事なのですから、多少の負けはあるものと覚悟して全体で勝っていきたいところです。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月11日 12:16 | Comment(0) | 小ネタ

リターンのバラつきと複利(ボラティリティの小鬼)

最近また同じような話題ですが今日はリターンのバラつきと複利についてです。

複利というのは確かに非常に大きな利益を生む可能性がありますが、その中にバラつきが出ると急激に利率が下がります

たとえば「年利25%を3年」と、「年利50%が2年と-25%が1年」の場合の総計のリターンは75%です。つまり単利ですと同じリターンを生むということです。しかし複利ではどうでしょうか。

ではこれを100万円の「複利運用」として実際に計算してみると・・・

年利25%3年50%2年と-25%1年
1,000,0001,000,000
1,250,0001,500,000
1,562,5002,250,000
1,953,1251,687,500


となり、26万5000円ほどの差が出てしまっています。ちなみにちょっとした豆知識ですが「年利50%が2年と-25%が1年」のマイナスの年を最初に持ってきても同じ結果です。もちろん真ん中の年でも同じです。何故なのでしょうね、ちょっとおもしろいので計算してみてください。


本題に戻りますが、単利では同じリターンなのに複利ですと運用の結果に大きな違いが出ます。こういったことが起こるのはリターンのバラつきがあるからなのです。これはマイナスの年があるからというわけではなくて、全てプラスでも起きます。先ほどの計算を3年連続プラスである「年利50%→年利20%→年利5%」という結果でやってみると

年利50%→年利20%→年利5%
1,000,000
1,500,000
1,800,000
1,890,000


ということで、「年利25%3年」よりもすこしだけ結果が悪くなることが分かります。マイナスの年の影響も大きいのですが、リターンのバラつきにも原因があることが分かります。


まとめると

リターンのバラつきがあると平均リターンよりも結果が悪くなる。そしてリターンのバラつきが大きいほどリターンが下がり、結果の中にマイナスが入るとさらにリターンが下がる

ということになります。


これは「ボラティリティの小鬼」というやつで、結構多くの書籍内で取り上げられている現象です。日本の書籍ではあまり見かけませんが、海外の投資書籍だと名前は違えどだいたい取り上げられています。

100万円の20%稼いだ後に-20%になるとどうなると思いますか? 単利であればそのまま100万円ですが、複利ですと96万円となり4万円、4%の損失を生みます。平均では0%なのにです。こういった重大なことを無視するわけにはいかないでしょう。

私は良く複利での運用を勧めていますが、逆に単利での運用を勧めることもあります。複利での運用は将来的なリターンが大きいですが、この「ボラティリティの小鬼」のために余計なマイナスを食うことがありますが、単利ではそういったことはありません。ですから単利でのトレードでも良いという方もいていいはずです。

また私の推測ですが、ブログなどで勝っていると公言されているトレーダーの方というのは単利トレードをしていることが多いのですが、これは「ボラティリティの小鬼」を嫌ってのことなのかなと思います。それがあっても複利での運用は可能だと思いますが、FXで生活しているようなことがあれば単利での安定性が一番だと思っても不思議ではありません。


こういったことがありますから、FXで複利運用するのであれば毎年プラスは絶対条件です。毎年プラスでいけば去年よりも資金が減っているようなことはありませんから、バラつきによるリターンの減少があったとしてもそれなりの結果でいけるますし、マイナスの年によるさらなるリターンの減少を避けられます

と、実はこの記事は今度の記事の内容に重要な意味を持っています。それはまた書くときに話しますが、意外に「ボラティリティの小鬼」を知らなかった方も多かったのではないでしょうか。久々に良い記事が書けた気がします。まぁ結局は書籍頼りな私なのですが(笑)、この話は「わが子と考えるオンリーワン投資法」「ウォール街のランダム・ウォーク 株式投資の不滅の真理」辺りに載っていますので参考にしてください。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月10日 11:06 | Comment(0) | 小ネタ

遠い未来は良く見える

私がFXでの運用を始めたのは今年の1月のことでした。そのときには「年内に利益が出ればいい」なんていう謙遜したことを書いていましたが、検証結果からの予想は「レバレッジ規制までに30万円以上の利益」を見込んでいました。

しかし今日の時点での結果はプラス5万5000円ほど、一気に負けが増えたのが原因ではありますが、後2カ月もないというのにこれでは予想をはるかに下回ることは目に見えています。


実際の結果が思ったよりも悪いのは仕方がありません。運用の結果によってはそうなることもあるでしょうから、それほど大きな問題ではないと思います。しかし問題は1月からの視点にあります。

1月の時にはまだデータが少なかったことはありますが、予想した利益というのは「良く見えすぎていた」ところがあります。つまり大きく見積もりすぎだったかも、ということです。それでもかなり低めに見積もった覚えがありますが、元々が大きく見積もっていますから、その時点で間違いだったのかもしれません。


しかしこういったことはありがちです。

たとえば10年後を想像してみてください。10年後は自分はどのようになっているでしょうか、ほとんどの場合において「いまより良い未来」しか見えていないと思います。しかし10年たってもほとんどの場合何も変わってなかったりするんですよね

これは「未来」というものが「現在」というものを飛び越えてしまうから起きてしまうのだと思います。たとえばFXで勝つためには現在において練習や勉強をしておかなければいけませんが、未来だけを考えると「FXで勝っている」という点しか見えません。そこまでいきつくにはかなりの苦難があるはずなのに、です。

今回のことも似たようなことでしょう。ある程度悪い現実というのは意外に予想しにくいものですから、例え予想が正確なものだったとしても、実際にはその通りの結果にはなり難いです。今よりも遠い未来が良く見えるのは、そこまでの苦労がさっぱりと抜け落ちているからで、特にFXの運用ではそういったことが起きやすいのかなと思っています。


そういえば1月に考えた今年いっぱいの予想利益は90万円ほどでしたが、レバレッジ規制による影響の計算間違いが発覚ということでそれは「不可能」となりました。まぁ最初から可能な数値だったとは今は思いませんが(笑)、予想外な事態で大きくリターンが下がったのは間違いないです。

昨日の記事は複利に関するものでしたが、実際に運用をして毎年プラスで終えるというのは難しいことなのかもしれません。1年でもマイナスの年があれば運用結果は大きく落ちますから、10年20年後のリターン予想と実際の結果は大きく変わってしまっている可能性があることを考慮した方が良いのかもしれないです。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月09日 15:01 | Comment(0) | 小ネタ

年利20%の場合の複利表

複利をバカにしてはいけない。年利20%を「たった」と思う人はいますが、これが複利なのであれば最終的にはかなりの利益を生んでいます。実際に専業になるかは別として年利20%でもFXだけで生活していくような収入を得ることも可能でしょう。

ということで今回は複利の威力を改めて実感してもらいたいということで、複利を表にしてみました。年利は20%ですが、取引所取引(くりっく365等)を使った税金分を考慮して利益から20%を引き年利16%の運用としています。非取引所取引の方でも良かったんですが、税金の計算がかなり厄介なので取引所取引にしました。

今回の想定は20歳から10万円で始めて60歳までの40年間の運用です。まぁまぁ現実的なラインでしょう。FXをギャンブル的に見ているのではなく、きちんとした資産運用として見て低いリスクで安定的なトレードをした投資という想定です。

また表右の「倍率」を見てもらえば、今の年齢から60歳までの運用倍率を見れます。自分の年のところを見て参考にしてください。当然のことですが早く運用を始めた方が倍率が高くなります。また細かい数字は一部切り捨てますが、その方が現実的だと思います。


年齢資金倍率
20100,000363.8
21116,000330.73
22134,000279.85
23155,000242.53
24179,000202.11
25207,000181.9
26240,000151.58
27278,000129.93
28322,000113.69
29373,00098.32
30432,00084.6
31501,00072.76
32581,00062.72
33673,00054.3
34780,00046.64
35904,00040.42
361,048,00034.65
371,215,00030.07
381,409,00025.8
391,630,00022.32
401,890,00019.25
412,190,00016.61
422,540,00014.32
432,940,00012.37
443,410,00010.67
453,950,0009.21
464,580,0007.94
475,310,0006.85
486,150,0005.92
497,130,0005.1
508,270,0004.4
519,590,0003.79
5211,120,0003.27
5312,890,0002.82
5414,950,0002.43
5517,340,0002.1
5620,110,0001.81
5723,320,0001.56
5827,050,0001.34
5931,370,0001.16
6036,380,0001


ということで、実に363倍という結果となりました。年利20%でもこれだけの結果を生みます。もしも20歳のときに100万円の資金から始めたとすると元が10倍ですから結果も10倍ということで3億6000万の利益になっている計算です。

30歳から始めても84.6倍、40歳から始めても19.25倍の投資ができます。年利20%といっても運用としてそこそこの結果は残せます。しかも税金は引いてありますから、ほぼこのまま手元に残ることとなります。

年利20%でこれなので、年利50%や年利100%ととなれば格段に利益が上がります。しかしFXにおいて利益率なんてのはそれほど意味がなく、ほとんどは複利による利益となっていますから、無理に高い年利、利率を狙うよりは安定的に利益を上げていくことを考えた方が結局は高い利益になると思います。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月08日 15:06 | Comment(0) | FX関連データ

思惑によってもトレードタイミングがズレる

ずいぶん前にこのような記事を書きました。

「だまし」はなぜ起こるのか

これはテクニカルが広まると実際のタイミングよりも早くトレードする人がいるために実際に予想されたトレードタイミングがズレるということを書いた記事ですが、ではトレードのタイミングがズレようないものだった場合はどうなるでしょうか。少し考えてみたいと思います。


まずズレようのないタイミングとはどのようなものかということですが、主に明確な数値でのトレードとなると思います。あまり一般的なトレード方法とは言い難いですが、チャートではなく数値に頼るトレード方法というのはありますから、そういったトレード方法であればタイミングは一つしかなくズレようはありません

そういったトレードが広く広まって、みんながみんな同じようにトレードをし始めた場合にどうなるのかという想定です。分かりにくいと思いますので、今回は「ある数値になると確実に上昇すると分かるテクニカル」という設定にします。実際には確実というものはありませんが、そんな夢のようなテクニカルがあればの話です。


確実に上昇する、ならば簡単に利益を上げられそうなものです。もちろん仕掛けのタイミングはその「マジックナンバー」でしょう。確実に上昇するのであればストップの心配すら要りません。

マジックナンバーがあったとして・・・.jpg

この場合はポジションを持っていない場合ですね。ポジションを持っていない場合は自由にトレードできますから、上昇する値の時に買うという単純な戦術が見えてきます。もちろん本当に確実に上昇するのであればの話ではありますが・・・

この調子でいけばこのタイミングにトレードが集中し誰でも勝てそうなものです。ましてや同方向へのトレードが増えるのですから、動きがより大きくなって利益すら増えそうな感じさえします。しかしポジションを持っている方から見るとそう簡単にはうまくいかないようです。


次の場合は買いポジションを持っている場合です。先ほどの画像と同じく下落トレンドの中で買いのポジションを持ってしまっています。もちろんトレードは失敗していますから損失は込んでいます。そんなときに確実に上昇するタイミングが現れたとすると・・・

買いポジションの思惑.jpg買いポジションの損失確定.jpg

ということになり、上昇した直後に売りを確定させるでしょう。もちろんトレーダーによるとは思いますが、私ならばそのタイミングまでどうにか損失を我慢して、そのタイミングになった時に全て決済して損失を確定させると思います。すでにトレードの失敗は確実なのですから、後はマジックナンバーを損切りのタイミングとして使うしかないです。

すると相場の動きは

売りによる抑制.jpg

このように上昇が抑制されることでしょう。実際の動きはそこまで単純ではないでしょうが、売りがあればその分下落するわけですから、特におかしくはないと思います。もちろんそれまでの買いポジションの数が大きければ上昇の動きはより抑制されるでしょう。


次は売りポジションを持っている場合です。下落トレンドという想定ですから、売りポジションを持っている方は利益が出ています。しかしそこに上昇のタイミングがあるのであれば・・・

売りの思惑.jpgマジックナンバー前の買い.jpg

と、マジックナンバーを前に買うこととなります。上昇するというのは売りポジションを持っている人にとってはマイナスなことでしかないですから、トレードの期間にもよると思いますがまず買われるでしょう。

マジックナンバー前に上昇.jpg

つまりマジックナンバーを前に相場が上昇してしまうこととなります。上昇したことには変わりはないですが、マジックナンバーが適正の機能することはないでしょう。確実にタイミングがズレてしまいます。


いろいろな思惑を持ってい人がいる以上は、確実に上昇が見込めるマジックナンバーの使い方も色々、上昇してから売る人もいればその前に買う人もおり、その影響のおかげで結局はタイミングがズレるものと思います。

このことから考えても例えトレード方法のタイミングが全く同じものだったとしても、一般に広まると使えなくなることには変わりはないと思います。私も最初はトレードのタイミングが同じなら・・・とも思っていたんですが、すでにポジションを持っている人の思惑を考えるとこうなるようです。あくまでも推測ですが、自分でも同じ状況ならこのようにするでしょうし、それほど間違ってはいないと思います。

と、まぁトレード方法を公開(売却等含め)したい気持ちはなんとなくわかるのですが、本当に利益を上げていけるトレード方法なのであれば人に教えるのは損しかないと思います。どのような運用をしていくかは人それぞれですが、勝てるトレード方法は10年20年単位で見れば莫大な利益を上げてくれるのは間違いありません。例え年利10%の単利でも、20年後には+200%、かなりの利益です。そのような勝てるトレード方法を他人に教えるメリットはこのメリットを超えるものでしょうか? おそらく何度考えたとしても「公開するメリット<公開するデメリット」というのは変わらないと思います。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月07日 17:07 | Comment(2) | 小ネタ

ユーロドル1.2000を切る 次の懸念はハンガリー

本当であれば「管総理就任」のニュースを取り上げようと思ったのですが、テレビでもそれほど取り上げていないですし、金融に関してはきつい、「レバレッジの規制を12.5倍までにする」とか言いそうなイメージなので今回は別のニュースを取り上げます(笑)。

ずいぶん前のことですが、去年の10月に「ユーロドルが1.5000に近づいていますが・・・」という記事を書いていました。あれから半年の月日が流れ今のユーロドルは・・・以下引用です。

ニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで下落し、4年超ぶりに1.20ドルを割り込んだ。米株価が3%超下落するなか、欧州の債務危機拡大をめぐる懸念が圧迫した。

また、ハンガリーがギリシャと同様の債務危機に陥る可能性があるとの懸念が高まり、ユーロに対するセンチメントは悪化した。ハンガリーの通貨フォリントは対ユーロで1年ぶりの安値をつけた。

引用元:ユーロが1.20ドル割れ、ハンガリー財政懸念高まる=NY市場 | ビジネスニュース | Reuters


ついに1.2000を切りましたか。去年の11月から急落しているユーロなので、当然と言えば当然なのかもしれませんが、持ち直す可能性は何度もあったでしょうし、非常に強い下落なのだろうと推測できます。

今までの下落というのはずーっとギリシャの影響だったわけですが、ここでついに、というわけでもないかもしれませんが、第二の懸念が出てきたようです

今回懸念されているのは「ハンガリー」。引用したニュースにもありますがギリシャと同じような危機の可能性があるそうです。これはまた別ニュースを引用したいと思います。

4月に8年ぶりに政権交代したばかりのハンガリーのオルバン新政権は4日、財政赤字が大幅に拡大する可能性が高いことを明らかにした。新政権は、社会党前政権が「粉飾」していたとの見方を示しており、政権交代に伴う赤字隠しの発覚が引き金となった「ギリシャ危機」の二の舞いとなる、との懸念が強まっている。

ロイター通信などによると、与党フィデス・ハンガリー市民同盟の幹部が3日、財政状況が予想より悪く、ギリシャ危機がハンガリーで起こる危険があると発言。オルバン首相の報道官は4日、社会党前政権時代に財政赤字のデータが改ざんされたと指摘。「ギリシャでも経済データが改ざんされ、(債務不履行の危機の)正念場がきた。ハンガリーはその手前だ」と危機感をあらわにした。

引用元:ハンガリー:「赤字粉飾」新政権指摘 信用不安、再発懸念 - 毎日jp(毎日新聞)


日本ではこういうことがないといいんですが(笑)、政権が赤字を隠していたことが発覚し、財政危機の可能性が勃発というギリシャのパターンをそのままにハンガリーでも同じことが発生したようです。ハンガリーの通貨はハンガリーフォリントなのでユーロを使ってはいないですが、EUの加盟国であり、しかもユーロ導入を目指していたという背景があります。

ギリシャの次はハンガリー、と言い切ることはできなさそうですが、影響がないということはないと思います。まだギリシャにも注目しておく必要がありますが、ハンガリーの情報も確認しておいた方が良いと思います。

それにいてもユーロはどこまで下がるのでしょうか、「1ユーロ1ドル」というのもあり得ない話ではないのかもしれません。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月06日 17:43 | Comment(0) | FX時事ネタ

ゼロハジのテクニカル分析 6月5日版

最近はコメントが増えてきてくれて大変うれしいです。コメントを開放してからはなかなかコメントが増えなかったのですが、ようやくブログらしくなってきた感じでしょうか。

しかし予想通りではありますが、スパムコメントは多いですね。見つければすぐに消すのでほとんど目につくことはないと思いますが、今日は朝5時にスパムコメントが付いてましたからさすがに消すまでに数人の人は見てしまったのかなと思います。

しかも内容がかなり卑猥で・・・IPで規制すれば大丈夫なのかなと思ったのですが、IPって基本的に変わるものらしいですね。私のも確認してみましたがほぼ毎日変わってました。これでは規制のしようがありません

まぁもうちょっと様子を見ますが、スパムコメントなんてどこにでもありますし、そんなに気にしなくていいのかもしれないですね。


と、前回(ゼロハジのテクニカル分析 5月29日版)の評価に行きたいと思います。

ユーロドル:売りという予想で今回も勝ちでしたね。ストップは1.2475なのでストップにもかかっていないですし、週明け売りとすると300Pips以上勝ちの可能性がありました。2週連続の大勝です。評価は90点です。

ドル円:相変わらずファンダメンタルが強いです。今週は鳩山総理大臣の辞任、円安が良いという認識の管総理大臣の就任ということで結構強く動いたと思います。予想はスルーでしたが、トレンドは上昇トレンド、日足での上昇トレンドラインを元に綺麗に反発した形での上昇でした。評価は20点です。前回を買いでいっても良かったと思います。

最近は予想が結構当たりますね。ユーロドルは強い下落なのでそれに合わせて売っているだけですが、想定ではなく実際にトレードしても利益を上げられそうな気もしてきました。まぁ私は麻雀ゲームで1回負けただけでイライラするぐらいなので、精神的負担の大きい裁量トレードに手を出すつもりは全くないですが(笑)。


さて、絶好調の予想に行きましょうか。まさかこんな予想を鵜呑みにする人もいないと思いますが、投資は自己責任でお願いします。

ユーロドル:変わらず売りです。週明けに窓が開けて上昇する気がしますが(最近の相場パターン)、窓開け後の売りが来週の戦略です。もちろん窓は開けなくても売りますが、窓が開けた場合には直後の激しい動きは避けるということです。来週は売り、ストップはやや大きいですが1.2225です。取引が終わる前に急激に下落しているので、週明けは多少戻るという予想です。その時に窓開けも発生することでしょう

ドル円:こちらは買いです。日足では下落トレンドラインと上昇トレンドラインのトライアングルを形成していましたが、下落トレンドは明らかに破られていますし、上昇トレンドラインできれいに反発しているところを見ると現在は上昇トレンドなのかなと思います。ということで来週の想定トレードは買い、ストップは90.40です。


最後になって完全に忘れていましたが、昨日の金曜日に2勝したということで現在のトレードは1敗まで詰めてきました。そこで現在のトレード方法「アレンジ版」を捨て、来週からは「オリジナル版」にトレード方法を変更します

ポジションサイジングもそのまま、基本的な要素もほぼ同じですが仕掛けのタイミングが変わりますからトレード回数が増加、結果も多少良くなるはずです。まだあくまでもリアル口座での検証ということとなりますが、基本は変わりませんからポジションの数は変えません。よほどのことがなければそのまま採用となるでしょう。

現在のアレンジ版は一旦デモ口座での検証に移し、オリジナル版が成功すればアレンジ版はサヨウナラということになるでしょう。自分では有効だと思っていますし、実際に有効な結果も出したトレード方法ですから、ただ捨てるのはもったいないので、シグナルの配信(記事)も考えています。実際どうなるかは分かりませんが、今月のトレード結果あたりにそのあたりのことを書くかもしれません。まぁそのまま忘れてしまうのが私のパターンなわけですが(笑)。


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posted by ゼロハジ at 2010年06月05日 15:47 | Comment(2) | 今後の相場観